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「おくのほそ道」を読む 決定版 / 長谷川櫂
¥1,100
〈以下、版元ウェブサイトより〉 芭蕉にとって「おくのほそ道」とは。紀行文最高峰の『おくのほそ道』とはなにか。 この旅で芭蕉が出遭った人生観、不易流行とかるみとは。全行程を追体験しながら、その深層を読み解く。 定価:1,100円(10%税込) 判型:文庫判 ページ数:336頁 刊行日:2025/05/08 ISBN:978-4-480-44026-6
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絵本をみる眼 / 松居直
¥1,320
〈以下、版元ウェブサイトより〉 よい絵本とは? よい絵本とはどんな絵本か? 『ぐりとぐら』『だるまちゃんとかみなりちゃん』を送り出した名編集者が考える絵本の本当の魅力とは。 定価:1,320円(10%税込) ISBN:978-4-480-44031-0 Cコード:0195 整理番号:ま-56-2 刊行日:2025/05/08 判型:文庫判 ページ数:368頁 解説:古川信夫
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いろいろな本屋のかたち
¥1,650
〈以下、本のすみかさまウェブサイトより〉 移動型・イベント・オンライン・間借り・シェア型書店・他業種の店舗内・山の上など多種多様なかたちで本を売る「いろいろな本屋」の活動について、8名の本屋店主の方々に執筆いただき、まとめた本です。 参加本屋:くらしの本 ponte、ブックスタンドYori、Books移動祝祭日、クマヒコ書房、KAZENONE BOOK、杣Books、すなば書房、いどうほんやKOKO、本のすみか 発行:本のすみか ページ数:128 判型:B6判 発行年月日:2024年11月1日 初版
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ギンガムチェックと塩漬けライム / 鴻巣 友季子
¥1,980
〈以下、版元ウェブサイトより〉 小説の読み解き方がわかる。知ってるつもりだったあの名作の、新たな顔が見えてくる! 『嵐が丘』は、相続制度と法律知識を駆使した「不動産小説」だった? アトウッドの『侍女の物語』は現代アメリカがモデル? 不朽の青春小説『ライ麦畑でつかまえて』は、太宰の『人間失格』に似ている? これからのポストヒューマン時代に必読の作家、カズオ・イシグロー 当代一の翻訳家・文芸評論家である著者が、誰もが知る名著を全く新しい切り口で解説し、小説のあじわい方を指南する大人向けブックガイド。 あの名作の知られざる“顔”が見えてくる! 誰もが一度はふれたことのある古典的名著から、今こそ読むべき現代作家の“問題作”まで。 著者の翻訳家としての歩みのなかで、思い出深い作品、折にふれて読み返す、大切な名著たちをここに紹介。 翻訳者ならではの原文(英語)の読み解きや、作品理解の深まる英語トリビアがちりばめられていますので、翻訳家志望の方や、英語学習者も楽しめます。 発売日 2025年04月18日 価格 定価:1,980円(本体1,800円) 判型 四六判 ページ数 260ページ 商品コード 0081987 Cコード C0095(日本文学評論 随筆 その他) ISBN 978-4-14-081987-6
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生活は物語である 雑誌『クウネル』を振り返る / 木村衣有子
¥2,200
〈以下、版元ウェブストアより〉 上京して半年も経たない2002年春、クウネルの表紙には大きく「ここから始まる私の生活。」との文言が記されていた。それよりも小さく、誌名の上にちょこんと配置されており、以後、76号までずうっと掲げられるキャッチフレーズ「ストーリーのあるモノと暮らし」よりも、そのときの私には、響いた。 「都市における革新性に対して再発見されたローカルにおける保守性の新しさ」と、ツバメ田中さんは口早に言い「宛先がわからない雑誌だったからこそ、僕のような本来手に取らないはずの存在にまで届いたんですよね」と続けた。それから少しだけ間を置いて、こう言い直した。 「僕にとって初期クウネルは、年代、世代、性別を越えた空き地に突如として現れた小さくて感じのいい家のようだったんです」 (本文より) さよなら、雑誌文化。 ハロー、SNS。 レシピ本。住居。生活。食。モノとの距離。スローライフ。ていねいなくらし。家事。フェミニズム。ジェンダー。読んでいた人たちの、生き方の変遷。 平成から令和へ。 文筆家・木村衣有子がひとつの時代の分水嶺を、雑誌『クウネル』とともに総括する。 文化論のようでいて、極私的な手触りの、ファンタジーと現実を行き来するクウネルと雑誌文化への濃厚なオマージュ。 四六判変型(188×115) 並製 160頁
