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明るい夜 / チェ・ウニョン
¥2,420
〈以下、版元ウェブサイトより〉 〈大きな悲しみが、私を守ってくれる〉 『ショウコの微笑』『わたしに無害なひと』の気鋭のベストセラー作家、初の長編小説 ---------------------- 夫の不倫で結婚生活に終止符を打ち、ソウルでの暮らしを清算した私は、九歳の夏休みに祖母と楽しい日々を過ごした思い出の地ヒリョンに向かう。 絶縁状態にあった祖母と二十二年ぶりに思いがけなく再会を果たすと、それまで知ることのなかった家族の歴史が明らかになる……。 家父長制に翻弄されながらも植民地支配や戦争という動乱の時代を生き抜いた曾祖母や祖母、そして母、私へとつながる、温かく強靱な女性たちの百年の物語。 ---------------------- 【著】チェ・ウニョン 【訳】古川 綾子 価格 2,420円(税込) 発売日 2023年1月21日 判型 四六判 製本 上製 頁数 400頁 ISBN 978-4-7505-1780-3 ---------------------- チェ・ウニョン 一九八四年、京畿道光明生まれ。二〇一三年、『作家世界』新人賞に入選して作家活動を始める。第五・第八・第十一回若い作家賞、第八回ホ・ギュン文学作家賞、第二十四回キム・ジュンソン文学賞、『わたしに無害なひと』で第五十一回韓国日報文学賞、本作『明るい夜』で第二十九回大山文学賞を受賞。 著書に『ショウコの微笑』(吉川凪監修、牧野美加・横本麻矢・小林由紀訳、クオン)、『わたしに無害なひと』(古川綾子訳、亜紀書房)、共著に『ヒョンナムオッパへ』(斎藤真理子訳、白水社)がある。 古川 綾子(ふるかわ・あやこ) 神田外語大学韓国語学科卒業。延世大学教育大学院韓国語教育科修了。第10回韓国文学翻訳院新人賞受賞。翻訳家。神田外語大学非常勤講師。 訳書にチェ・ウニョン『わたしに無害なひと』、キム・エラン『走れ、オヤジ殿』『外は夏』『ひこうき雲』、キム・へジン『娘について』『君という生活』、ハン・ガン『そっと静かに』、ユン・イヒョン『小さな心の同好会』、イム・ソルア『最善の人生』などがある。
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ぺちゃんこスタンレー / ジェフ・ブラウン、トミー・ウンゲラー
¥1,320
〈以下、版元ウェブサイトより〉 目が覚めたら、スタンレーはぺちゃんこになっていた…… 身長122cm横幅30cm厚さ1.3cmのぺらぺらの男の子が活躍する痛快な物語。 定価:1,200円+税 判型:A5判 ページ数:80頁 ISBN:978-4-7515-1884-7 初版:1998年12月 対象:小学校低学年〜中学年
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たやすみなさい / 岡野大嗣
¥2,200
(以下、版元ウェブサイトより) 第一歌集『サイレンと犀』につづく 5年ぶりの第二歌集、ついに刊行! 【著者選】 写メでしか見てないけれどきみの犬はきみを残して死なないでほしい 返信はしなくていいからアメリカっぽいドーナツでも食べて元気だして もう一軒寄りたい本屋さんがあってちょっと歩くんやけどいいかな ゆぶね、って名前の柴を飼っていたお風呂屋さんとゆぶねさよなら 二回目で気づく仕草のある映画みたいに一回目を生きたいよ 【書誌情報】 四六判変形/並製/144頁 定価:本体2,000円+税 ISBN978-4-86385-380-5 カバーイラスト:安福 望
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嘘があふれた世界で
¥737
これが当たり前になった時代で、あなたならどう生きる? 信者に人生を壊されたVtuber、バズって神格化された女子高生、呪いのアプリの謎に迫る調査員、未だに動く亡き夫のアカウント。それぞれの物語に隠された、生きていくための秘密と嘘。ベストセラー『世界でいちばん透きとおった物語』のスピンオフも収録した、新進気鋭の最注目作家7名による“今”を切り取るアンソロジー 著:浅倉秋成、大前粟生、新名智、結城真一郎、佐原ひかり、石田夏穂、杉井光 判型 新潮文庫 頁数 320ページ ISBN 978-4-10-180282-4
