-
【増刷中|7/21以降の発送】しまっておいた雨
¥1,320
予約商品
雨が止むまで。私はただ、おおう、おおうと叫んだ。 両の手をついたアスファルトはちょうど人肌のような生ぬるさで、 頬擦りしようか迷って、やめた。 ・・・ いろいろな春をいっしょうけんめいに生きて。 生きて、生きて、それでもあふれた気持ちを書きました。 同じ本に束ねることを想定してはいなかった、4つの物語。 大きさも、平熱もちがうふたりが手をとりあうように、気がつけば横にならんでいました。 物語を本にしたのは1年ぶりになります。 壮大な話はひとつもありません。 もしかしたらあなたの隣で起きているような。 そんなちいさくて、でもちゃんとそこにあるお話を書きたいと思って、 そしてこれからも書いていきたいと思っています。 読んでいただけたらうれしいです。 どうぞよろしくお願いします。 ・・・ 「さくら、うつつ」 夕方のスーパーで、男はビニールシートと缶ビールを買った。 遠すぎる桜を眺めて、何をするわけでもなく飲む酒はうまい。 「巡礼」 ひとりぽっち、カレーの匂いがなかなか拭えない夕暮れ。 好きだった人のドレス姿は思ったよりも綺麗じゃなかった。 「新町三叉路」 健気に信じ続けた「楽しい」を失って、からっぽの澄春(すばる)。 いつもとちがう帰り道、バスにゆられて、話したことのないクラスメイトと話した。 「しまっておいた雨」 その年の梅雨は、あまり雨が降らなかった。 誰に心を寄せていいかわからないまま、菜乃(なの)はとあるたい焼き屋さんに通いつめる。 ・・・ みずみずしくて、でも潜在意識に訴えてくるような危うさもあって。 そんな愛らしい装丁は、ブックデザイナーのはちみつちひろさんにご依頼しました。 書籍設計を含め、わたしの意向を汲んでくださって本当にありがとうございました。 装丁にも細部までこだわりが詰まった一冊。 少しずつ、大切に、届けていきたいです。 〈書誌情報〉 『しまっておいた雨』 著:まつさかゆう 装丁:はちみつちひろ 発行:はなやぎ出版(本屋ブーケ出版部) 価格:1,320円(税込) 仕様:文庫サイズ(105mm × 148mm)並製本 146p
-
【増刷中|7月下旬の発送】暑いと言ってもしかたがないから、
¥1,650
予約商品
\豪華執筆陣、多数参加!/ どうしようもなく暑い夏を、なんとか乗りきれるように… いろとりどりの「暑い」がつまった夏の本、できました! 『暑いと言ってもしかたがないから、』 ライター、エッセイスト、イラストレーター、山岳収集家、書店店主など… ジャンルを超えた総勢14名による、夏にまつわるアンソロジー。 ・・・ <執筆者>※敬称略 ◻︎エッセイ 内田洋介(編集者) 久木田友希(ARBOR BOOKS 店主) 久保勇貴(宇宙工学者) 小林駿平(写真家・ライター) 鈴木優香(山岳収集家) 中前結花(エッセイスト) 三好愛(イラストレーター) もりみさき(ライター・編集者) ◻︎プロダクト なりたまゆか(セラミックアーティスト) 西本良太(木工作家) □詩歌 のもとしゅうへい(詩人) 柊有花(イラストレーター・詩人) 仲内ひより(歌人) ◻︎小説 まつさかゆう(本屋ブーケ 店主) 装画:カシワイ 企画・編集:まつさかゆう 発行:はなやぎ出版(本屋ブーケ出版部) 変形サイズ(125mm × 155mm) 並製本 100p|1,650円(税込) ・・・ 〈目次〉 「コーンのさきまで愛してよ」 中前結花「夏は、消えない。」 三好愛「みんな湿ってる」 柊有花「夏」「駅にて」 のもとしゅうへい「味のなまえ、音のさき」 久木田友希「つるべとつるべい」 もりみさき「サイダーの泡で浮かび上がる」 仲内ひより「懐っこい」 なりたまゆか「花の湯」 *作品の写真掲載 西本良太「すいか」 *作品の写真掲載 鈴木優香「ヒマラヤモンスーン」 内田洋介「熱風」 まつさかゆう「あの日、水道公園で。」 久保勇貴「燃える、尽きる」 小林駿平「千年後も言いたい」