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本と子どもが教えてくれたこと / 中川李枝子
¥1,430
〈以下、版元ウェブサイトより〉 名作絵本『ぐりとぐら』『いやいやえん』を生み出した本と子どもとの出合い。巻末に手書きのメッセージ、おすすめのブックリスト付。 出版年月|2025/04 ISBN|9784582769883 判型・ページ数|B6変・128ページ
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カラー版 本ができるまで 増補版
¥1,320
〈以下、版元ウェブサイトより〉 一緒に本作りの歴史を調べ、印刷、製本の現場を訪ねてみませんか。 美しく、丈夫で読みやすい本を作るためにどんな工夫がされているのか……。 印刷業界のデジタル移行期に刊行された初版から約20年。 大きな変革を支えた技術者たちの声から当時を振り返りつつ、 今なお引き継がれている本作りへのこだわりを紹介します。 刊行日|2025/04/18 体裁|新書・234頁 ISBN|9784005009992
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町の本屋はいかにしてつぶれてきたか / 飯田一史
¥1,320
SOLD OUT
〈以下、版元ウェブサイトより〉 なぜ町から本屋が消えていくのか? 複合店化、大型書店の登場、ネット書店の台頭……戦後書店史をたどり、出版流通の課題を考える。 シリーズ・巻次|平凡社新書 出版年月|2025/04 ISBN|9784582860795 判型・ページ数|新書・352ページ
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立ち読みの歴史 / 小林 昌樹
¥1,320
SOLD OUT
〈以下、版元ウェブサイトより〉 立ち読みの歴史は読者の歴史。かつてない読書史! 日本特有の習俗である「立ち読み」。一体いつ、どこで始まったのか? その歴史を丹念に辿ると、江戸から明治にかけての「書物の近代化」、そして「読者」の誕生が見えてくる! 国立国会図書館でレファレンス担当を15年務めた著者がその技術を尽くした野心作 判型 新書判 ページ数 200 ISBN 9784153400436
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文庫本千秋楽 / 坪内祐三
¥2,750
SOLD OUT
〈以下、版元ウェブサイトより〉 坪内祐三のライフワーク! 2020年1月に急逝した評論家・坪内祐三氏がライフワークとして亡くなる直前まで健筆をふるった週刊文春の連載コラム「文庫本を狙え!」第886回(2016年4月7日号掲載)から第1056回(2020年1月23日号掲載)までの170回分と本の雑誌増刊「おすすめ文庫王国」に1999年から20年にわたって書き続けた「年刊文庫番」を1冊に結集。 2016年4月から4年弱の新刊文庫ガイドと毎年の文庫のトピックスで、21世紀の20年間の文庫界を坪内流に俯瞰する文庫出版文化史です。 ■四六版並製 ■544ページ ISBN978-486011-450-3
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【サイン本】暗がりで本を読む / 徳永圭子
¥1,760
〈以下、版元ウェブサイトより〉 はかりきれないものを、本は包んでやってくる。 日々書店店頭に立ちながら、さまざまな媒体で凛々しく透明感のある文章で本を紹介してきた著者による初の著作。 ラジオから流れて来る思わず耳を傾けたくなるパーソナリティーのウィスパーボイスのような、あるいは遠く離れた知人から届く手紙のような、心に届く丁寧な文章で綴られる書評集です。 紹介されるのはひっそり本屋さんの棚で読者に手にとられるのを待っている本たち。決して大きな声ではなく、小さな声で本の良さが語られます。 ■四六判簡易フランス装 ■208ページ 978-4-86011-448-0
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文庫本は何冊積んだら倒れるか / 堀井憲一郎
¥1,760