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毎週編みたい靴下52足 / レイネ・パブリッシング
¥3,630
『靴下を編む52週』『ショールを編む52週』に続き、世界各地のデザイナーによる美しくユニークなデザインの靴下を52足掲載しています。さまざまな糸、さまざまなテクニックで編んだ靴下は、日常生活をちょっと楽しく、嬉しい瞬間にしてくれる名脇役。本書ではユニークな縁飾りやビーズの編み込みパターンなど、これまでにないデザインを多数収録しています。順番に編み進めても、お好きな柄から気ままに編んでも大丈夫。クラシックだけれどどこか新しい、ソックスニッティングの日々をお楽しみください。 発売日:2024年9月刊行 仕様:B5変形 並製 総256頁 定価:3630円(10%税込) ISBN:978-4-7661-3825-2
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靴下を編む52週 / レイネ・パブリッシング
¥3,630
1週間に1足ずつ、1年間で52足の靴下編みを楽しめる一冊。52 足の靴下をデザインしたのは、世界各地のデザイナーたち。デザインや糸、テクニック、さらに難易度もさまざまです。長く、くり返し楽しめる、未来のクラシックになるような美しく実用的な本。 発売日:2021年11月刊行 仕様:B5変形 並製 総256頁 定価:3630円(10%税込) ISBN:978-4-7661-3513-8
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【サイン本】随風 01
¥1,980
*寄稿者のサインがランダムで記名されます。指定はできませんので予めご了承ください。 文学フリマや独立系書店の店頭を席巻する随筆/エッセイムーブメントに呼応する文芸誌、ついに創刊! 本誌『随風』は書き手/読者の随筆にかける思いに寄り添って船出する小舟です。 随筆の風が吹く限り、どこまででもともに旅しましょう(年2回刊行予定)。 〈目次〉 巻頭随筆 宮崎智之 船出にあたって 平林緑萌 随筆特集「友だち」 浅井音楽 海猫沢めろん オルタナ旧市街 かしま 岸波龍 早乙女ぐりこ ササキアイ 作田優 鈴木彩可 竹田信弥 友田とん 西一六八 野口理恵 批評 柿内正午 仲俣暁生 横田祐美子 座談会 城崎にて、香川にて 森見登美彦 円居挽 あをにまる 草香去来 編集していない編集者の編集後記 北尾修一 装画 坂内拓 価格 1,800円+税 ISBN 978-4-909868-17-6 Cコード 0095 判型 A5判 縦148mm 横210mm 140ページ
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【サイン本】随風 02
¥1,980
*宮崎智之さんほかランダムに数名のサインが入ります *サインはお選びいたたけません 随筆復興を推進する文芸誌『随風』の第2号 表紙イラストは、前号に続き坂内拓さんが手がけています __ 〈目次〉 巻頭随筆 宮崎智之 随筆特集 テーマ「好奇心」 アサノタカオ 磯上竜也 今井楓 オルタナ旧市街 清繭子 古賀及子 早乙女ぐりこ 杉森仁香 絶対に終電を逃さない女 西川タイジ 花田菜々子 pha 吉田棒一 わかしょ文庫 批評 柿内正午 佐々木敦 和氣正幸 インタビュー 村井光男(ナナロク社) 編集していない編集者の編集後記 吉川浩満 __ B5判、162ページ
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不便なコンビニ2 / キム・ホヨン
¥1,980
〈以下、版元ウェブサイトより〉 韓国発の大ベストセラー小説、待望の続編! 狭くて品揃えも悪く、近所の人から「不便なコンビニ」と呼ばれるALWAYS。深夜バイトの独孤(トッコ)が店を去ってから6つの季節が過ぎた。オーナーのヨムさんは体調を崩し、折り合いの悪い息子ミンシクに経営を、古株のソンスクに店長を任せ、ソウルを離れていた。独孤から仕事を引き継いだ元刑事のクァクも故郷に帰ることになり、ソンスクは愛想はいいが要領の悪そうな中年男性クンベを深夜バイトとして採用する。今日も悩みを抱えた人たちが、ALWAYSを訪れる。一方、クンベにはある秘密があった……。 2024年本屋大賞翻訳小説部門第3位。韓国でシリーズ累計150万部超、台湾で15万部超。ソウルで上演される舞台はロングランとなり、ドラマ化も進行中の世界的ベストセラー「Kヒーリング」小説、日本に待望の続編が上陸! 定価1980円(税込) 発売日2025.02.27 判型/頁4-6/354頁 ISBN9784093567503
