-
【サイン本】ドロップぽろぽろ / 中前結花
¥1,430
*サイン本はお一人一冊まででお願いいたします。 二冊以上のご注文は自動的にキャンセルいたします。ご了承くださいませ。 〈以下、著者noteより〉 それは、ぽろぽろこぼした涙の記憶——。 何かを訴えたり、求めたり。 そんなそんな意味のある涙ではないのです。 ただ嬉しかったり悲しかったり。 こらえようと思ったけれども、 ぽろぽろ流れてしまった小さな涙について書いた、 大人のあなたに送る11編のエッセイ集です。 【書誌情報】 B6判 187ページ デザイン:飯村大樹 装画:ちえちひろ
-
【サイン本】好きよ、トウモロコシ。/ 中前結花
¥1,650
(以下、版元ウェブサイトより) 家族の食卓、上京した朝、あの夏の恋——。 レコーダーを再生するように記憶が溢れ出す。 糸井重里氏、麒麟・川島明氏推薦! 人の心の機微やノスタルジーを繊細に描く文章に定評があり、Webメディアを中心に人気を集めるエッセイスト 中前結花の初エッセイ集です。 書き下ろしを含む14篇を収録。 装画、挿絵はイラストレーターの北村人氏が担当しています。 「どんぐりを拾うみたいに、プールのなかで宝探し遊びをするみたいに、ビービーダンを集めるみたいに。とりとめもないけど、わたしにはきらきら光って見えたもの。そんなものを集めてそっと書いてみようと、この本はそういうわけなのです。」(「はじめに」より)
-
数学の贈り物 / 森田真生
¥1,760
〈以下、版元ウェブサイトより〉 いま(present)、この儚さとこの豊かさ。 独立研究者として、子の親として、一人の人間として ひとつの生命体が渾身で放った、清冽なる19篇。著者初の随筆集。 目の前の何気ない事物を、あることもないこともできた偶然として発見するとき、人は驚きとともに「ありがたい」と感じる。「いま(present)」が、あるがままで「贈り物(present)」だと実感するのは、このような瞬間である。――本書より 『数学する身体』(新潮社、第15回小林秀雄賞受賞)の著者による待望の2冊目がここに誕生――。 定価 1,600 円+税 判型 B6判変形上製 頁数 160 ページ 発刊 2019年03月20日 ISBN 9784909394194 Cコード 0095 装丁 寄藤文平+鈴木千佳子
-
母の最終講義 / 最相葉月
¥1,980
〈以下、版元ウェブサイトより〉 あの介護の日々は、母から私への教育だった――。 『絶対音感』『星新一』など傑作ノンフィクションの書き手であり、新聞の人生案内も人気な著者の、半生にじみ溢れる名エッセイ集。珠玉の47本。 「ひかえめだけど芯の強い自分と、出しゃばりだけど脆い自分は、一人の人間の中に共存している。仕事や家庭でさまざまな困難に向き合い、へこんだり笑ったりする時間を積み重ねるうちに鍛えられていく。」(p40「揺るがぬ岩より高野豆腐」) 定価 1,800 円+税 判型 四六判並製変形 頁数 176 ページ 発刊 2024年01月18日 ISBN 9784909394996 Cコード 0095 装丁 脇田あすか
-
【サイン本】おかわりは急に嫌 / 古賀及子
¥1,870
*サイン本のためおひとり1冊のご購入とさせていただきます。ご協力くださいませ。 〈以下、版元ウェブサイトより〉 いま大注目のエッセイストによる『富士日記』への道案内。 戦後日記文学の白眉とされる武田百合子『富士日記』のきらめく一節をあじわいながら、そこから枝分かれするように生まれてくる著者自身の日記的時間をつづる。 武田百合子生誕100年の年におくる、日記エッセイの書き手による『富士日記』再読エッセイ。 * * * ルーティーンのなかには細かく細かく、たくさんのいつもの行動がある。繰り返しのことだと、好きだとか苦手だとか、だんだん感じにくくなっていく。「しゃがんで動物に御飯をやる」ことに、ここ、と矢印をつけて好きと言えるのは稀有だと思う。 それくらい、日常というのは人に構ってくれないものだ。(本文より) B6変形判 240ページ 並製 定価 1,700円+税 ISBN978-4-910413-17-4
-
ひとり暮らし / 谷川俊太郎
¥693
〈以下、版元ウェブサイトより〉 結婚式より葬式が好きだ。葬式には未来がなくて過去しかないから気楽である――。毎日の生活のなかで、ふと思いを馳せる父と母、恋の味わい、詩と作者の関係、そして老いの面白味。悲しみも苦しみもあっていいから、歓びを失わずに死ぬまで生きたい。日常に湧きいづる歓びを愛でながら、絶えず人間という矛盾に満ちた存在に目をこらす、詩人の暮らし方。ユーモラスな名エッセイ。 【書誌情報】 頁数 240ページ ISBN 978-4-10-126623-7 定価 693円
-
午前三時の化粧水 / 爪切男
¥1,650
SOLD OUT
〈以下、版元ウェブサイトより〉 40歳を過ぎた体重125キロの作家が、ひょんなことから「美容」と「健康」生活に目覚めたら……。 肌はもちもちプルンプルン、30キロもやせ(リバウンドも)、そして、最後にはなんと結婚!? ドラマ化された『クラスメイトの女子、全員好きでした』に続く、やさしくて、おもしろくて、ためになって、ときに泣ける、前代未聞の「おじさん美容エッセイ」全38篇。 “美容の師”として尊敬する俳優・タレントMEGUMIさんとの特別対談も収録。 2025年3月26日発売 1,650円(税込) 四六判/256ページ ISBN:978-4-08-788109-7
-
あなたのフェミはどこから?
