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  • 虹はいまだ旅の途上 / 李 琴峰

    ¥2,200

    「正史」や「正典」に刻まれない、小さな声を拾い集めて―― バンクーバー、ソウル、チューリッヒ、アムステルダム、パリ。台湾で生まれ、日本で生きる芥川賞作家が、五つの都市をクィアに旅した2024年の記録。 “台湾で生まれ、日本で生活し、日本語と中国語を主要言語とし、アジアからほとんど出たことがない私は、欧米発祥の「クィア」という言葉とそれにまつわる諸文脈から切り離され、長い間、断絶を余儀なくされてきた。しかしバックラッシュは文化や言語、国家の境界線をものともせず、世界規模の波となって襲ってきた。である以上、私も自身の文脈を、クィアの歴史という文脈にもう一度接続し直さない限り、バックラッシュの正体を見極めることができない。これから記すのは、いわば「文脈を繫ぎ直す」ための旅だ。”(プロローグより) 【著者略歴】 李琴峰〈り・ことみ〉 1989年、台湾生まれ。作家・日中翻訳者。2013年来日、17年『独り舞』で第60回群像新人文学賞優秀作を受賞し、デビュー。『五つ数えれば三日月が』で第161回芥川賞・第41回野間文芸新人賞候補、『ポラリスが降り注ぐ夜』で第71回芸術選奨新人賞受賞、『彼岸花が咲く島』で第34回三島由紀夫賞候補・第165回芥川賞受賞。他の著書に『星月夜』『生を祝う』『観音様の環』『肉を脱ぐ』『言霊の幸う国で』『月を見に行こうよ』などがある。

  • たった一人の読者を生きる / 荒井裕樹

    ¥1,980

    〈以下、版元ウェブサイトより〉 もう誰にも動員させられたくない。 この心は私のもの。あなたのもの。 【内容】 例えば、「世界で自分だけしか読んでいないかもしれない物語」に出会ったとき、「こんなマイナーな作品について書いたり語ったりしても無意味だよな……」と思うか、「自分が書かなければ/語らなければこの作品は存在しなかったことになってしまう」と思うかは、それぞれだと思います。 もし、あなたが後者の側に立つとして、いざ何か書き残そうとしても、そういう些細で、身近で、時に儚い出会いのエピソードは、論文のようなかっちりした形式には馴染まなかったりするものです。だから本書では「エッセイ」、それも「おしゃべり」するような言葉づかいで、少なくない読者がきっと抱いたことがあるであろう「この物語をなかったことにしたくない」というあの感覚に、迫ってみたいと思うのです。 “ここで私が話したいのは、もっと小さくて、些細で、身近で、時には儚いものについてなんです。(中略)世界的なマスターピースよりも、親しい人の打ち明け話のほうが大事になってしまったり、友だちが出したぜんぜん売れない自主制作本のほうにより感動してしまったり、なんてことは、誰にでも、多かれ少なかれ、あると思うんです。/これって、実はすごいことなんじゃないですかね。自分の心だけを打つものがこの世界に瞬間的に誕生しているというか、どうしようもなく自分の心を打つものがどうしようもないくらい自分以外の人に知られてないっていうか、そんな現象が発生しているということなので。/この現象、取り立てて研究なんてされないですけど、けっこう大事なものだと思うんです、人間にとって。/なんというか、人って自分でも気が付かないうちに、たった一人の読者を生きている瞬間があると思うんです。”(「はじめに」) こちらの感情や心を動員するための言葉や映像が氾濫する社会の潮流に、気づかぬうちに吞み込まれてしまわぬように、自分にとって本当に大切な「物語」について語ること、そのための居場所をつくること。そうやって大切な領域を守ることができてはじめて、私たちはきっと、ほかの誰かが大切にする「物語」のことも大切にできるのではないでしょうか。 “自分にとって本当に大事なものって何なんだろうとか、本当に自分の心を打つものって何なんだろうとか、自分はどういう物事に魂を揺さぶられる人間なんだろうとか、そういう自分の領域を大事にして、誰かに、勝手に、いつの間にか心を動員させられないようにすることはできる。そう思うんですよね。/これから少しだけ、私の「たった一人の読者」体験を聞いてください。私の密かな「物語」との思い出話をさせてください。そんな「物語」が居られる場所を作るために、少しだけ力を貸してください。で、もしよかったら、そのあと、あなたの話も聞かせてください。”(「はじめに」) ロングセラー『まとまらない言葉を生きる』を著した「声の小さな文学者」が新たに綴るのは、これまで語られてこなかった「たった一人の読者を生きる」という経験について。小さな「自分」を守ることで、誰かとつながる12の内緒話。 【著者略歴】 荒井裕樹〈あらい・ゆうき〉 1980年東京都生まれ。早稲田大学文学学術院教授。作家、文学者。専門は障害者文化論、日本近現代文学。東京大学大学院人文社会系研究科修了。博士(文学)。日本学術振興会特別研究員、二松學舎大学教授を経て、2026年4月より現職。

