-
星の牧場 / 庄野英二
¥990
数々の賞を受賞し愛された名作の復刊。 戦地で愛馬ツキスミを失い、心に深い傷を負い、記憶も失った復員兵モミイチ。 ある日、牧場で働く彼の耳に馬の蹄の音が聞こえてきた……。 定価 990円(10%税込) ISBN 978-4-480-44017-4 Cコード 0193 整理番号 し-59-1 刊行日 2025/03/10 判型 文庫判 ページ数 272頁 解説 絲山秋子
-
魔法を描くひと / 白尾悠
¥2,145
〈以下、版元ウェブサイトより〉 世界的アニメスタジオで忘れ去られた女性達。時と場所を超え繋がる夢と魔法 「私の人生の主は私。何ものにも、簡単に委ねてやるもんか」 20世紀初頭にアメリカで創業し、世界中から愛されるアニメーション会社となったスタジオ・ウォレス社。1937年、レベッカは類稀な画力でウォレス社に入社を認められたものの男性ばかりの社内で実力を評価されない日々が続く。それでも仲間と協力し作品創りに励むが、第2次大戦の影が忍び寄ってくる……。 時を隔てた現在、ウォレス日本支社で働く契約社員の真琴は、偶然見つけたデザイン画から、素晴らしい才能を持ちながら歴史から忘れ去られた「彼女」たちの人生を知る――。 定価: 2,145円 (本体1,950円+税) 発売日:2025年02月07日 判型:四六変形判 ページ数:336 ISBN:9784041153314
-
とるに足りない細部 / アダニーヤ・シブリー
¥2,200
〈以下、版元ウェブサイトより〉 1949年8月、ナクバ(大災厄)渦中のパレスチナ/イスラエルで起きたレイプ殺人と、現代でその痕跡を辿るパレスチナ人女性。二つの時代における極限状況下の〈日常〉を抉る傑作中篇。 この作品の「細部」に宿っているものは、私の精神世界を激しく揺さぶり、皮膚の内側を震えさせる。この本の中の言葉の粒子に引き摺り込まれ、永遠に忘れられない体験になり今も私を切り刻んでいる。 ——村田沙耶香氏(作家) かき消された声、かき消された瞬間と共にあるために、この小説は血を流している。 ——西加奈子氏(作家) *2023年、本作はドイツの文学賞であるリベラトゥール賞を受賞。しかし同年10月、イスラエルによるガザへの攻撃が激化するなか、フランクフルト・ブックフェアで開催予定だった授賞式は同賞の主催団体リトプロムによって中止され、ブックフェアは「イスラエル側に完全に連帯する」との声明を出した。この決定に対しては、作家や出版関係者を中心に、世界中から抗議の声が上がっている。 単行本 46変形 ● 168ページ ISBN:978-4-309-20909-8 ● Cコード:0097 発売日:2024.08.26
-
【訳者:柴田元幸さんサイン本】天国ではなく、どこかよそで / レベッカ・ブラウン
¥2,200
*訳者の柴田元幸さんのサイン入り *サイン本はお一人一冊まででお願いいたします。 二冊以上のご注文は自動的にキャンセルいたします。ご了承くださいませ。 『体の贈り物』『私たちがやったこと』『若かった日々』などで知られるアメリカの作家、レベッカ・ブラウンの最新物語集『天国ではなく、どこかよそで』。 「三匹の子ぶた」を踏まえた「豚たち」、「赤ずきんちゃん」を踏まえた「おばあさまの家に」をはじめ、ピノキオ、ヘンゼルとグレーテルなど、さまざまな伝統的物語やキャラクターを、レベッカ流に夢見なおした物語が並びます。 語り直しの切り口は作品によってさまざまですが、単一のメッセージに還元できない、怒りと希望をシンプルな文章で発信しつづける作家の神髄が伝わってくる、豊かな「サイクル」が出来上がっています。 “ここにあるのは「めでたし、めでたし」の死角を辛辣なユーモアで照らしてみせる物語。 