¥1,980
SOLD OUT
〈以下、版元ウェブサイトより〉 個人的でありながらも共通する体験でもあり、連帯する基盤ともなるフェミニズムとの出会いを綴るリレーエッセイ。 安達 茉莉子 著 石原 真衣 著 上田 久美子 著 小川 たまか 著 長田 杏奈 著 小田原 のどか 著 金井 冬樹 著 鴻巣 麻里香 著 高島 鈴 著 武田 砂鉄 著 長島 有里枝 著 能町 みね子 著 野中 モモ 著 藤高 和輝 著 星野 概念 著 松尾 亜紀子 著 松橋 裕一郎/少年アヤ 著 水上 文 著 森山 至貴 著 出版年月 2025/04 ISBN 9784582472349 Cコード・NDCコード 0095 NDC 914.6 判型・ページ数 4-6 176ページ
-
毎日読みます / ファン・ボルム
¥1,980
SOLD OUT
〈以下、版元ウェブサイトより〉 「本を読みたいけど、読めない!」 日々忙しいわたしたちは、どうすればもっと本を読めるだろうか? または、どんな本を読めばいいだろうか? 『ようこそ、ヒュナム洞書店へ』の著者が、具体的な方法と作品タイトルをもって贈る、やさしい読書エッセイ。 焦燥感と罪悪感にかられるあなたの背中を、そっとやさしく押してくれる全53章。 2025年3月5日発売 1,980円(税込) 四六判/248ページ ISBN:978-4-08-773529-1
-
【サイン本】生きる力が湧いてくる / 野口理恵
¥1,980
*サイン本のため、おひとりさま一冊までのご購入をお願いいたします。 〈以下、版元ウェブサイトより〉 百万年書房による暮らしレーベル第7弾。 版元ドットコム「版元日誌」(https://www.hanmoto.com/nisshi1118)で大反響を巻き起こした、『USO』誌編集長にしてrn press社主・野口理恵の初著作。 「私は母と兄を自死で亡くしている。父も十代で他界し、祖父母はもういない。一度結婚をして息子がいるが親権は離婚した元夫がもっている。私はおそらく多くの人がもつ家族観をもっていない。おそらくこれからももつことはできない。」「顔の見えない読者が、ひとりでも、ふたりでも、生きたいと強く思えるような本づくりを(私は)したい」(本文より) 四六変形判 縦118mm 横188mm 厚さ16mm 重さ 203g 224ページ 並製
-
1日が長いと感じられる日が、時々でもあるといい / 小沼理
¥1,980
〈以下、版元ウェブサイトより〉 日記を書くことは、日本で生きているゲイ男性の1人としての「アクティヴィズム」でもあった‒‒ 新型コロナウイルス、東京オリンピック、元首相銃撃事件。著しい社会変化があった3度の夏、それでも生活は続いていく。 迷い、怒り、喜び、苦しみ、考え、先へ向かう、注目のフリーランスライターによる3年間の日記。 私はエラー。この感覚は今も続く。「自分がかかわると事態は必ず悪い方へ進む」というイメージも、やっぱり消えない。でも、それで構わない。身につけてきた生き抜く術に愛着をもっているから、人生をやり直したいとは思わない。そう思えるところまではたどり着いた。今は社会の構造や風潮に問題があると知っていて、変えていきたいと思う。個人的な実感から構造を問う文学や映画、音楽の存在に励まされている。ひどいニュースを見るたび、いい加減にしてくれ、と怒りたくなる。その力で、先へ向かおうとすることはできる。足取りに自信がなくても、進みたい方向ははっきりわかっている。(本文より) 目次 鍵をかけない部屋 消毒日記 2020年 隣人的 2021年 私はエラー 大丈夫 2022年 あとがき 著 小沼理 2022年10月26日発売 装丁 潟見陽 装画 チョン・イヨン 四六版・ソフトカバー・272 頁 ISBN978-4-907053-57-4 定価 本体1800円+税
-
【サイン本】踊るように寝て、眠るように食べる / ひらいめぐみ
¥1,320
SOLD OUT