  • 日本国憲法 / 齋藤陽道 写真

    ¥1,320

    日本国憲法は誰のものか? もう一度読み、感じ、考える私たち自身の憲法。 日本国憲法の条文全文に、写真家・齋藤陽道さんのカラー写真を組み合わせたハンディな一冊。 戦後80年、私たちの幸福と平和の土台となってきた憲法を、いまの暮らしのなかでそれぞれの人生を生きる人々の姿を深くとらえた写真とともに読み直す。 もっと切実に、さらに親しみやすく──。 2022年に刊行し反響をいただいた同タイトルの本に、新たに16点の写真を追加収録し、3人の執筆者による憲法についてのエッセイを収めた栞を添えたボーナスバージョンを、新刊として刊行します。 ■著者 齋藤陽道(さいとう・はるみち) 1983年、東京都生まれ。写真家、文筆家。東京都立石神井ろう学校卒業。2020年から熊本県在住。2010年、写真新世紀優秀賞。2013年、ワタリウム美術館個展。2014年日本写真協会新人賞。 写真集『感動』(赤々舎)、続編『感動、』(赤々舎)、著書『異なり記念日』(医学書院・シリーズケアをひらく、毎日出版文化賞)、『よっちぼっち 家族四人の四つの人生』(暮しの手帖社、熊日文学賞)、『つながりのことば学』(NHK出版・学びのきほん)など多数。 新聞、雑誌の連載等でも活躍するほか、「手話のあるくらし」をさまざまな方法で伝える活動をしている。 ■栞 「健康で」とは、「文化的な」とは  いしいしんじ 私と日本国憲法  安積遊歩 みつさんへ  関根 愛 ■栞より 日本国憲法の条文は、いまこの国に住まう、すべての人間を守り、救い、苦境から引きあげ、安寧な暮らしを送れるよう、日々、この瞬間も、全文を駆使して働きぬいている。その力のもとはいったいなにか。力をふんだんに働かせるために、なにがしかの助力が、われわれにできないか。──いしいしんじ「「健康で」とは、「文化的な」とは」より 私たち障害者は私たちの身体ゆえに、非暴力無抵抗の平和主義者である。それを自覚し、日々のなかでも「争わず、戦わず」の生き方を主張し続けていきたい。──安積遊歩「私と日本国憲法」より そこにあるのは、協和、平和、理想、愛、信義、尊厳、希求、幸福、良心、生命、自由といった、捉えどころのない言葉の数かずです。これらの言葉は見上げる星ではありません。私たちそれぞれが、ほんらい、その星の一つ一つです。輝くには、私たち自身でその言葉の中身が満ちるよう心がけていかなくてはいけません。──関根愛「みつさんへ」より 四六判変型/並製本/本文96頁 1200円(本体価格・税別) 2026年5月3日刊 ISBN978-4-89629-474-3 C0032

  • 「いまどきの若者」の150年史 / パンス

    ¥1,056

    明治の書生から令和のZ世代まで。 「若者語り」をたどると、私たちの「いま」が見えてくる。 「いまどきの若者は〇〇である」 年長者からの視点と、若者自身からの主張が交錯し、時代の中で特徴づけられ、まとまると「世代」になる。 明治から今日までに至る「若者論」の系譜をたどり、成熟をめぐる日本の「現在」を浮かび上がらせる。 「日本の若者年表」を収録。 「かように「若者」をめぐる状況は複雑怪奇……と言えるでしょう。しかし、いま「大人」、もしくは「高齢者」になっている人たちもかつては「若者」だったのは変えられない事実です。そして、いま若者である人たちも、いずれ大人になっていくのです。ここで一回、かつての歴史をどんどん遡り、そもそも「若者」という概念が形成されてから現代までの「若者」の「語られ方」の歴史を編んでみようと思います。細かく見ていくと、思わぬところで今と一致していたり、まったく変化していたりといった側面が発見できるかもしれません。」