そうやってわたしたちが見えないふり、聞こえないふり、わからないふりをしてきた暴力の轍を、怒りでもって洗い出し、祈りをこめて語り直すのだ。” (倉本さおり) “そこではみんな、ほんものの肉体を得る。 痛みに苛まれ、声は揺らぎ、歪み、叫ぶ。 闇の中、寓話は変わり果てた姿になって 赦しを求め、こちらを見つめる。 どうしてこんなに、愛おしいのだろう。”( 大崎清夏) 装画は金井冬樹。デザインは横山雄。 【書誌情報】 ISBN:9784991285189 Cコード:C0097 定価:¥2,200(税込) 発売日:2024.11.7 ページ数:136 判型:B6判変形
-
誰でもない / ファン・ジョンウン
¥1,298
〈以下、版元ウェブサイトより〉 恋人をなくした老婦人、閉ざされた未来を前に生き延びようとする若者……。 ハン・ガン以後最も注目される韓国作家が描き出す、現代を生きる私たちの日常という祈り。 河出文庫 文庫 ● 256ページ ISBN:978-4-309-46811-2 ● Cコード:0197 発売日:2025.03.06
-
外道の細道 / 町田康
¥1,320
〈以下、版元ウェブサイトより〉 ドキュメンタリー製作のため、敬愛する作家ブコウスキーの足跡を辿る旅に出る作家「マーチダ」。メディア界隈に棲息する外道たちとの珍道中を描く、爆笑必至の物語。『真説・外道の潮騒』を文庫化。 河出文庫 文庫 ● 368ページ ISBN:978-4-309-42167-4 ● Cコード:0193 発売日:2025.02.06
-
遊園地ぐるぐるめ / 青山美智子・田中達也
¥1,870
〈以下、版元ウェブサイトより〉 田中さんの作品を見て青山さんが物語を執筆し、 その物語を読んで田中さんがさらに作品を作成した、楽しさに満ちた連作短編小説 発売年月 2025年3月 ISBN 978-4-591-18571-1 判型 四六判 サイズ 194mm x 134mm ページ数 223ページ 定価 1,870円(本体1,700円)
-
ブッシュ・ド・ノエルをとりにいけ!/ まつさかゆう
¥1,200
本屋ブーケの店主が紡ぐ連作ショートショート。 親元を離れた寂しさを抱えつつも学業とアルバイトに励む美帆。 悲しみを押し殺して娘の未央を懸命に育てる啓太。 喪失感を抱えながらも夢だったコーヒースタンドを立ち上げた直樹。 年齢も性別も境遇も異なる登場人物たちが送る、日常と地続きのなんてことないクリスマスの物語。 【書誌情報】 著者:まつさかゆう 装画:WAKICO 発行:はなやぎ出版(本屋ブーケ出版部) 仕様:B6変形(115×165mm)並製本 頁数:122ページ 発売日:2024年12月12日発売 価格:1200円(税込)
-
眠れない夜のために / 千早茜・西淑
¥1,760
〈以下、版元ウェブサイトより〉 また今日も、眠れない――。 直木賞作家・千早茜が紡ぐ、ひとりの夜にそっと寄りそう10の物語。 挿絵は人気イラストレーター・西淑。 出版年月 2024/11 ISBN 9784582839739 Cコード・NDCコード 0093 NDC 913.6 判型・ページ数 4-6 120ページ
-
ガーデン / 千早茜
¥726
〈以下、版元ウェブサイトより〉 他人との距離を保ち、植物を溺愛する男 放っておいて欲しい。それが僕が他人に求める唯一のこと―― ファッション誌編集者の羽野は、花と緑を偏愛する独身男性。帰国子女だが、そのことをことさらに言われるのを嫌い、隠している。女性にはもてはやされるが、深い関係を築くことはない。 羽野と、彼をとりまく女性たちとの関係性を描きながら、著者がテーマとしてきた「異質」であることに正面から取り組んだ意欲作。 匂い立つ植物の描写、そして、それぞれに異なる顔を見せる女性たち。美しく強き生物に囲まれた主人公は、どのような人生を選び取るのか――。 ページ数 256ページ 判型・造本・装丁 文庫判 初版奥付日 2020年08月10日 ISBN 978-4-16-791540-7