〈以下、ひらいさんウェブストアより〉 2022年10月31日から2023年3月31日までの日記と、その日記に登場した「もの」や「こと」をテーマに書き下ろしたエッセイ6篇を収録。 * 【以下、本文より一部抜粋】 十一月二十日(日) ダンダダンの麻婆豆腐がすっごくおいしくて、おもわず心の中に味をメモした。「麻婆豆腐」って、字だけ見るとなんかこわい。縦方向の線と横方向の線がごちゃごちゃってなってて、めちゃくちゃ荒れてる手相みたいだ。 一月二十九日(日) 花束を抱えて歩いて帰るのがすきだ。わけもなく、じんわりとうれしくなるから。右手には花束を抱え、左手にはスーパーの袋を下げ、住宅街の中を歩く。風もなく、穏やかな夜。ふと空を見上げると、ほぼ真上に月が浮かんでいた。自分がいなくなったら、このなんでもない時間ごと、なくなってしまうんだな、と思うと、ふいにさみしくなる。喜怒哀楽だけじゃない、穏やかで凪の感情を抱いているときのわたしを、誰かが覚えてくれるのだろうか。 二月一日(水) お店を出ると、のぞむくんが「あの人風鈴好きそうな人だね」と言い「風鈴好きそうな人?」と聞き返すと、「風鈴」ではなく「古着」だった。そうだよね、風鈴好きそうな人ってなかなかいないよね、と自分の聞き間違いにげらげらしながら近くの郵便局へ寄ると、なんとほんとうに風鈴が好きそうな人がいた。 三月十二日(日) 電車を乗り継ぎ、つくば駅へ。えもさんとこうめいさんと、夜ごはんを食べに行く。うれしい話、ここだけの話。帰りはお母さんに駅まで迎えに来てもらい、帰宅。お酒を少し飲んだせいか、少しだけお腹が空いてると言うと、「カレーあるよ」との耳寄り情報が入る。実家を出て以来、たまに帰っても「せっかくだから」と晩ごはんはスーパーのお寿司だったり、お正月だからとお雑煮だったりするので、「もう、お母さんが作るカレーを食べられることはないかもしれないな」と少し前に寂しく思っていたばかりだった。普通に食べられた。うれしい。ふかふかの布団で眠る。 ------------------------- 〈収録作品〉 日記(2022年11月1日〜2023年3月31日) 名付け親 果物一軍選手権 旨みは横に増さない 日本に初めて来た日 変わらない 饒舌な生きもの あとがき ------------------------- A6 / 134p 2023年5月21日初版発行 2025年4月20日第四刷発行 著書 ひらい めぐみ 装丁 花原史樹 本文デザイン ナガサワケンタ
-
おめでたい人 / 寺井奈緒美
¥2,090
〈以下、版元ウェブサイトより〉 日常は「おめでたい」で溢れてる! 歌人・土人形作家・エッセイストとして大注目の著者が「おめでたい」をテーマに書き下ろした最新エッセイ集。ささやかでちょっと間抜けな暮らしをことほぐエッセイ&短歌28篇! ああ、私はパーティーピープルになれるような明るい人間ではありません。 でも、おめでたい人になりたい。 どうか、おめでたく生きる力をください。(「おめでたい人」より) 定価 2,090 円(税込) ジャンル 文芸・評論・エッセイ 詩・短歌・俳句・川柳 刊行日 2025年04月18日 判型/ページ数 四六判 並製 212ページ ISBN 978-4-86528-467-6 Cコード C0095 装幀・装画 犬ん子/装画 名久井直子/装幀
-
パンダのうんこはいい匂い / 藤岡みなみ
¥1,980
パンダ好きが高じて四川省でパンダ飼育員体験、四川省出身の義母が洗面台に泳がすフナ、ラスベガスで生ハム地獄、首吊りショーで生き死にを考え、映画を作っては他者の身体を想像する。海外での体験のみならず、暮らしの中での「異文化」をユーモラスに綴る、藤岡みなみ初のエッセイ集! (版元ウェブサイトより) 【書誌情報】 定価:1,980 円(税込) 刊行日:2022年08月05日 判型/ページ数:四六判 並製 224ページ ISBN:978-4-86528-095-1 装幀・装画:鈴木成一デザイン室/装幀
-
喫茶店の水 / qp
¥2,860