〈以下、版元ウェブストアより〉 ホリイのゆるーく調査 本にまつわる役に立たないことをゆるーく調査する。 そんなこと調べてどうするの?! 誰も驚かない驚異のレポート! ■四六判並製 ■272ページ 〔目次 調べたこと〕 ●文庫本は何冊積んだら倒れるか ●『坊っちゃん』のしおりは何Pに挟まっているか ●ハヤカワ文庫と講談社文庫のすきまに住めるのは何か ●いろんな文庫本をハダカにしてみた ●うろおぼえのベスト10 ●川端さんの文庫解説を奮発したのはだれか ●文庫カバーの長さは一尺三寸である ●未読の悪魔はどれくらいで取り憑くか ●小説をめちゃ速読してみる ●50年前のSFベスト10を途中まで読む ●新潮文庫15年の作家の違いを眺める ●必殺ホリイの文庫棚歩数測り! ●『吾輩は猫である』を注だけで読む! ●文庫の解説はいつ読むのか ●サガンさんは今どうしているのか ●人は一年に何冊本を読むのか ●文庫を左手だけで読んでみる ●文庫本のてっぺんから背表紙の一番上の文字までを測ってみる ●筒井康隆文庫の古書価を調べてみる ●岩波文庫の緑メンバーの生年を調べてみる ●岩波文庫〔緑〕の欠番を調べてみる ●ノーベル文学賞作家をどれくらい読んだか ●昔の小説の横文字を調べてみる ●海外古典名作の書き出しを調べてみる ●名文をパソコンで書き写してみる ●名作の段落を数えてみる ●名作をどこまで嚙まずに音読できるか ●新旧ボヴァリー夫人の変化を追う ●ノーベル文学賞の高齢受賞者を調べてみる ●詩人はどれだけ文庫に入っているか ●本屋大賞受賞作は100gいくらか ●小説家は何歳くらいまで生きていたのか ●作家の名前はどの文字から始まるのが多いか ●講談社現代新書で生年を明かしていないのは誰か ●『我が心は石にあらず』に書き込まれた難読漢字印 ●100年で漢字率はどう変わったか ●芥川龍之介賞は何色がよく取っているのか ●タイトルと印象の違う小説を読んでみる ●ドストエフスキーの値段を調べてみる ●『細雪』を副音声解説付きで読む ●英米日姉妹物語を読んでみる ●70年代京都の書店を懐かしむ ●名作文庫の上下巻の部数を比べてみる ●長い名作文庫の各巻の部数を比べてみる ●『流転の海シリーズ』で死んだ人を数える ●名前が覚えられない『悪霊』の登場人物 ●週刊少年ジャンプで打ち切られた漫画を顧みる ●新書のタイトルの長さを調べてみる ●ジャンバルジャンはどれぐらい出てこないか ●続・ジャンバルジャンはどれぐらい出てこないか
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本屋、ひらく
¥1,870
〈以下、版元ウェブサイトより〉 この町に、本屋があったらいいなと思った。 「書店が減っている」といわれる中で、新しい本屋を開く人たちがいる。そんな22人がリアルな言葉で綴る、本屋への想いと商いの日々。 [登場書店] 本屋・生活綴方 葉々社 本屋イトマイ ポルベニールブックストア UNITÉ 冒険研究所書店 BOOKNERD PEOPLE BOOK STORE つまずく本屋ホォル 小声書房 NAYABOOKS TOUTEN BOOK STORE 本のお店スタントン 本は人生のおやつです!! 本屋ともひさし 本と、珈琲と、ときどきバイク。 汽水空港 本の轍 BOOKSライデン aru TUGBOOKS バックパックブックス [コラム 本屋について知る] すずきたけし 渡辺佑一(一冊!取引所) 下田裕之(早春書店) 和氣正幸(BOOKSHOP TRAVELLER) ■四六判並製 ■280ページ ■ISBN978-4-86011-477-0
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選んで、語って、読書会〈1〉
¥880
〈以下、版元ウェブサイトより〉 誰もが一度は人生のなかで、忘れられない作品と出会ったことがあるのではないでしょうか。アンソロジーには、誰かが長い時間をかけてそれらをあつめた宝箱を見せてもらうような愉しみがあります。当代きっての読書家である作家三人が、お互いの“とっておき”をひとつずつ見せあいながら編まれたアンソロジー。きっとあなたにとっても宝石のごとき一編と出会えるはずです。 □目次 「括弧の恋」井上ひさし 「秘嶺女人綺談 付・私的探偵小説感」高村信太郎 「十二月の窓辺」津村記久子 「青塚氏の話」谷崎潤一郎 「さようなら、ハーマン」ジョン・オハラ/浅倉久志訳 「梅の家の笑子姐さん」柳家小三治 「北条義時──はじめは駄馬のごとく」永井路子 「閃くスパイク」フランク・オルーク/稲葉明雄訳 「同じ夜空を見上げて」三崎亜記 「選んで、語って、読書会1」(※編者三人の座談会) 有栖川有栖/北村薫/宮部みゆき 編 判型:文庫判 ページ数:318ページ 初版:2025年3月28日 ISBN:978-4-488-40064-4 装画:大野隆司 装幀:東京創元社装幀室