-
文庫版 麗らかな朝に仔猫の手をとって / まつさかゆう
¥1,200
2025年2月に刊行した、本屋ブーケの店主が紡ぐ連作ショートショート第二弾が、文庫サイズにリサイズされて再登場! 両親に心配をかけまいと、地元を離れひとり奮闘する明穂は、 とある事情を抱えて、両親が暮らしている地元に戻ることになる——。 家族だからこそ伝えられないこと、でもいつかちゃんと伝えたいこと。 途切れそうで途切れない、やわらかく繋がっていく家族と猫の物語。 【書誌情報】 著者:まつさかゆう 装画:mula 発行:はなやぎ出版(本屋ブーケ出版部) 仕様:文庫サイズ 並製本 頁数:112ページ 発売日:2025年2月20日発売 価格:1200円(税込)
-
【ステッカーつき】日記集 すすめすすめ2
¥1,540
SOLD OUT
私が書くことを選んだこと。そうでないこと。 その境目に何があったとしても。そこにどんな迷いがあったとしても。 それが誰かの目にふれることはない。それでも、そこに迷いがあった事実は消えない。 雪のようにふわふわと降り積もって、溶けることもなく私の中に残るのだ——。 —— noteにて毎晩書き連ねている本屋ブーケ店主の日記。 2025年7月〜12月に書いた半年分の日記をまとめました。 それぞれの月日に思いを馳せた詩を5篇と、巻末付録として「日記を書くということ2」も収録。 —— 7月29日(火)|晴れ、日陰は風が心地いい 髪を洗っていて違和感を感じる。ああ、またやってしまった。これはボディソープである。それからはもうキシキシギシギシと髪が鳴いて、洗い流してからトリートメントをつけて流すと、その違和感が少しずつなくなっていった。本来の使い方をされなかったボディソープも、一日暑さにさらされたのに蔑ろにされた髪の毛も、どちらも不憫でならない。髪を乾かしながら、新しい寝間着を着た自分と対峙する。帰り際にユニクロで買ったキース・ヘリングのTシャツ。胸元にある刺繍のワンポイントが思いのほか可愛くて、せっかくセールになっていたからもう一枚買っておけばよかったなぁと思う。ボタンのついたパジャマに憧れがあるのものの、なかなか手を出せずにいる。それもあって、基本的にスウェットにTシャツ(冬はロンTかスウェット)が多い。それも数パターンを延々と着回して、傷んだら買い換える。そんなわけで、ちょうど買い換える時期がやってきたのだ。新しい服に袖を通した時、その行き先が観光地であれ、寝室であれ、心が踊るのは変わらない。 —— 【書誌情報】 著者:まつさかゆう 装画:BUGBUGABOO 発行:はなやぎ出版(本屋ブーケ出版部) 仕様:変形A6サイズ(W 110 × H 138mm)並製本 288p 発売日:2025年1月23日 発売 価格:1540円(税込)
-
【増刷中】文庫版 ブッシュ・ド・ノエルをとりにいけ!/ まつさかゆう
¥1,200
2024年に刊行した、本屋ブーケの店主が紡ぐ連作ショートショート第一弾が、文庫サイズにリサイズされて再登場! 親元を離れた寂しさを抱えつつも学業とアルバイトに励む美帆。 悲しみを押し殺して娘の未央を懸命に育てる啓太。 喪失感を抱えながらも夢だったコーヒースタンドを立ち上げた直樹。 年齢も性別も境遇も異なる登場人物たちが送る、日常と地続きのなんてことないクリスマスの物語。 【書誌情報】 著者:まつさかゆう 装画:WAKICO 発行:はなやぎ出版(本屋ブーケ出版部) 仕様:文庫サイズ 並製本 頁数:130ページ 発売日:2024年12月12日発売 価格:1200円(税込)