  • 21時の空洞の魚 / 標野凪

    ¥1,980

    〈以下、版元ウェブサイトより〉 「お届けものです」 〈朝〉とだけ書かれた箱を開けると──? 25万部突破! ロングセラー「喫茶ドードー」シリーズの標野凪が贈る、 静けさが心を包み込む、「時」をめぐる24のショートストーリーズ。 「とき」をめぐる24編のショートショートを書きました。 目覚めたばかりのまっさらな朝、日差しが高くのぼる真昼、仕事終わりの夕方と家でくつろぐ夜、そして深い眠りに落ちる深夜。 あなたの心の奥深くにも、不思議な「とき」が落ちていることでしょう。 ?眠れない夜、そっと開いて一編をどうぞ。(著者より) 〈朝〉 乗り込んだ電車の行き先は、星の瞬く夜空か。 それとも──。 ──6時「始発電車」 〈昼〉 咲き誇る百日紅。 母の目にはどう映ったのだろうか。 ──12時「正午の百日紅」 〈夜〉 今夜も彼女は、この街に雪を降らせる。 明日を生き抜くために。 ──23時「雪の降る街」 〈深夜〉 ──ねえ、起きて。 あたしのほっぺたを突いたのは? ──5時「公園の鳩」

  • suiuの詩集 春

    ¥1,320

    〈以下、版元ウェブサイトより〉 詩の投稿サイト"suiu"の本ができました。 2023年1月のリリースより三年間に投稿された詩の中から、 94人の94篇(短歌/自由詩/俳句/自由律俳句/川柳etc.)を収録しました。 詩がお好きな方はもちろん、これまで詩に触れる機会のなかった方にもお愉しみいただける一冊です。 ◻︎詩の投稿サイト“ suiu ” とは suiu(スイウ)はいいねや閲覧数といった指標を持たず、 ユーザー数・作品数など規模に関する情報も公開しない、詩の投稿サイトです。 数値で表せるものを価値にせず、一人ひとりが詩と静かな時間を過ごせます。 『suiuの詩集 春』 2026.5.4 発売 定価:本体価格1,200 円+税 A6 版 並製 132ページ ISBN978-4-9912050-6-4 装丁/はちみつちひろ 写真/浜野かもめ

  • 納得できる唐揚げのために

    ¥1,650

    「人の数だけ、唐揚げの物語がある。」 理想の唐揚げに出会えるヒントが詰まった一冊。 書き下ろしのエッセイ・小説・短歌が収録された、まさかの唐揚げアンソロジーです。 ジューシーで、ノスタルジックで、ページをめくるたびにお腹が空いてくる一冊。 みなさまぜひぜひご覧ください 【もくじ】 ・「唐揚げ奮闘記2025」/ 佐々木里菜 ・「さよならの日のからあげ」/ 磯村柚依 ・「あの台所、あの唐揚げ。」/ 中前結花 ・「紫陽花と唐揚げ」/ 幸若希穂子 ・「大戸屋・鶏のおろし唐揚げ定食660円 」/ チヒロ(かもめと街) ・「ちき・ちき!」/ 加賀田優子 ・「ささやかでいて、ジューシー 」/ 佐伯いちか ・「時価の誘惑」/ リモ ・「ワニは呼吸している」/ 谷脇栗太 ・「胃袋の輪郭」/ まつさかゆう ・「納得できる唐揚げのために ――あとがきに代えて」/ 小林晴奈 【書誌情報】 『納得できる唐揚げのために』 B6変形判 (182×120mm)/ 168ページ / 税込1,650円(文学フリマでは1,600円で販売) 発行:本のすみか 装丁・組版:谷脇栗太

  • 今日もぼーっと行ってきます / 中島京子

    ¥2,200

    直木賞作家による、極上のお散歩エッセイ。 「われわれには、「ぼーっとする時間」が必要だ。というわけで、ぼーっとする小さな旅に出ようではないか、というのが、このエッセイの企画趣旨なのである。」 情報や仕事、雑事に追われる日常生活から離れ、気持ちのいい空間を、ただひたすらぼーっと散歩したい。 野鳥公園に天文台、植物園、水族館、美術館。大山詣りに雨の梅園、時にはフェリーに乗って、あるいは天然の冷蔵庫、石の採掘場へ。 日本地図を作った歴史的人物に思いを馳せたり、ハイキングをしたり。 ささやかなお土産を買い求め、銭湯に入り、居酒屋で一杯。直木賞作家の描く、極上のお散歩エッセイ。 定価: 2,200円 (本体2,000円+税) 発売日:2026年02月03日 判型:四六判 ページ数:240 ISBN:9784041159712