〈以下、版元ウェブサイトより〉 「⽔」から⾒える、喫茶店の世界。 いつまでも眺めていたい。ーー柴崎友香(小説家) 水溶性の幸福な時間が、この本には流れている。ーー幅允孝(ブックディレクター) 著者がこれまで撮り溜めた400店以上の喫茶店の水の写真から85枚を厳選し、類書のないフォトエッセイが誕生しました。 透明感あふれるコップに入った水と、水を通して見るどこか懐かしい喫茶店の光景。誰もが知る有名な純喫茶や、新世代の喫茶店、ふらりと立ち寄った旅先の喫茶店まで、さまざまな喫茶店の水の写真を掲載。すでに閉店している喫茶店もあり、撮影当時の時間に引き込まれることでしょう。独特の感性による、喫茶店と人生をめぐるエッセイ25編も収録。 【書誌情報】 定価:2,860 円(税込) 刊行日:2024年11月08日 判型/ページ数:A5判変形 129ページ ISBN:ISBN978-4-86528-442-3 Cコード:C0072 装幀・装画:名久井直子 【著者プロフィール】 qp (キューピー) 兵庫県出身。おもに画家として活動している。 近年の個展に「明るさ」(2020年)、「紙の上の音楽」(2021年)、「花の絵」(2023年)があり、それぞれ同名の作品集を出版している。
-
BAUをめぐる冒険 / 坂口恭平
¥2,860
〈以下、版元ウェブサイトより〉 「僕はずっと建築家として生きている」 他人の家を建てるのではなく、生活の喜びを与える芸術、自分が生きるための空間をつくりだしてきた。 建てない建築家、坂口恭平の原点にして初の建築探訪記。 インド、ヨーロッパ、アメリカ。6ヶ国の旅、14組の建築家。 ◆「問い」を生み出すことでナチスに抵抗したバウハウス ◆ガウディの影に隠れながら、バルセロナの街に生涯を捧げた建築家ジュゼップ・マリア・ジュジョール ◆フンダートヴァッサーの「生きのびるための技術」 ◆不遇の時代を乗り越えて創作を続けたフランク・ロイド・ライト ◆周辺の環境や家具までも取り込んだ生活空間を考えた、ロサンゼルスのモダニズム運動 ◆個人の独創の産物「石の家」 ◆実験か、道楽か。フィリップ・ジョンソンとグラスハウス ◆公害で退廃した街を建築によって再生したフランク・O・ゲーリー ◆穏やかな暮らしに希望を見出したル・コルビュジエの晩年 ほか 書名にもなっている「BAU」とはもちろんドイツで生まれた世界初のモダンデザインの学校「BAUHAUS(バウハウス)」から借りたのですが、BAUのドイツ語の意味は辞書によると「家、建築、構造、動物の巣穴、ねぐら」とあります。僕はそれこそ自分なりのBAU=巣穴、ねぐらを表そうとしていると考えるとしっくりきます。小学生の頃、僕がつくったのは自分のためのBAU(巣穴)だったのですね。 家を建てるだけでなく、そこで暮らす人が使う物、生活に喜びを与える芸術、それこそ死にたいということを口にできる安心まで自作するような建築家。 僕はそんな建築家として生きているつもりです。 (「はじめに」より) 定価 2,860 円(税込) 刊行日 2025年01月01日 判型/ページ数 A5判 並製 272ページ ISBN 9784865284478 Cコード C0052 アリヤマデザインストア/装幀
-
自意識のラストダンス / 前田裕太
¥1,870
SOLD OUT
〈以下、版元ウェブサイトより〉 「やればできる!」の隣で「やってもできない」と嘆く男がいたーー 自意識と幸福の間で悩み苦しむ男が贈る、笑いと苦悩の赤裸々エッセイ爆誕! 野球の強豪校に進学し法科大学院にまで進んだ秀才、売れっ子芸人としてメディアにも引っ張りだこ。一見すると順風満帆の人生のようで、「やってもできない」と悩みもがく「僕」がいた。 悟りを開くほどの辛い練習・しごきの果てに甲子園一歩手前でサヨナラ負け、何事も人の数十倍はやる真面目な性格、極貧の駆け出し時代、相方は映り自分は見切れたTV番組、そしてその果ての円形脱毛症。 「そんなことないよ」と言われればさらに苦しくなり、自分も幸福もわからなくなる無限沼へ……。果たして前田は、「幸せ」を見つけることができるのか? 幸せの正体が掴めず、生きづらさに溺れ、もがき苦しみ、それでも前を向いて生きるために今日まで施策を繰り返してきた。 その見苦しい生活の末に円形脱毛症になり、胃潰瘍に苦しみ、現状を脱しようと幸せの正体を知るために海を渡り、世界一幸せである国と言われるフィンランドまで行き、見ず知らずの土地で言葉も通じない人たちと、踊りながら号泣することになる。 ...(中略)... もしかすると、読者諸兄姉にも魔都日本の迷宮で僕のような幸せに関して彷徨う子羊たちがいるかもしれない。その群れの一頭でも救うことのできる一助になれば幸いである。(「はじめに」より) 自意識と幸福の間で悩み苦しみ、人一倍努力してもなお幸せがわからない、現代人の業を一手に背負ったような苦悩を抱える著者が贈る、苦悩と笑いと感動の赤裸々エッセイ爆誕! 定価 1,870 円(税込) ジャンル 文芸・評論・エッセイ 刊行日 2025年03月18日 判型/ページ数 四六判 並製 240ページ ISBN978-4-86528-460-7 Cコード C0095 装幀・装画 名久井直子/装幀、森優/装画