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不便なコンビニ / キム・ホヨン
¥1,760
〈以下、版元ウェブサイトより〉 韓国発ベストセラー、傑作Kヒーリング小説 【2024年本屋大賞翻訳小説部門第3位】 【韓国で100万部超、シリーズ累計150万部超】 【ソウルで舞台版ロングラン上演。ENAにてドラマ化進行中】 ソウルの下町。亡き夫の遺産で建てたコンビニ「Always」を細々と営む元教師のヨムさんは、駅で無くした財布を拾ってくれたホームレスの男「独孤(トッコ)」と知り合う。記憶を失い言葉はたどたどしいが、誠実そうな独孤を見込んだヨムさんは、彼を深夜シフトの店員として雇う。近隣のコンビニに押され気味で品揃えが悪く、近所住人からは「不便なコンビニ」と呼ばれている「Always」の店員や客たちは、謎だらけで怪しげな独孤を警戒しつつ、一方でそれぞれに問題を抱えていた。 韓国でシリーズ累計150万部(2023年6月現在)、世界各国で出版され、舞台化、ドラマ化も進行中の大ベストセラー。誰もが生きづらさを抱えて生きるコロナ前夜のソウルを舞台に、人と人との関わり、罪と赦しを優しくユーモラスに描いた、8篇からなるKヒーリング小説の傑作。 定価1760円(税込) 発売日2023.06.21 判型/頁4-6/290頁 ISBN9784093567466
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悲しいときこそごはんを食べる
¥1,000
悲しいときのごはんと、それにまつわるエピソードが書かれた8名の作家さんによるエッセイ集。 発行しているのは、横浜・日本大通り「LOCAL BOOK STORE kita.」にて一棚書店を運営しているCoyote Booksさん。 全78ページの文庫サイズ版。 ーーーー タイトル:悲しいときこそごはんを食べる 定価:1,000円(税込) 文:ユウ・ホワイト、森正祐紀、山中散歩、佐々木綾子、Tomoko、小松﨑拓郎、セリナ、栗山桃香 表紙イラスト:中澤楓 発行者:ユウ・ホワイト 発行所:Coyote Books
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アンナ・リーサ / ミンナ・カント
¥1,650
葉々社さんから刊行されている「小さな海外文学」シリーズ。 海外文学の裾野を広げるために新たに立ち上げられたレーベルです。 〈以下、版元ウェブサイトより〉 本シリーズは、おもに海外文学に触れてこなかった読書家の方たちを対象に、短篇を2〜3篇収録し、気軽に手にとってもらえるように工夫しています。 シリーズ第3弾は、商業出版による翻訳が初となる真柴 奏さんが3つの物語を訳しています。 本書、『アンナ・リーサ』には、フィンランドの作家ミンナ・カントのふたつの短編「疑い」「死にゆく子」と戯曲「アンナ・リーサ」を収録しています。 日本ではまだなじみの少ないカント作品ですが、本書の解説ページを東海大学文化社会学部北欧学科准教授・柴山由理子さんに執筆していただいたため、作品とともにカント自身についても理解を深めることができます。 ______________________________ 一八四四年三月十九日にミンナ・カント(Minna Canth)はフィンランドのタンペレに生まれ、一八九七年五月十二日に心臓発作のためクオピオで五十三年の生涯を閉じた。現在、カントの誕生日はフィンランドで「平等の日」とされている。三十代から執筆活動を始め、三十五歳で夫を亡くした後に七人の子どものシングルマザーとして実家の事業を継承する傍ら、精力的に執筆を行い、亡くなるまでの約二十年間に小説や戯曲を次々と発表した。社交サロンを開き多くの著名人と交流を持ったパワフルな人物であった。 フィンランド初の女性作家として活躍したという事実だけでなく、ほかのヨーロッパの思想に影響を受けたリベラルな考えをもとに、社会における女性の立場の弱さや不条理を描き出した数々の物語は、同国における女性の財産権、身体権、教育権、参政権の獲得や改善に大きく貢献した。