わたしたちの停留所と、書き写す夜 / キム・イソル
¥2,200
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〈以下、版元ウェブサイトより〉
わたしの言葉を、
わたしはまだ取り戻せるだろうか。
40代未婚無職の「わたし」は、老いた父母やDVを受けて実家に戻ってきた妹親子のケア労働に果てなく追われ、詩人になる夢も「あの人」とのささやかな幸せもすべてを諦めて生きている。一日の終わりに、好きな詩を筆写することだけが自分を取り戻す時間であった「わたし」が、それすら失ってしまう前にとった選択とは――。
いま「停留所」に佇んでいるすべての人たちにおくる、
韓国フェミニズムのうねりのなか生まれた
真に大事なものを静かに問いかける「人生小説」。
定価:2000円+税
判型:四六変・並製
頁数:136ページ
装丁:鈴木千佳子
発売:2025年10月30日
原題:우리의 정류장과 필사의 밤
ISBN:978-4-909910-31-8
著者:キム・イソル(김이설)
2006年『ソウル新聞』新春文芸に短篇小説「十三歳」が当選して作家活動を始める。短篇集『誰も言わないこと』『今日のように静かに』、長篇小説『汚れた血』『幻影』『線画』『私たちが安堵しているあいだ』がある。第1回ファン・スンウォン新進文学賞、第3回若い作家賞、第9回キム・ヒョン文学牌を受賞。邦訳に、短編「更年」(斎藤真理子訳、『ヒョンナムオッパへ 韓国フェミニズム小説集』、白水社所収)がある。本書は初の単行本邦訳。
訳者:小山内園子(おさない・そのこ)
NHK報道局ディレクターを経て、延世大学校などで韓国語を学ぶ。訳書に、ク・ビョンモ『破果』『破砕』(岩波書店)、カン・ファギル『大仏ホテルの幽霊』(白水社)など多数。著書に、『〈弱さ〉から読み解く韓国現代文学』(NHK 出版)がある。
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