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選んで、語って、読書会〈2〉
¥880
〈以下、版元ウェブサイトより〉 本を読むとき、私たちはひとりきりです。けれども、本の向こうにはそれを書いた誰かがいて、同じその本を読んだ誰かもきっといます。一冊の本がひととひとを繋ぎ、さらに別の本にも繋がっていく面白さ。当代きっての読書家三人によって編まれたこのアンソロジーは、巻末に編者らによる読書会も収められています。ひとりではないからこそ豊かにひろがる読書の喜びを、あなたにも。 □目次 「二〇〇二年十月十七日(木)」宮沢章夫 「パニック」安部公房 「檜山騒動」海音寺潮五郎 「低空飛行」多島斗志之 「麻畑の一夜」岡本綺堂 「革鞄の怪」泉鏡花 「喋る男」小泉吉宏 「塔」夕木春央 「ハードシェル」ディーン・R・クーンツ/大久保寛訳 「選んで、語って、読書会2」(※編者三人の座談会) 有栖川有栖/北村薫/宮部みゆき 編 判型:文庫判 ページ数:334ページ 初版:2025年3月28日 ISBN:978-4-488-40065-1 装画:大野隆司 装幀:東京創元社装幀室
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365日のほん / 辻山良雄
¥1,540
〈以下、版元ウェブサイトより〉 春、夏、秋、冬……過ぎゆく毎日に1冊の本を。話題の書店「Title」の店主が、暮らしを彩るスタンダードな本365冊を紹介。どこでも、どこからでも楽しめる完全書きおろし。 春、夏、秋、冬……過ぎゆく毎日に、暮らしを彩る1冊の本を。 オープン以来大きな話題を呼んでいる書店「Title」(タイトル)の店主が、 これからの新しいスタンダードともいえる本・365冊を、季節毎にそっと紹介。 気鋭のイラストレーター・中山信一氏によるかわいらしいイラストも満載。 手軽な文庫サイズで、本棚の片隅にいつも置いておきたい、 どこでも、どこからでも楽しめる、ブックガイド。 単行本 A6変形 ● 408ページ ISBN:978-4-309-02634-3 ● Cコード:0095 発売日:2017.11.24
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小さな泊まれる出版社 / 真鶴出版
¥2,860
神奈川県の足柄下郡にある真鶴町。真鶴出版は情報を発信しながら、訪れた人を宿へ受け入れる「泊まれる出版社」を営んでいます。本書では、2017年1月から始まった「真鶴出版2号店」をつくる物語が中心に綴られています。予算やスケジュールなどのリアルな情報も織り交ぜてあり、仕事づくり・場所づくりを学ぶ人にとっては参考になる一冊です。 【書誌情報】 体裁:A5変形 ページ数:176ページ
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読書は鼻歌くらいでちょうどいい / 大島梢絵
¥1,540
SOLD OUT
年間およそ150冊を読破し、SNSでの読書記録が話題の大島梢絵さん。 「本はもっと気軽に読んでほしい」という思いから、自身の読書スタイルについて綴られています。 本と仲よくなりたいあなたに、ぜひお手にとっていただきたい一冊です。 【書誌情報】 著者:大島 梢絵(著) 定価:1540円(10%税込み) ISBN 9784777830657 単行本(ソフトカバー) 本文144ページ 2024年5月10日初版発行
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文章を書く人のための 同人誌・ZINE 本文デザイン入門
¥2,420
SOLD OUT
〈以下、版元ウェブサイトより〉 ノンデザイナーに向けた「本文デザイン」の考えかた 小説/雑誌/技術書/シナリオブックなど文字を主に扱う同人誌・ZINEを制作している or したいと考えているノンデザイナーに向けた本文デザインの入門書。装丁のデザインは想像しやすいですが、本文デザインというとなんだか難しそうと考えてしまいがちです。この書籍では、実際に著者がデザインをはじめたころに困ったことや知りたかった情報を「基本の一歩目」ということで、できるだけ簡単に必要な箇所に絞って解説していきます。 6部構成となっており、PART1では主に本文デザインに関する基礎知識を、PART2〜4では小説/技術書・ZINE/シナリオブックと、それぞれのテーマごとに組版のコツと見本を、PART5ではデータを本にするとき、必要となってくる印刷の基礎知識を解説します。また、PART6では優れたデザインの実例をご紹介します。 「何から手を付ければいいのかわからない」「なかなか思うようにデザインできない」「かっこいい同人誌のデザインの詳細が知りたい」といった場面でこの本がお役に立てたらうれしいです。 ISBN:978-4-8025-1300-5 定価:本体2,200円+税 仕様:B5判変型/160ページ 発売日:2025年1月29日 著者:welca、髙山彩矢子 デザイン:髙山彩矢子