詩人エイノ・レイノ(Eino Leino, 1878-1926)はミンナ・カントの作品にノルウェー文学、特にヘンリック・イプセンの大きな影響を認め、カントについて、リアリズムの時代にもっとも力強く社会問題を描き出し、「労働運動の先駆者」であり「女性解放の真の指導者」で、ジェンダー平等において彼女以上に独創的で優れた作品を生み出した人はいないと評している(Leino,1909/2022)。豊かな表現力と深い洞察力によって人間の苦しみや不安、疑念などの感情を巧みに描きだした作品には、現代の私たちにも通じる普遍的な物語を見いだすことができる。 「疑い」 中編小説『疑い』は、戯曲『牧師の家族』と同じ一八九一年に発表された。中産階級の比較的裕福な商人の家が舞台となり、犯罪、道徳からの逸脱、精神疾患などに対する科学的解明への探究心をもとに、猜疑心や罪の意識をテーマにしたリアリズム小説である。 「アンナ・リーサ」 『アンナ・リーサ』は、嬰児殺しの物語で、カントが亡くなる二年前に発表された後期の戯曲作品であり、三大代表作の中でももっとも完成度が高い作品と評される。(中略)三幕構成の同作品は生き生きとしたセリフで物語がテンポよく進んでいく。理想の結婚を前に、婚約者ヨハンネスとアンナ・リーサの両親、妹ピルッコが見ている喜ばしい世界と、アンナ・リーサと家の使用人であったミッコとその母親フッソが共有する「自滅を免れない暗い森のような三人の秘密」のコントラストがじわじわとアンナ・リーサを追い詰めていく。いつ秘密が暴露さ れてしまうのか、事情を知る者と知らない者との臨場感満載の会話と駆け引きに読み手もハラハラし通しである。 「死にゆく子」 『死にゆく子』は、子どもの死という想像しうる限りでもっとも残酷な悲劇を描いた短編である。カントの生きた十九世紀後半は、乳幼児の死亡率が非常に高く、多くの家庭が子どもの死という苦痛を経験しなければならなかった。多産で貧困という当時一般的な家庭の悲劇を描きながら、カントは子どもの死をよりグロテスクに表現する。エーヴィの蛆が湧く体や、部屋に臭いが充満する描写などは、嫌悪感を抱かせるリアルな筆致で、読み手をぎょっとさせる不快なリアリ ズムの表現となっている。 (解説ページより)
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【柴田元幸さんサイン入】ロングパドル人間模様 / トマス・ハーディ
¥1,430
葉々社さんから刊行されている「小さな海外文学」シリーズ。 海外文学の裾野を広げるために新たに立ち上げられたレーベルです。 〈以下、版元ウェブサイトより〉 本シリーズは、おもに海外文学に触れてこなかった読書家の方たちを対象に、短篇を2〜3篇収録し、気軽に手にとってもらえるように工夫しています。 シリーズ第1弾&第2弾は、柴田元幸さんの翻訳による2作品です。 本書、『ロングパドル人間模様』は、『人生の小さな皮肉』という短篇集に収録された作品で、「短篇集内短篇集」です。 ___________________________ ハーディというと「重い人」「暗い人」という先入観を持ってしまうのも、これまたいささか勿体ない話です。たとえばこの『ロングパドル人間模様』などを読むと、ハーディが実は ユーモラスな面も持ちあわせていた作家であることがよくわかります。もちろんこの事実はハー ディの専門家のあいだでは常識に属す部類の話にちがいなく、たとえば岩波文庫の『ハーディ短篇集』(井出弘之編訳)なども「ユーモア、諧謔こそ彼の特質である」という視点から編まれています。しかしこの認識が一般にどこまで広まっているか。この翻訳で「楽しいハーディ」もいる、ということをさらに広く伝えられるなら訳者としても本望です。 (訳者あとがきより) [著者プロフィール] トマス・ハーディ(1840 -1928) イギリス文学を代表する小説家・詩人の一人。ヴィクトリア朝後期から20世紀初頭にかけて活躍。イングランド南部のドーセット州に生まれ育ち、小説の中でもこの地に「ウェセックス」の名を与え、くり返し物語の舞台に用いて、時には人間以上に存在感のある場所に仕立て上げた。そうした濃密な場の感覚を背景に、宿命に抗い、翻弄される人間の姿を冷徹に見つめ、『帰郷』(1878)、『ダーバヴィル家のテス』(1891)、『日陰者ジュード』(1895)などの代表作に結実させた。
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【柴田元幸さんサイン入】ウォートン怪談集 / イーディス・ウォートン