-
歩くこと、または飼いならされずに詩的な人生を生きる術 / トマス・エスペダル
¥2,915
〈以下、版元ウェブサイトより〉 「自分の人生を、主導権をもって歩き続けるとはどんなことか?」北欧における“世界文学の道先案内人”が、作家達の言葉に触れながら思索を深める哲学紀行。現代ノルウェーの金字塔的作品。 単行本 46 ● 272ページ ISBN:978-4-309-20875-6 ● Cコード:0098 発売日:2023.02.25
-
令和忍法帖 / 青柳碧人
¥1,760
SOLD OUT
〈以下、版元ウェブサイトより〉 忍者はあなたのすぐそばに 普段は会社員、キャバクラ嬢、小学生…… しかしひとたび事件が起これば、命をかけて日本を守る! 江戸時代、徳川幕府の安寧を陰から支えてきた「忍び」たち。明治維新を機にひっそりと姿を消したと思われていたが……実は新政府の警察制度に組み込まれていた。 警視庁警備企画課諸犯罪対策係、通称マルニンに所属する甲賀忍者、白神蝶三郎を司令塔に、現代に生きる忍者たちが躍動、疾走する。 手足に微細な毛を持ち、どんなところでも上ることができる木陰良則。 相手の懐から物を抜き取る「懐中殺」の使い手、雲川セイラ。 どんな毒でも死なない体を持つ毒術使い、赤味敦彦。 手裏剣をはじめ小物を巧みに操り、敵を攻撃するくノ一、一ノ坂はるみ。 息継ぎなしで長時間水中活動ができる潜水術の名手、小岩瀬新八。 現代まで忍法を受け継いできた甲賀流忍者たちが、 最後に闘うこととなる、最強の敵集団とは!? 忍者たちの日常と活躍を描く連作ミステリ短篇集! ページ数 304ページ 判型・造本・装丁 四六判 軽装 並製カバー装 初版奥付日 2025年02月10日 ISBN 978-4-16-391940-9
-
影犬は時間の約束を破らない / パク・ソルメ
¥2,640
〈以下、版元ウェブサイトより〉 ソウル、釜山、沖縄、旭川。治療としての〈冬眠〉が普及した世界の、眠る者と見守る者。やがて犬たちが、人々を外へと導いてーー。世界とはぐれた心を結び直す冬眠小説集。 すべての疲れた人たちへーー。 未踏の文学を切り拓く作家による、 韓国と日本を舞台にした冬眠小説集の誕生! ・冬眠は、健康診断とカウンセリングを経て開始する。 ・万一に備えて冬眠者を見守るガイドが必要になる。 ・ガイドは、信頼できる人にしか任せられない。 ・冬眠者の多くが、はっきり記憶に残る夢を見る。 パク・ソルメ 著 斎藤 真理子 訳 単行本 46 ● 204ページ ISBN:978-4-309-20919-7 発売日:2025.02.27
-
マイ・ディア・キッチン / 大木亜希子・今井真実
¥1,980
〈以下、版元ウェブサイトより〉 人生が愛おしくなるお料理エンタメ! ~『人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした』『シナプス』の大木亜希子が贈る最新作は、〝人生が愛おしくなるお料理エンタメ〟~ 「ずっと、人に振り回されてきた。私さ、心が空っぽなの。これからはもっと、自分のために生きたい」 元料理人の主婦・白石葉は、夫のモラハラに耐える日々を送っていた。財布の紐、交友関係、食事、体型まで徹底的に管理されてきたが、ある日事件が起きる。家から逃げ出した葉が辿り着いたのは、街の小さなレストランだった。 ☆大人気料理家・今井真実さんのレシピつき!☆ 自立とはなにか。その答えを葉とともに追う、旅のような物語 ――寺地はるな(作家) 食べることは、生きること。 一つのお店を通して交差するいくつもの人生を追体験して、何度も心が揺れました。 ――深川麻衣(女優) ページ数 272ページ 判型・造本・装丁 四六判 軽装 並製カバー装 初版奥付日 2025年02月10日 ISBN 978-4-16-391941-6