-
優しい地獄 / イリナ・グリゴレ
¥1,980
〈以下、版元ウェブサイトより〉 『雪国』を読んだ時「これだ」と思った。 私がしゃべりたい言葉はこれだ。 何か、何千年も探していたものを見つけた気がする。 自分の身体に合う言葉を。 -------------------------------------- 社会主義政権下のルーマニアに生まれたイリナ。 祖父母との村での暮らしは民話の世界そのもので、町では父母が労働者として暮らす。 川端康成『雪国』や中村勘三郎の歌舞伎などに魅せられ、留学生として来日。 いまは人類学者として、弘前に暮らす。 日々の暮らし、子どもの頃の出来事、映画の断片、詩、アート、人類学……。 時間や場所、記憶や夢を行ったり来たりしながらつづる自伝的なエッセイ。 《本書は、社会にうまく適応できない孤独な少女の記録であり、社会主義から資本主義へ移っていくルーマニアの家族三代にわたる現代史でもある》 -------------------------------------- 五歳の娘は寝る前にダンテ『神曲』の地獄の話を聞いてこう言った。 「でも、今は優しい地獄もある、好きなものを買えるし好きなものも食べられる」。 彼女が資本主義の皮肉を五歳という年齢で口にしたことにびっくりした。 ——本文より -------------------------------------- 著者 イリナ・グリゴレ 価格 1,980円(税込) 発売日 2022年7月21日 判型 四六判 製本 並製 頁数 256頁 ISBN 978-4-7505-1751-3
-
言葉を植えた人 / 若松英輔
¥1,650
〈以下、版元ウェブサイトより〉 〈暗闇にあるとき人は、一つの言葉を抱きしめるようにして生きることもあるだろう〉 ──確かな杖となる言葉を味わうエッセイ集。 ---------------------- 舟越保武、 志村ふくみ、石牟礼道子、吉本隆明、池田晶子、神谷美恵子、北條民雄、宮﨑かづゑ、井筒俊彦……。 言葉にならないものの波打ち際に立って言葉を紡いできた人々の、珠玉の名言と対話するように紡がれるエッセイ集。 ---------------------- 本当の誇りとは、誰かの役に立っていると感じることではおそらくない。 それは愛される者であるよりも、愛する者であることを真に望む、自己への信頼なのである。(本文より) ---------------------- 著者 若松 英輔 価格 1,650円(税込) 発売日 2022年9月27日 判型 四六判 製本 並製 頁数 208頁 ISBN 978-4-7505-1621-9
-
【サイン本|真紅】あなたがいるから / 相田冬二
¥3,960
*サイン本/部数限定本のため、各色一冊までのご購入にご協力ください 〈版元webストアより〉 ライター、ノベライザー、映画批評家の相田冬二が、2019年から2024年、25年の間で劇場用パンフレットに寄稿した作品評101篇を収録した書籍『あなたがいるから』。直筆エディションナンバー&署名入り。 ・発行:Bleu et Rose ・刊行日:2025年4月12日 ・B6変形/上製本/368ページ ・第3版部数:200部 ・価格:3,960円(税込) ・著者:相田冬二 ・編集:森田真規 ・デザイン:戸塚泰雄(nu) ・装画:箕輪麻紀子 ◎推薦コメント 映画をつくるとき、わたしたちは考えて、考えて、考えて、最後は頭を真っ白にして夢中で撮る。 その無意識から生まれたシーンに、その映画の本質が描かれていたりする。 相田さんの文章はいつもその無意識を、つくり手のわたしたちに意識させる。 わたしたちは相田さんの視点から、心の奥底で本当に描きたかったことの正体を知る。 