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あなたの代わりに読みました / 斎藤美奈子
¥1,980
〈以下、版元ウェブサイトより〉 10年間、あなたの代わりに読んできました。話題書150冊の「肝の1文」を並べてみたら、いまの日本に至るまで、10年間の進歩、退歩、あし踏みが見えてくる。「週刊朝日」連載の「今週の名言奇言」を再編集・再構成した一冊。 ■現代社会を深掘りしたら ニュースの表と裏を読む 脱・差別への処方箋 職場と家庭で起きていること 地域の再生に秘策はある? ■文芸作品から社会が見える フィクションが現実を超えるとき 青春はシュール、家族もシュール 仕事あっての人生だから 文学のトレンドは老後にあり 本当は怖い文学の舞台裏 ■文化と暮らしと芸能と 歴史っておもしろい ネット時代の読む・書く・話す 暮らしと人生のレシピ あの人の言葉が聞きたい ISBN:9784022519719 定価:1980円(税込) 発売日:2024年5月20日 四六判並製 352ページ
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背表紙の社会学 / 水無田気流
¥1,980
SOLD OUT
〈版元ウェブサイトより〉 本の背表紙をながめれば、あなたの暮らす社会が見えてくる すべての本には意味がある。ジェンダー、セクシュアリティ、身体、高齢化、家族、犯罪、人種、移民、階級、不平等、貧困、ケア、労働、政治、メディア、コミュニケーション、教育、宗教、都市、消費など、あらゆるテーマが「刻印」された本を「解剖」し、その「心臓」部分を取り出す。詩人でもあり社会学者でもある著者とともに、勇気のまなざしで、忘れていた希望や理想を取り戻すためのヒントを探す。 1,980円(本体1,800円) 発売日2020年11月25日 ISBN978-4-7917-7324-4 [著者]水無田気流(みなした・きりう) 1970年神奈川県生まれ。詩人、社会学者。早稲田大学大学院社会科学研究科博士後期課程単位取得満期退学。現在、國學院大學経済学部教授。詩集『音速平和』(思潮社)で中原中也賞を、『Z境』(思潮社)で晩翠賞をそれぞれ受賞。その他の主な著書に『「居場所」のない男、「時間」がない女』(ちくま文庫)、『シングルマザーの貧困』(光文社新書)、『無頼化した女たち』(亜紀書房)などがある。
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校正・校閲11の現場 こんなふうに読んでいる / 牟田都子
¥2,200
〈以下、版元ウェブサイトより〉 言葉のあるところには、すべて校正がある。 世の中には様々な校正・校閲の現場があるはずなのに、現場に関わる人以外にはなかなか中が見えづらい。本書は、校正者の牟田都子さんが11箇所の校正・校閲の現場で働く方々に取材をした対談集です。 マンガ、レシピ、テレビ、辞書、ウェブ、法律書、スクール、地図、新聞、商業印刷物、雑誌、それぞれの現場における特徴や進行の仕方、仕事の醍醐味や難しさを伺い、その現場特有の仕事道具や、どのような経緯で今の仕事に就いたのかなども教えていただきました。 校正・校閲に興味のある方、言葉そのものに関心のある方にぜひ手にしていただきたい内容です。
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探していたのはどこにでもある小さな一つの言葉だった / 若松英輔
¥1,760