  • 犬のあしあと / もりみさき

    ¥500

    <以下、著者noteより> いつも犬を探している。通勤中、スーパーで買い物をした後の帰り道、残業帰りの夜道、休日の散歩中など、犬を目に入れるチャンスがあればいつでも視界に入れたいと思っている。 2025年7月から2026年の2月までの約半年の日記から、「犬」について何かしら書いている日付だけを抜粋して、日記本を制作しました。 日記本を作ってみたいと思ってから、毎週noteであげている週間日記を読み返すと、わたしの日記にはたくさんの犬が登場することがわかりました。 生活の中で記録したいと思ったのはどんな子だったのだろうと思い、この本を作りました。 裏表紙のしっぽがくるんとなっているところがお気に入りです。 遊び紙はいつも犬を観察している公園の芝生をイメージして、黄緑色を選びました。 また、表紙は光に当たるときらきらする紙を使っているので、ぜひ晴れの日に外で読んで、犬をきらめかせてもらえたら嬉しいです。 犬のあしあと -生活に犬が紛れ込んでいた日々の日記- 著者:もりみさき サイズ:B6(単行本サイズ) ページ:40ページ 値段:500円

  • 暮らしを手に入れる / 小林駿平

    ¥800

    SOLD OUT

    <以下、著者noteより> 冬の間、ストーブの前で丸まりながら(次はどんなものを作ろうかな)と考えていた。伝えたいことをリストに書き出しみて、納得がいかなくて全部消した。今度は聞いて欲しいことだけでリストを埋めてみたら、これなら書けそうだ、と思えた。リストの一番上にあったのは、春を迎えた山の心地よい風の感触。 僕の実家は秩父の山の中でカフェを営んでいます。草木と動物と。珈琲とジェラートと。ざわざわ、さわさわ、賑やかな音と小麦の焼ける匂いに囲まれた暮らしを、12話の味わいと考え事のエッセイにまとめました。各話それぞれにカラー写真も挟み込んでいます。 読むほどその季節の手触りが伝わってくる、そんな本。山の中の涼しい風と草木のいい匂いを、少しでも感じてもらえたら嬉しいです。 「暮らしを手に入れる」 ・A6サイズ(文庫) ・98ページ ・800円(税込) ▼目次 五月  トマトのシャーベットと手紙 六月  梅酒ソルベと瓶詰めの季節 七月  プラムジェラートと夏の約束 八月  スイカのシャーベットと夏の秘密 九月  ぶどうのシャーベットと山の夜 十月  ポポーのジェラートと薪ストーブ 十一月 ミネストローネと湯気の中 十二月 りんごのシャーベットとルビー 一月  いちごミルクのジェラートと書き初め 二月  バチョと怒り 三月  フローズンヨーグルトと冬の雨 四月  桜餅のジェラートと変わる春

  • ドリップコーヒーパック【読書灯ブレンド】

    ¥300

    フリーペーパーや読書会など、いつもお世話になっているGood Will Coffeeさんに、 本屋ブーケのオリジナルブレンド「読書灯ブレンド」をつくっていただきました! 読書灯の下、ページをめくりながら、おだやかな灯りに微睡むような、まろやかな口当たり。こちらを使用したドリップパックを本日から店頭で販売しています。 パッケージはイエローとピンクの2種類。 *中身はどちらも同じブレンドです ぜひぜひ本とあわせてお手にとっていただけたら嬉しいです!