川村元気(映画プロデューサー、映画監督、小説家) *** 相田冬二の文章はいつも恐ろしく鋭い。 尖ったきっ先が問答無用に作品の本質に分け入り、たちまち映画そのものを探り当てる。 その手口はまるでよくできたB級犯罪映画のようだ。 そんな彼の手に掛かった多様な作品が並ぶこの書物は、ひとつの現代映画史と言っていいだろう。 黒沢清(映画監督) *** 相田冬二さんに綴られた映画は幸福だ。 解像度が高く、それでいて眼差しはとびきり優しい。 映画に散りばめられている宝探しをしているかのよう。 観て、見つめ、愛でて、発見し、手放す。 まるで、映画たちの卒業文集。 読みながら、その映画の記憶が交錯し、胸が詰まった。 小橋めぐみ(女優、文筆家) *** 相田冬二はいつだって映画の語るエモーションの核心を捉え、みずからの言葉によって再現しようとする。分析的でありながら詩的でもあるその言葉遣いに、わたしはいつも驚嘆してきた。それはもはやもうひとつの“創作”なのではないかと思う。しかしそれもまた批評のひとつのかたちなのだ! 塩田明彦(映画監督) *** 『天然コケッコー』の作品評を久々に読んだ。多少の照れと同時に薄っすら鳥肌が立った。たぶん、それは僕ら作り手たちの無意識を言葉にしてくれているからなのだと思う。 そよの魔法は解けたかもしれないけど、相田さんの文章は映画に魔法をかけてくれているような気がします。久々に『天然コケッコー』が観たくなりました。 山下敦弘(映画監督) *** 一体、映画批評家って、いやさ批評家って何人いるんだ?という百鬼夜行の世界で、 なるべく清楚でありたいというアティテュードに満ちた相田スタイル。 雑味や汚濁を持たず気骨が伝わる外柔内剛。 菊地成孔(音楽家、文筆家) *** 相田さんの文章を読んで立ちどまることができた。自分でも感じていなかったことを、相田さんの想像力が代弁してくれる、整理してくれる。しかも美しく。 僕が走り続けた「線」から「点」を見出してくれる。相田さんにしかキャッチできないものがある。その優しく厳しいまなざしに、いつも救われています。 井浦新(俳優) —— 構成と収録作品 まえがき *1 黄泉がえり アナーキー・イン・じゃぱんすけ ほとけ トーキョー×エロティカ 黄泉がえり 着信アリ 犬と歩けば チロリとタムラ たまもの カナリア イン・ザ・プール 好きだ、 ストロベリーショートケイクス 魂萌え! キサラギ アヒルと鴨のコインロッカー 転校生〜さよなら あなた 天然コケッコー ジャーマン+雨 全然大丈夫 マイ・ブルーベリー・ナイツ ジャージの二人 トウキョウソナタ レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン わたし出すわ スノープリンス 禁じられた恋のメロディ 半分の月がのぼる空 ブロンド少女は過激に美しく *2 生きてるものはいないのか ゴモラ 孤独な惑星 生きてるものはいないのか さめざめ ル・アーヴルの靴みがき それでも、愛してる ぼっちゃん だいじょうぶ3組 箱入り息子の恋 HOMESICK 潔く柔く きよくやわく ジ、エクストリーム、スキヤキ 神様のカルテ2 友だちと歩こう 東京戯曲 こっぱみじん 神さまの言うとおり 人の望みの喜びよ 極道大戦争 レヴェナント:蘇えりし者 ヒメアノ~ル マネーモンスター ふきげんな過去 ひと夏のファンタジア 白い帽子の女 何者 いたくても いたくても イノセント15 ハクソー・リッジ いつまた、君と ~何日君再来~ 祈りの幕が下りる時 欲望の翼 *3 バーニング 羊の木 去年の冬、きみと別れ ニワトリ★スター 名前 きみの鳥はうたえる 愛しのアイリーン 教誨師 台北暮色 バーニング 劇場版 慶州 ヒョンとユニ 泣くな赤鬼 劇場版ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん 蜜蜂と遠雷 あなたを、想う。 ひとよ ラストレター 影裏 水曜日が消えた あなたの顔 ステップ チィファの手紙 窮鼠はチーズの夢を見る モルエラニの霧の中 *4 四月になれば彼女は 海辺の金魚 サマーフィルムにのって 彼女はひとり 麻希のいる世界 イントロダクション 青春の殺人者 女神の継承 百花 夜を越える旅 あなたの微笑み チーム・ジンバブエのソムリエたち 日の丸〜寺山修司40年目の挑発〜 ひとりぼっちじゃない リボルバー・リリー 台風クラブ まなみ100% めためた すべて、至るところにある 四月になれば彼女は あとがき ——