-
四月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて / 村上春樹・高妍
¥1,870
SOLD OUT
世界中の読者に愛される初期短編の表題作と「鏡」。 二つの超人気短編が、瀟洒なピクチャー・ブックに! 物語は「昔々」で始まり、「悲しい話だと思いませんか」で終わる── ある朝、原宿の裏通りで少年と少女が偶然出会い、恋に落ちる。しかし二人の運命は……。 若手画家と短編の村上ワールドが心地よく響き合う美しい一冊。 装幀 新潮社装幀室/装幀 判型 四六判変型 頁数 64ページ ISBN 978-4-10-353438-9
-
タイムマシンに乗れないぼくたち / 寺地はるな
¥825
〈以下、版元ウェブサイトより〉 愛され度200%! 大人気著者初の短篇集 商店街で働く南優香は、いまよりほんの少し愉快に生きるためのライフハックを思いつく。 今日から私、殺し屋になる――(「コードネームは保留」)。 博物館の片隅で現実逃避に余念のないサラリーマンと小学生。 つい悩みを吐露し合ってしまった二人の本当の願いは……(表題作)。 読むほどに心が楽になる、7つの物語。 解説・森川すいめい ページ数 240ページ 判型・造本・装丁 文庫判 初版奥付日 2025年02月10日 ISBN 978-4-16-792331-0
-
百年の孤独 / ガブリエル・ガルシア=マルケス
¥1,375
〈以下、版元ウェブサイトより〉 蜃気楼の村マコンドを開墾しながら、愛なき世界を生きる孤独な一族、その百年の物語。錬金術に魅了される家長。いとこでもある妻とその子供たち。そしてどこからか到来する文明の印……。目も眩むような不思議な出来事が延々と続くが、予言者が羊皮紙に書き残した謎が解読された時、一族の波乱に満ちた歴史は劇的な最後を迎えるのだった。世界的ベストセラーとなった20世紀文学屈指の傑作。 装幀 三宅瑠人/カバー装画、新潮社装幀室/デザイン 判型 新潮文庫 頁数 672ページ ISBN 978-4-10-205212-9
-
麗らかな朝に仔猫の手をとって / まつさかゆう
¥1,200
本屋ブーケの店主が紡ぐ連作ショートショート第二弾! 猫の日(2月22日)をイメージして、とある家族を描きました。 遠く離れてもどこかできっとつながっている家族の物語。 【書誌情報】 著者:まつさかゆう 装画:mula 発行:はなやぎ出版(本屋ブーケ出版部) 仕様:B6変形(115×165mm)並製本 頁数:102ページ 発売日:2025年2月20日発売 価格:1200円(税込)
-
水曜生まれの子 / イーユン・リー
¥2,695
〈以下、版元ウェブサイトより〉 表題作ほか11の短編を収録。喪失、孤独、秘密、愛情…… 深みのあるテーマを扱っている小説だが、率直ゆえの辛辣さのなかにユーモアを感じる。 唯一無二の作家による待望の一冊。 イーユン・リー 著 篠森 ゆりこ 訳 単行本 46変形 ● 312ページ ISBN:978-4-309-20918-0 発売日:2025.02.21
-
さみしがりな恋人たちの履歴と送信 / 笠井康平
¥2,750
〈以下、版元ウェブサイトより〉 どうして、いつまで、どうやって、 僕らは物語を作るのだろう。 いくつもの時代のカルチャーを経巡りながら、 ささやかに失われてばかりの生と語りの歴史をかたる、 言葉に恋する新時代の物語撰集。 発行:いぬのせなか座 発売日:2025年3月1日 判型:128mm×180mm(四六判変形) 340ページ 造本:仮フランス装 カバーなし 黒箔 編集:山本浩貴(いぬのせなか座) 装釘・本文レイアウト:山本浩貴+h(いぬのせなか座) 価格:2,750円(税込) ISBN:978-4-911308-08-0