¥1,430
葉々社さんから刊行されている「小さな海外文学」シリーズ。 海外文学の裾野を広げるために新たに立ち上げられたレーベルです。 〈以下、版元ウェブサイトより〉 本シリーズは、おもに海外文学に触れてこなかった読書家の方たちを対象に、短篇を2〜3篇収録し、気軽に手にとってもらえるように工夫しています。 シリーズ第1弾&第2弾は、柴田元幸さんの翻訳による2作品です。 本書、『ウォートン怪談集』は、「小間使の呼び鈴」「夜の勝利」「ミス・メアリ・パスク」、3つの短篇を収録しています。 ___________________________ ぐだぐだ煮えきらない物言いを続けてしまったが、要するに何を言いたかったかというと、ここに収めたウォートンの幽霊譚三本を読むにあたって、もちろんどう読もうと読者の自由なのだが、事実を割り出さないといけないというプレッシャーを感じる必要はない、ということである。「小間使の呼び鈴」であれば一介の使用人である病み上がりの小間使が女主人や男主人に対して感じる感情の起伏に、「夜の勝利」なら秘書として他人に依存して生きないといけないがゆえに何とも屈折した主人公の心理の揺れに、まずは寄り添ってみるのも悪くないと思う。(ウォートンは上流階級の育ちだが、目下の立場に置かれた人物の心理を描くのが本当に巧い)。「ミス・メアリ・パスク」であればいっそ、幽霊ということにされているメアリ・パスク嬢の身になってみて、「一度死んだ人間」の感じる(そして「生きていた」ときも感じていた)孤独の深さに思いをはせる、とか……怖がっている人間を外から見るのではなく、怖がっている人間になって読むと、ウォートンの怪談は(まあすぐれた怪談はみんなそうだろうが)本当に刺さる。 (訳者あとがきより) [著者プロフィール] イーディス・ウォートン(1862 -1937) 20世紀前半に活躍したアメリカの作家。ニューヨークの名家に生まれ、アメリカ東海岸の上流階級のふるまいを内側から知る強みを活かし、社会的権力を維持していく人々の冷酷さ、権力に時に抗い時に押し潰される人々の栄光と悲惨をリアルに描き出した。怪奇小説の名手としても知られる。第一次世界大戦中はパリで難民や失業者のために尽力。代表作に『歓楽の家』(1905)、The Custom of the Country(1913、未訳)、『無垢の時代』(1920、女性として初めてピュリツァー賞を受賞)など。
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鳥と雲と薬草袋/風と双眼鏡、膝掛け毛布 / 梨木香歩
¥649
SOLD OUT
(以下、版元ウェブサイトより) 「土地の名まえ」の背景には、いつも物語がある。 そこに暮らす、人々の息遣いがある。峠や湖川など、地形に結びついた名まえ。 植物や動物に由来する地名。街道や国境など、人の営みをめぐる地名。 音やまなざしから付けられた名まえ。消えた地名、新たに生まれた地名……。 空を行き交う鳥や風のように伸びやかに、旅した土地の名まえから喚起される思いを綴る、 二作の葉篇随筆を合本した文庫版。 【書誌情報】 装幀:Henriette v.Muenchhausen/Photo、getty images/Photo、新潮社装幀室/デザイン 判型:新潮文庫 頁数:320ページ ISBN:978-4-10-125344-2
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詩と散策 / ハン・ジョンウォン
¥1,760
〈以下、版元ウェブサイトより〉 散歩を愛し、猫と一緒に暮らす詩人ハン・ジョンウォンが綴るエッセイ 雪の降る日や澄んだ明け方に、ひとり静かに読みたい珠玉の25編 オクタビオ・パス、フェルナンド・ペソア、ローベルト・ヴァルザー、シモーヌ・ヴェイユ、パウル・ツェラン、エミリー・ディキンソン、ライナー・マリア・リルケ、シルヴィア・プラス、金子みすゞ、ボルヘス…… 『詩と散策』は、著者のハン・ジョンウォンがひとり詩を読み、ひとり散歩にでかけ、日々の生活の中で感じたことを記している、澄みきった水晶のようなエッセイ集だ。読者は、彼女の愛した詩人たちとともに、彼女が時折口ずさむ詩とともに、ゆっくりと散歩に出かける。 ハン・ジョンウォン/著 橋本智保/訳 四六変形並製、152ページ 定価:本体1,600円+税 ISBN978-4-86385-560-1 C0098 3刷 装幀 成原亜美(成原デザイン事務所) 装画 日下明