-
いきいき 富士登山日記 / まつさかゆう
¥1,650
言葉にするとしたら、たぶん、いきいきしていた——。 はじめて富士山に登った数日間の日記。 道中に撮影した写真もあわせてご覧ください。 □書誌情報 『いきいき 富士登山日記』 文・写真:まつさかゆう 価格:1,650円(税込) 仕様:新書サイズ(105mm × 173mm)並製本 156p
-
ちっぽけなデイドリーム1/ まつさかゆう
¥1,430
「明日出ていくね」「ん、わかった」この字面で簡単に理解できるほど、一緒に過ごした時間は淡くない。前髪の癖。お豆腐は絹。下っ腹の触り心地。私は全部知っている。彼も全部知っている。でも、もう一緒にはいられない。もう覚えていない。たぶん。明日になれば、さよならも言わずに、さよならする。 —— 10月16日(木)「引越し」より 某SNSの投稿の制限文字数でもある、140字で表現する超掌編の物語「140字小説」 本書は2025年の6月から日々書き連ねていた、140字小説をまとめた物語の日記集です。 物語でもあり、日記でもある。不思議な日々の記録をぜひご覧ください。 □書誌情報 『ちっぽけなデイドリーム1-ものがたりのにっき』 著:まつさかゆう 価格:1,430円(税込) 仕様:A6変形サイズ(95mm × 130mm)並製本 206p
-
あの日の空にフーセンガム / まつさかゆう
¥1,650
僕らの夢が閉じた日に 誰かが笑った 何かが消えた それでもどこかに ひとつの命が灯るなら この世界は総じて平和と言えるのだろうか 僕にはわからない まだわからない だから唄おう ララら ララら この空が今日も のびやかに広がり続けることを願って るララ るララ いまは唄おう いまこそ唄おう ——「5月のうた」より 本屋ブーケ店主が紡いだ詩歌集。 朗らかで華やかな春の日常に、ついつい気持ちだけが先走っていくなか、 どうしても忘れたくないこと、なかったことにしたくないことを私なりに言葉にしてみました。 一方は短歌、もう一方は詩、両面どちらからひらいても読み進めることができるような構成になっています。 【収録歌より五首】 わたし今、ハイになってるの、たぶんね だって世界はこんなにも普通 おそろしい流星の尾をよーく見てつまんでみたら飛べる気がして 投げられた卵を拾ってカステーラいくらか甘い意地悪の味 ひとりずつ春を背負って歩くから空に見惚れて青も忘れて 白桃を爪楊枝に乗せてふーふーしてるよ熱くもないのに 【書誌情報】 著者:まつさかゆう 装画:庄野紘子 発行:はなやぎ出版(本屋ブーケ出版部) 仕様:B6変形サイズ(120mm × 160mm) 頁数:128ページ 発売日:2025年5月10日発売予定 価格:1650円(税込)
-
チョコレートの味がしない / まつさかゆう
¥1,500
2月上旬に詩集『チョコレートの味がしない』を刊行します。 バレンタインデーがある2月の情景を思い浮かべて紡いだ詩、34篇を収録。 そっと舐めた あなたの背中 明けない 夜の味 ゴミ箱の隅で ゆれる銀紙 ——「肌」より 【書誌情報】 著者:まつさかゆう 装画:shun 発行:はなやぎ出版(本屋ブーケ出版部) 仕様:新書サイズ(105×173mm)並製本 100p 発売日:2025年2月上旬 発売予定 価格:1500円(税込)