  • 庭の桜、隣の犬 / 角田光代

    ¥946

    30代・結婚5年・子供なし。結婚って夫婦って何だろう?リアルな夫婦小説 田所房子は宗二と結婚して5年。新婚時は弁当屋でバイトをしていたが、夫の転職を機に辞めた。ある日、夫から「おれ、部屋借りようと思うの」と切り出される。房子は不満ながらも合い鍵をくれるならと受け入れる。対して宗二は風呂のない四畳半の生活を満喫していた。宗二に好意を寄せる同僚・和田レミが突然泊まりに来たり、立ち食いそばをひとり啜ったり。房子は宗二に住所を尋ねず、合い鍵を片手に宗二の部屋を捜し歩く。 定価: 946円 (本体860円+税) 発売日:2026年01月23日 判型:文庫判 ページ数:304 ISBN:9784041167755

  • いいえ いえです / tupera tupera

    ¥1,540

    大人気絵本作家tupera tupera待望の新作! きのこさん、りんごさん、ソフトクリームさんがすむいえはどんないえ? そしてラストは、そのシチュエーションにあっと驚くオチが!? 繰り返しのリズムが読み聞かせにぴったりです! ■ISBNコード:9784592763918 ■シリーズ名:MOEのえほん ■定価:1540円(本体1400円+税10%) ■発売日:2026.4.17

  • 地球の恋人たちの朝食 / 雪舟えま

    ¥3,300

    よろしくね あたしは まみっていうの 《あたしは地球の数倍重力の強い星からきた女だ 地球人の数倍重い夢に 耐えられるようにできているはず》 穂村弘歌集『手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ)』の主人公「まみ」のモデルとしても知られる歌人・雪舟えまによる伝説の最初期作品集が、20年の時を経てついに書籍化! 日記・詩・小説などジャンルを縦横無尽に行き来するwebニッキ「地球の恋人たちの朝食」の2001年から2008年までに公開された作品群から217篇を厳選。巻末には穂村弘による解説「言葉の超常現象」を収録。 二十年後の今読み返しても、初読時とは違って心の準備があっても、やっぱり異次元に跳ばされる。 これはもう言葉の超常現象ではないか。そして、未来の誰かのための聖書。−−穂村弘(解説より) 毎年 あたしのように何人かが地球を出てゆくけど だれもが地球から持ちだす品をきめられなくてたいへんだという 想いでの本 想いでのレコード 想いでのドレス 想いでのアルバム 想いでの宝石 想いでの人形 想いでの手紙 想いでの食べ物 想いでの 想いでの 想いでのうつくしいものたち  〈自分の背中の幅よりはみだしてはいけない〉決まりの 小さなリュックにつめこむ品を泣きながらえらぶとき あたしたちはこんなにも地球が可愛ゆいものだったと思い知る (「地球の恋人たちの朝食」より) 定価:3,300 円(税込) 刊行日:2024年09月27日 判型/ページ数:四六判 上製 464ページ ISBN:978-4-86528-431-7 Cコード:C0095 装幀・装画:タカノ綾/装画 ©AYA TAKANO/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved.  名久井直子/装幀 雪舟えま (ユキフネ・エマ) 1974年生まれ、北海道出身。歌人・小説家。歌集に『たんぽるぽる』『はーはー姫が彼女の王子たちに出逢うまで』『緑と楯 ロングロングデイズ』。小説『タラチネ・ドリーム・マイン』『プラトニック・プラネッツ』『緑と楯 ハイスクール・デイズ』、絵本『ナニュークたちの星座』など著書多数。穂村弘歌集『手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ)』のモデルとしても知られる。

  • 喋る猫はいなくても / 八木詠美

    ¥1,760

    きっと喋る猫がいたら、 私は小説を書いていなかっただろう 気が付けば生活の一部となった書くことについて、作家は考えを巡らせる。 『空芯手帳』(太宰治賞)『休館日の彼女たち』(河合隼雄物語賞)、国内外で注目を集める作家による初のエッセイ集。 この忙しくて乱暴な世界で、自分に言葉があることを、ともすれば存在することすら忘れそうになるけど、まずは自分のことを書いてみよう。 もしかしたら私はもう少し自分のことを許せるかもしれないし、ひょっとしたら誰かが読んでくれるかもしれない。 あなたが今この文章を読んでいるように。 ◇八木詠美(やぎ・えみ) 1988年長野県生まれ。早稲田大学文化構想学部卒業。2020年『空芯手帳』で第36回太宰治賞を受賞。世界25カ国語での翻訳が進行中で、特に2022年8月に刊行された英語版(『Diary of a Void』)は、ニューヨーク・タイムズやニューヨーク公共図書館が今年の収穫として取り上げるなど話題を呼んでいる。2024年『休館日の彼女たち』で第12回河合隼雄物語賞を受賞。