〈以下、版元ウェブサイトより〉 【日本経済新聞で話題の連載「言葉のちから」書籍化】 〈お金では買えない「人生の富」はどこにある?〉 NHK「100分de名著」でお馴染みの批評家が、「手放す」「信じる」「応答する」「聞く」「読む」「書く」などの小さな言葉から、深く生きるためのヒントを照らすエッセイ集。 ********** 解答を多く持つ人は、世のなかで華々しく活躍するかもしれない。 しかし私は、存在の深部で人生の問いに応答し続ける人たちにも出会ってきた。 そうした人たちと言葉を交わすたび、財産とはまったく異なる人生の富と呼びたくなるようなものを受け取る。(本文より) ********** 【目次】 この本の用い方―はじめに 1.失われた物語性を求めて……新美南吉 2.老いて増す能力……永瀬清子「第三の眼」 3.花について……岡倉天心『茶の本』 4.読書家・購書家・蔵書家……井筒俊彦とボルヘス 5.伝統と因習について……池田晶子の教え 6.話す・書く・聞く……金子大栄「対応の世界」 7.信念について……小林秀雄・論語・坂村真民 8.かなしみとは……鈴木大拙『無心ということ』 9.良知とは何か……王陽明の教え 10.偶然と運命について……九鬼周造の思索 11.人生の問い……C・S・ルイス『悲しみをみつめて』 12.言葉を練磨する……マラルメ「詩の危機」 13.本との出会い……石垣りんの詩と随筆 14.たった一つの言葉……サン=テグジュペリと須賀敦子 15.研究・調査・読書……井筒俊彦の創造的「誤読」 16.意志について……フィヒテ『人間の使命』 17.画家の原点……中川一政『画にもかけない』 18.写生について……正岡子規から島木赤彦へ 19.創造的に聞く……ミヒャエル・エンデ『モモ』 20.抽象と具象について……道元『正法眼蔵』 21.読むことの深み……ドストエフスキーをめぐって 22.想像力について……三木清『構想力の論理』 23.好奇心について……アーレントとモーム 24.手放すとは……『ゲド戦記』と美智子さまの詩 25.深秘とは……リルケと原民喜 おわりに ブックリスト ********** 【著】若松 英輔 【画】西 淑 価格 1,760円(税込) 発売日 2024年9月26日 判型 四六判 製本 上製 頁数 164頁+カラー12頁 ISBN 978-4-7505-1857-2
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自分の人生に出会うために必要ないくつかのこと / 若松英輔
¥1,760
〈以下、版元ウェブサイトより〉 〈日経新聞で話題の連載「言葉のちから」待望の書籍化〉 古今東西の名著の中には、生きるための知恵、働くうえでのヒントが詰まっている。 NHK「100分de名著」でお馴染みの批評家による、自分の本当のおもいを見つけるための言葉。 ********** 【目次】 この本の用い方……はじめに 1.言葉の重みを感じとる……神谷美恵子『生きがいについて』 2.事実と真実を感じわける……遠藤周作『イエスの生涯』『深い河』 3.沈黙の世界、沈黙のちから……武者小路実篤「沈黙の世界」 4.世界と向き合うための三つのおきて……柳宗悦「茶道を想う」とノヴァーリス「花粉」 5.叡知を宿した人々……ユングとメーテルリンク 6.語られざるおもい……司馬遼太郎と太宰治 7.美とは己に出会う扉である……岡本太郎のピカソ論 8.書くとは時に止まれと呼びかけることである……夏目漱石と鷲巣繁男 9.心だけでなく、情[こころ]を生きる……ピカート『沈黙の世界』 10.人生のモチーフ……小林秀雄『近代絵画』 11.書くとはおもいを手放すことである……高村光太郎と内村鑑三 12.人生はその人の前にだけ開かれた一すじの道である……アラン『幸福論』 13.経験とは自己に出会い直すことである……ヴェーユ『重力と恩寵』 14.ほんとうの私であるための根本原理……志村ふくみ『一色一生』 15.思考の力から思索のちからへ……ショーペンハウアーの読書論 16.観るとは観えつつあることである……今西錦司の自然観 17.本質を問う生き方……辰巳芳子さんとの対話と『二宮翁夜話』 18.ことばは発せられた場所に届く……河合隼雄と貝塚茂樹 19.賢者のあやまり……湯川秀樹『天才の世界』 20.三つの「しるし」を感じとる……吉田兼好『徒然草』 21.力の世界から、ちからの世界へ……吉本隆明『詩とはなにか』 22.書くことによって人は己れに出会う……ヴァレリーの『文学論』 23.念いを深める……ティク・ナット・ハン『沈黙』 24.運命に出会うために考えを「白く」する……高田博厚とロマン・ロラン 25.着手するという最大の困難……カール・ヒルティ『幸福論』 26.語り得ないこと……リルケ『若き詩人への手紙』 27.沈黙の意味……師・井上洋治と良寛 あとがき ブックリスト ********** 【著】若松 英輔 【画】西 淑 価格 1,760円(税込) 発売日 2024年4月22日 判型 四六判 製本 上製 頁数 184頁+カラー口絵12頁 ISBN 978-4-7505-1832-9