-
【サイン本|産声色ヌーディピンク】あなたがいるから / 相田冬二
¥3,960
*サイン本/部数限定本のため、各色一冊までのご購入にご協力ください 〈版元webストアより〉 ライター、ノベライザー、映画批評家の相田冬二が、2019年から2024年、25年の間で劇場用パンフレットに寄稿した作品評101篇を収録した書籍『あなたがいるから』。直筆エディションナンバー&署名入り。 ・発行:Bleu et Rose ・刊行日:2025年4月12日 ・B6変形/上製本/368ページ ・第3版部数:200部 ・価格:3,960円(税込) ・著者:相田冬二 ・編集:森田真規 ・デザイン:戸塚泰雄(nu) ・装画:箕輪麻紀子 ◎推薦コメント 映画をつくるとき、わたしたちは考えて、考えて、考えて、最後は頭を真っ白にして夢中で撮る。 その無意識から生まれたシーンに、その映画の本質が描かれていたりする。 相田さんの文章はいつもその無意識を、つくり手のわたしたちに意識させる。 わたしたちは相田さんの視点から、心の奥底で本当に描きたかったことの正体を知る。 川村元気(映画プロデューサー、映画監督、小説家) *** 相田冬二の文章はいつも恐ろしく鋭い。 尖ったきっ先が問答無用に作品の本質に分け入り、たちまち映画そのものを探り当てる。 その手口はまるでよくできたB級犯罪映画のようだ。 そんな彼の手に掛かった多様な作品が並ぶこの書物は、ひとつの現代映画史と言っていいだろう。 黒沢清(映画監督) *** 相田冬二さんに綴られた映画は幸福だ。 解像度が高く、それでいて眼差しはとびきり優しい。 映画に散りばめられている宝探しをしているかのよう。 観て、見つめ、愛でて、発見し、手放す。 まるで、映画たちの卒業文集。 読みながら、その映画の記憶が交錯し、胸が詰まった。 小橋めぐみ(女優、文筆家) *** 相田冬二はいつだって映画の語るエモーションの核心を捉え、みずからの言葉によって再現しようとする。分析的でありながら詩的でもあるその言葉遣いに、わたしはいつも驚嘆してきた。それはもはやもうひとつの“創作”なのではないかと思う。しかしそれもまた批評のひとつのかたちなのだ! 塩田明彦(映画監督) *** 『天然コケッコー』の作品評を久々に読んだ。多少の照れと同時に薄っすら鳥肌が立った。たぶん、それは僕ら作り手たちの無意識を言葉にしてくれているからなのだと思う。 そよの魔法は解けたかもしれないけど、相田さんの文章は映画に魔法をかけてくれているような気がします。久々に『天然コケッコー』が観たくなりました。 山下敦弘(映画監督) *** 一体、映画批評家って、いやさ批評家って何人いるんだ?という百鬼夜行の世界で、 なるべく清楚でありたいというアティテュードに満ちた相田スタイル。 雑味や汚濁を持たず気骨が伝わる外柔内剛。 菊地成孔(音楽家、文筆家) *** 相田さんの文章を読んで立ちどまることができた。自分でも感じていなかったことを、相田さんの想像力が代弁してくれる、整理してくれる。しかも美しく。 僕が走り続けた「線」から「点」を見出してくれる。相田さんにしかキャッチできないものがある。その優しく厳しいまなざしに、いつも救われています。 井浦新(俳優) —— 構成と収録作品 まえがき *1 黄泉がえり アナーキー・イン・じゃぱんすけ ほとけ トーキョー×エロティカ 黄泉がえり 着信アリ 犬と歩けば チロリとタムラ たまもの カナリア イン・ザ・プール 好きだ、 ストロベリーショートケイクス 魂萌え! キサラギ アヒルと鴨のコインロッカー 転校生〜さよなら あなた 天然コケッコー ジャーマン+雨 全然大丈夫 マイ・ブルーベリー・ナイツ ジャージの二人 トウキョウソナタ レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン わたし出すわ スノープリンス 禁じられた恋のメロディ 