  • じかん屋テンペリア / ルカ・コニョラート、マルコ・パスケッタ

    ¥2,310

    「じかん屋テンペリア」には、きょうもお客さんが時間を買いにやってきます。 「ふとんの中ですごすあと5 分」がほしいパン屋の主人。 「どんな不幸もなおす薬を発明するためのあと一日」がほしいはかせのおばあさん。 船乗り、わかい社長、そして子どもたち。 そんなある日、店に時間を運んでくるはずの気球が大あらしでおくれてしまい…… 子どもも大人も忙しい今、一度立ち止まって読んでほしい作品です。 ルカ・コニョラート 文 マルコ・パスケッタ 絵  後藤 彩 訳 判型:A4変型(280×205mm) 頁数:32ページ 定価:2100円+税 発行:Kotobaya Books ISBN 978-4-911676-01-1

  • 草の辞典 / 森乃おと

    ¥1,650

    「ハコベ」「ナズナ」「イヌフグリ」「ワレモコウ」……。 本書は、散歩道でよく見かける春夏秋冬の草花193種の美しい写真と、それぞれの花言葉を載せています。第二章では、草や花にまつわる言い回しや季語、名言などを集め、コラムでは「食事の時間」「お茶の時間」「癒しの時間」に分け、可愛いイラストとともに、〝スイバのスープ〟〝シロツメクサ茶〟〝ドクダミ化粧水〟など、野の草花を使った手づくりの料理やお茶、コスメなどのレシピを紹介します。第三章では薬草・毒草をまとめています。知れば知るほど、野の花や道の草が愛おしくなり、温かな気持ちとなれる一冊です。 (版元ウェブサイトより) 【書誌情報】 著:森乃おと イラスト:ささきみえこ 価格:¥1650(本体¥1500+税) 仕様:上製 288p A6判 ISBN:978-4-8441-3710-8

  • AM 4:07 vol.5

    ¥1,100

    SOLD OUT

    〈内容紹介〉 【第5号ゲスト】 詩|  宇田智子(市場の古本屋ウララ)「風と石」  笹井譚(新月社)「ラベンダー畑」 エッセイ|〈テーマ:春、PM12:30〉  奥由美子(ナツメ書店)「春のこと」  岸波龍(機械書房)「戻ってくる」  今野真(水中書店)「古本屋、暗い箱としての」  辻山良雄(Title)「山笑う」  寺岡圭介(紙片)「夢、うつつ、寝」  山下賢二(ホホホ座浄土寺店)「家族のこととそれから」 【連載】 エッセイ|  全12回  池上規公子(葉ね文庫)エッセイ 連載第5回「パンダ・ひばり・コウモリ」  西尾勝彦 詩・エッセイ 連載第5回「しりあい/(ひきわり)」  Pippo 近代詩紹介 連載第5回「まちがいを、かんがえる」  後藤聖子(七月堂)連載第5回「詩集を売る」  全4回  菅原匠子(曲線)エッセイ 連載第1回「まぼろしの伊達巻き」 選書│テーマ〈一仕事終えた春の午後、川沿いのベンチで読みたい詩歌本〉  奥村千織(1003)  黒田杏子(ON READING)  百瀬雄太(庭文庫) カバー写真|  寺岡圭介(紙片)  「AM 4:07」創刊にあたって この、「詩」と「エッセイ」そして「書店」をテーマに立ち上げた雑誌のタイトルは、もうすぐ日の出を迎える空を見上げると、夜とも朝とも名付けられない景色が広がっているであろう七月の東京の空のことを想像してつけられました。どちらでもあって、どちらでもない。また、そのものでしかありえないもの。世界にはきっと、名付けられていないものが、名付けられたものの何百倍もあって、そんなことには関心を持たずに存在しているような気がします。 自分らしく生きるということが、何者かになるためではなく、ただその人そのものであればよいと思えたら。 これからの七月堂が目指したいことのひとつ、「自分らしくあれる場所」を自分自身の手で作り守っていくために、全一二回の発行を目標に創刊しました。 詩を書く人と、読む人と、売る人の架け橋になることを願い、ありったけの感謝の気持ちをこめて作っていきます。 手にしてくださる方にとって、思いがけずふと、詩的な世界を楽しんでいただける雑誌になれることを願っています。 2024年3月 七月堂 後藤聖子 発行人┆後藤聖子 組版・デザイン┆川島雄太郎 写真┆寺岡圭介(紙片) 製本指導┆紙とゆびさき 印刷・製本・発行┊七月堂 発行日┆2026年5月10日 発売時期┆5月4日頃