-
桐島、部活やめるってよ / 朝井リョウ
¥660
〈以下、版元ウェブサイトより〉 バレー部のキャプテン・桐島の突然の退部が、5人の高校生達に波紋を起こして……。 至るところでリンクする、17歳の青春群像小説。第22回小説すばる新人賞受賞作。 2012年4月20日発売 660円(税込) 文庫判/256ページ ISBN:978-4-08-746817-5
-
ナチュラルボーンチキン / 金原ひとみ
¥1,760
SOLD OUT
〈以下、版元ウェブサイトより〉 新しい世界を見せてくれ――。ルーティンを愛する45歳事務職×ホスクラ通いの20代パリピ編集者。同じ職場の真逆のタイプの女から導かれて出会ったのは、忘れかけていた本当の私。 「この物語は、中年版『君たちはどう生きるか』です。」――金原ひとみ 仕事と動画とご飯というルーティン。 それが私で、私の生活だ。自分には何もない。(本文より) 毎日同じ時間に出勤退勤し、同じようなご飯とサブスク動画を詰め込む「ルーティン人生」を送る、45歳一人暮らしの「兼松書房」労務課勤務・浜野文乃(はまのあやの)。ある日、上司の指示で、「捻挫で三週間の在宅勤務」を続ける編集者・平木直理(ひらきなおり)の自宅へ行くと、そこにはホストクラブの高額レシートの束や、シャンパングラスと生ハム、そして仕事用のiPadが転がっていて――。 慣れきった日常に光を与える、爽快ミラクル・ストーリー! 単行本 46 ● 216ページ ISBN:978-4-309-03916-9 ● Cコード:0093 発売日:2024.10.03
-
ゲーテはすべてを言った / 鈴木結生
¥1,760
〈以下、版元ウェブサイトより〉 高明なゲーテ学者、博把統一は、一家団欒のディナーで、彼の知らないゲーテの名言と出会う。 ティー・バッグのタグに書かれたその言葉を求めて、膨大な原典を読み漁り、長年の研究生活の記憶を辿るが……。 ひとつの言葉を巡る統一の旅は、創作とは何か、学問とは何か、という深遠な問いを投げかけながら、読者を思いがけない明るみへ誘う。 若き才能が描き出す、アカデミック冒険譚! ISBN:9784022520395 定価:1760円(税込) 発売日:2025年1月15日 四六判上製 192ページ
-
川のある街 / 江國香織
¥1,870
SOLD OUT
〈以下、版元ウェブサイトより〉 はかなく移りゆく濃密な生の営み。 人生の三つの〈時間〉を川の流れる三つの〈場所〉から描く、 生きとし生けるものを温かく包みこむ慈愛の物語。 * * * ひとが暮らすところには、いつも川が流れている。 両親の離婚によって母親の実家近くに暮らしはじめた望子。そのマンションの部屋からは郊外を流れる大きな川が見える。父親との面会、新しくできた友達。望子の目に映る景色と彼女の成長を活写した「川のある街」。 河口近くの市街地を根城とするカラスたち、結婚相手の家族に会うため北陸の地方都市にやってきた麻美、出産を控える三人の妊婦……。閑散とした街に住まうひとびとの地縁と鳥たちの生態を同じ地平で描く「川のある街 Ⅱ」。 四十年以上も前に運河の張りめぐらされたヨーロッパの街に移住した芙美子。認知症が進行するなか鮮やかに思い出されるのは、今は亡き愛する希子との生活だ。水の都を舞台に、薄れ、霞み、消えゆく記憶のありようをとらえた「川のある街 Ⅲ」。 〈場所〉と〈時間〉と〈生〉を描いた三編を収録。 ISBN:9784022519610 定価:1870円(税込) 発売日:2024年2月7日 四六判上製 232ページ