半分の月がのぼる空 ブロンド少女は過激に美しく *2 生きてるものはいないのか ゴモラ 孤独な惑星 生きてるものはいないのか さめざめ ル・アーヴルの靴みがき それでも、愛してる ぼっちゃん だいじょうぶ3組 箱入り息子の恋 HOMESICK 潔く柔く きよくやわく ジ、エクストリーム、スキヤキ 神様のカルテ2 友だちと歩こう 東京戯曲 こっぱみじん 神さまの言うとおり 人の望みの喜びよ 極道大戦争 レヴェナント:蘇えりし者 ヒメアノ~ル マネーモンスター ふきげんな過去 ひと夏のファンタジア 白い帽子の女 何者 いたくても いたくても イノセント15 ハクソー・リッジ いつまた、君と ~何日君再来~ 祈りの幕が下りる時 欲望の翼 *3 バーニング 羊の木 去年の冬、きみと別れ ニワトリ★スター 名前 きみの鳥はうたえる 愛しのアイリーン 教誨師 台北暮色 バーニング 劇場版 慶州 ヒョンとユニ 泣くな赤鬼 劇場版ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん 蜜蜂と遠雷 あなたを、想う。 ひとよ ラストレター 影裏 水曜日が消えた あなたの顔 ステップ チィファの手紙 窮鼠はチーズの夢を見る モルエラニの霧の中 *4 四月になれば彼女は 海辺の金魚 サマーフィルムにのって 彼女はひとり 麻希のいる世界 イントロダクション 青春の殺人者 女神の継承 百花 夜を越える旅 あなたの微笑み チーム・ジンバブエのソムリエたち 日の丸〜寺山修司40年目の挑発〜 ひとりぼっちじゃない リボルバー・リリー 台風クラブ まなみ100% めためた すべて、至るところにある 四月になれば彼女は あとがき ——
-
生活フォーエバー / 寺井奈緒美
¥1,980
歌人として活動するほか、habotan名義で土人形を制作している寺井奈緒美による、初の短歌&エッセイ集。クスッと笑える何気ない日常が詰まった一冊に、読み終えたあと何故だか生きる活力が湧いてきます。肩の力が抜けるような可愛らしい装画は、楢崎萌々恵さんが手がけています。
-
山羊と水葬 / くぼたのぞみ
¥1,760
〈以下、版元ウェブサイトより〉 『山羊と水葬』 くぼたのぞみ 四六判、並製、216ページ 定価:本体1,600円+税 ISBN978-4-86385-494-9 C0095 ブックデザイン:成原亜美(成原デザイン事務所) 装画:尾柳佳枝 ノーベル文学賞受賞者クッツェーの翻訳者として名高い著者は北海道の雪深い地で少女時代を過ごした。本書は、彼女の少女時代を通して、詩人として、フランス文学の研究者として成功するまでの濃密な時間を雪が降り積もり溶けていくようにつづった珠玉のエッセイ集。 この豊かに実のなる大樹の根っこはどうなっているんだろうと掘ってみたら、北海道の雪原や、ジャズや、アフリカの大地や、詩や、動物たちがざっくざっく出てきた。 くぼたさんの知とフェアネスと言語感覚は、こんなにたくさんの養分の上に育っていたのだ!――岸本佐知子〈翻訳家〉 吹雪もやんで、きらきらと雪原に光が反射して、目が痛いほど晴れわたる朝、山羊小屋から緊張した気配が伝わってきた。山羊が鼠捕りの毒だんごを食べたのだ。積雪は一メートルをゆうに超し、土まで掘るのはとても無理。凍った山羊の体を馬橇にのせて、吹雪のなかを石狩川の鉄橋へ。男たちが声を合わせて筵ごと持ちあげ、緑色の欄干の向こうへ落とす。水葬だ。水しぶきが見えたかどうか。白く煙る雪のなかに「それ」は消えていった。少女の記憶はそこでふっつり途切れる。 「山羊と水葬」より
-
その日暮らし / 坂口恭平
¥1,760
ずっと向き合えずにいた寂しさの正体がわかったことで、 僕ははじめて、自分を信頼できるようになった。 コロナ禍にはじめた畑。熊本の土地とたいせつなひとたちとの出会い。うれしさも苦しさも分かち合える家族との昼夜をへて、僕は自分のなかにいた、もうひとりの大事にすべき存在と出会った。日々を綴るエッセイの先に待つ、あらたな境地へといたる生の軌跡。 (版元ウェブサイトより) 【書誌情報】 四六判 縦188mm 横128mm 厚さ12mm 144ページ 定価:1,600円+税 ISBN:978-4-910976-03-7