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あたらしい散歩 / 大北栄人・林雄司
¥2,530
〈以下、版元ウェブサイトより〉 視点を変えれば街も変わる! ノスタルジーではない新しい東京の歩き方 玄人と歩くと都市はバツグン! ──いとうせいこう(作家・クリエーター) 専門家と東京を歩けば見えてくるものがある! 接着剤、石、植物、タクシー、公園にある古墳など、単なる教養ではない「日常生活を捉え直す」視線から街を歩くとまた違った姿が見えてくる。ノスタルジーではない「いま・ここ」ならではの東京の歩き方読本。人気webメディア「デイリーポータルZ」の大好評連載から厳選&パワーアップした新感覚ルポルタージュ! 2025/4/28 本体 2,300円+税 ISBN:978-4-910511-78-8
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窓から見える世界の風 / 福島あずさ・nakaban
¥1,760
それぞれの土地で、それぞれの窓に舞い込む、50の風の便り 地球上では地域によって様々な風が吹き、その土地の気候や風土を形作っている。 ある風は恵みの雨をもたらすが、またある風は人間の生活の脅威となる。 そして人々は親愛や畏敬の念を込め、古くから風に様々な名前をつけてきた。 本書では気象学者である著者が世界の50の風を集め、 画家nakabanの絵と散文と一緒に紹介・解説する。 旅するようにページをめくり、その土地の空気や、そこに暮らす人々に想いを馳せてみて下さい。 (版元ウェブサイトより) 【書誌情報】 刊行年月日:2018/02/19 ISBN:978-4-422-70109-7 定価:1,760円(税込) 判型:B5判変型 196mm × 172mm 造本:上製 頁数:112頁
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ヘタレ人類学者、沙漠をゆく / 小西公大
¥2,200
〈以下、版元ウェブサイトより〉 「圧倒的な面白さ!」と話題の人類学本、爆誕! 山極壽一氏、松村圭一郎氏、中島岳志氏、小川さやか氏…各界より大推薦!!! 「理解不能な出来事を目の前にすると、相手を否定して自分を守ろうとしてしまう。しかし異質なものを、異質なものとして見ていても何も生まれない。偏見や独りよがりな思い込みではなく、「知」に「血」を通わせて、人と接していきたい。ずっと興味があった人類学の世界。その一歩が踏み出せそう!」 ――ジュンク堂書店 藤沢店 小山さん 白と黒ではわけられないこの複雑な世界で、他者とともにあるために。 今こそ、僕たちには人類学が必要だ。 著者:小西公大 ジャンル:文芸・人文 ・ 思想 出版年月日:2024/12/12 ISBN:9784479394419 判型・ページ数:四六 ・ 336ページ 定価:2,200円(本体2,000円+税)
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【予約受付中|本の福袋】A Little Book Bouquet 2025
¥10,000
予約商品
ˏˋ 年末年始のお楽しみ「本の福袋」 ˎˊ˗ 4つのプランをご用意しておりますので、ぜひ内容ご確認の上、 1年間頑張ったご褒美に、2025年の読み納めに、そして2026年の読み初めに、ご活用ください! 【よいお年をセット】 いろいろなことがあった2025年を振り返りつつも、 来る2026年を穏やかな心地で迎えられるように、そんな願いを込めて選んだ5冊。 付録として、特製ポストカードと、店主が綴った掌編小説ペーパー付きです。 【寝正月セット】 雨にも負けず、風にも負けず、駆け抜けた2025年… とにかく年末年始は寝るのだ!休むのだ!というあなたにおすすめの5冊。 付録として、特製ポストカードと、店主が綴った掌編小説ペーパー付きです。 【わたしこんな本を読みましたセット】 店主が2025年に出会った本の中からおすすめの5冊。 一般書セットと、絵本・児童書セットの2種類をご用意しました。 付録として、特製ポストカードと、店主が綴った掌編小説ペーパー付きです。 【注意事項】 *発送は12月末頃を予定しております。 *全てのセット共通で書籍代のみを合計すると9,500円前後になります。 商品代金の10,000円との差額は、付録の製作費と送料にあてさせていただきます。 *福袋というコンセプト上、何が入っているかは開封までのお楽しみに。 すでにお持ちの本や同じ本かもしれませんが、あらかじめご了承下さい。 (楽しみが薄れてしまうので推奨しませんが…どうしても中身が知りたいという方はご連絡ください) *自分の要望にあわせて選書してほしい!という方は、下記ブックカルテのご活用をお勧めします。 https://bookkarte.com/staffs/195 *ご注文いただいたあとの返品や交換はお断りしております。あらかじめご了承くださいませ。
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いきいき 富士登山日記 / まつさかゆう
¥1,650
言葉にするとしたら、たぶん、いきいきしていた——。 はじめて富士山に登った数日間の日記。 道中に撮影した写真もあわせてご覧ください。 □書誌情報 『いきいき 富士登山日記』 文・写真:まつさかゆう 価格:1,650円(税込) 仕様:新書サイズ(105mm × 173mm)並製本 156p
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ちっぽけなデイドリーム1/ まつさかゆう
¥1,430
「明日出ていくね」「ん、わかった」この字面で簡単に理解できるほど、一緒に過ごした時間は淡くない。前髪の癖。お豆腐は絹。下っ腹の触り心地。私は全部知っている。彼も全部知っている。でも、もう一緒にはいられない。もう覚えていない。たぶん。明日になれば、さよならも言わずに、さよならする。 —— 10月16日(木)「引越し」より 某SNSの投稿の制限文字数でもある、140字で表現する超掌編の物語「140字小説」 本書は2025年の6月から日々書き連ねていた、140字小説をまとめた物語の日記集です。 物語でもあり、日記でもある。不思議な日々の記録をぜひご覧ください。 □書誌情報 『ちっぽけなデイドリーム1-ものがたりのにっき』 著:まつさかゆう 価格:1,430円(税込) 仕様:A6変形サイズ(95mm × 130mm)並製本 206p
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ゆきだるまむらのアイスクリームやさん / ソン・ホジョン、ヒョットゥン
¥1,540
SOLD OUT
思い込みから自由になると、毎日がもっと楽しくなる! まっしろな村をカラフルに彩る、あたたかな物語 一年中真っ白なゆきに囲まれたゆきだるまむらに、アイスクリーム屋が開店します。しばらくはお客さんがだれもこなかったのですが、小さなゆきだるまがリクエストした、オーダーメイドのアイスの帽子が大評判に! やがて特別なアイスクリームを求めて、村中のゆきだるまがお店にやってくるようになりました。そしてクリスマスを迎える頃……。 思い込みから自由になると毎日がもっと楽しくなると教えてくれる、韓国から届いた大人気絵本です。 Format:B5判変型 Size:223×182mm Pages:44Pages(Full Color) Binding:ハードカバー 発行元 :PIE International ISBN:978-4-7562-5939-4 C8798 文:ソン・ホジョン 絵:ヒョットゥン(イ・ヒョギョン)訳:こまつようこ
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最高の山ごはん / ホシガラス山岳会
¥1,760
SOLD OUT
最高の山ごはんって、どんなごはんだろう? その答えは「効率」でもなく「安さ」でもなく、「おいしい!と心底思ったごはん」。ホシガラスメンバー8人のとびきりおいしかった山ごはんを元に、料理家・山戸ユカが独自のアイデアを加えて再現。山で作るための合理的なヒントやアイデアもふんだんに盛り込んで、レシピとしてご紹介します。 【書誌情報】 Format:B6判変型 Size:177×128mm Pages:160 Pages (144 Pages in color) Binding:ソフトカバー 発行元 :PIE International ISBN:978-4-7562-4828-2 C0070 著者:ホシガラス山岳会