  • AM 4:07 vol.4

    ¥1,100

    〈内容紹介〉 【第4号ゲスト】 詩|  向坂くじら 短歌|  小津夜景 エッセイ|〈テーマ:冬、AM 3:10〉  浅生鴨  青柳菜摘 【連載】 詩|  西尾勝彦 エッセイ|  全12回  Pippo/近現代詩紹介  西尾勝彦/マーホローバだより 第4回  池上規公子(葉ね文庫)/中崎町2番出口で考え中 第4回  後藤聖子(七月堂)/なんだかうまく眠れない。 第4回  全4回  城下康明(ひとやすみ書店)/ぼく、おつりもらいましたっけ? 最終回 選書│テーマ〈ある冬の午後、ちいさなブーケといっしょに自分のために買って帰りたい詩歌本〉  吉川祥一郎 / blackbird books  辻山良雄 / Title  加賀谷敦 / あんず文庫 カバー写真|  寺岡圭介(紙片)  「AM 4:07」創刊にあたって この、「詩」と「エッセイ」そして「書店」をテーマに立ち上げた雑誌のタイトルは、もうすぐ日の出を迎える空を見上げると、夜とも朝とも名付けられない景色が広がっているであろう七月の東京の空のことを想像してつけられました。どちらでもあって、どちらでもない。また、そのものでしかありえないもの。世界にはきっと、名付けられていないものが、名付けられたものの何百倍もあって、そんなことには関心を持たずに存在しているような気がします。 自分らしく生きるということが、何者かになるためではなく、ただその人そのものであればよいと思えたら。 これからの七月堂が目指したいことのひとつ、「自分らしくあれる場所」を自分自身の手で作り守っていくために、全一二回の発行を目標に創刊しました。 詩を書く人と、読む人と、売る人の架け橋になることを願い、ありったけの感謝の気持ちをこめて作っていきます。 手にしてくださる方にとって、思いがけずふと、詩的な世界を楽しんでいただける雑誌になれることを願っています。 2024年3月   七月堂 後藤聖子 発行人┆後藤聖子 組版・デザイン┆川島雄太郎 写真┆寺岡圭介(紙片) 製本指導┆紙とゆびさき 印刷・製本・発行┊七月堂 発行日┆2025年12月5日 発売┆11月23日

  • AM 4:07 vol.3

    ¥1,100

    〈内容紹介〉 【第3号ゲスト】 詩|  山内優花  ゆずりはすみれ  吉田篤弘  鈴木康太 エッセイ|〈テーマ:春、AM 8:00〉  佐々木蒼馬 【連載】 詩|  西尾勝彦 エッセイ|  12回  Pippo/近現代詩紹介  西尾勝彦/マーホローバだより 第3回  池上規公子(葉ね文庫)/中崎町2番出口で考え中 第3回  後藤聖子(七月堂)/なんだかうまく眠れない。  4回  城下康明(ひとやすみ書店)/ぼく、おつりもらいましたっけ? 第3回(全4回) カバー写真|  寺岡圭介(紙片)  選書│テーマ《五月の待合室であのひとが来るまで読んでいたい詩歌本》  熊谷充紘/twililight  砂川昌広/とほん  土屋裕一/suiran 「AM 4:07」創刊にあたって この、「詩」と「エッセイ」そして「書店」をテーマに立ち上げた雑誌のタイトルは、もうすぐ日の出を迎える空を見上げると、夜とも朝とも名付けられない景色が広がっているであろう七月の東京の空のことを想像してつけられました。どちらでもあって、どちらでもない。また、そのものでしかありえないもの。世界にはきっと、名付けられていないものが、名付けられたものの何百倍もあって、そんなことには関心を持たずに存在しているような気がします。 自分らしく生きるということが、何者かになるためではなく、ただその人そのものであればよいと思えたら。 これからの七月堂が目指したいことのひとつ、「自分らしくあれる場所」を自分自身の手で作り守っていくために、全一二回の発行を目標に創刊しました。 詩を書く人と、読む人と、売る人の架け橋になることを願い、ありったけの感謝の気持ちをこめて作っていきます。 手にしてくださる方にとって、思いがけずふと、詩的な世界を楽しんでいただける雑誌になれることを願っています。 2024年3月   七月堂 後藤聖子 発行人┆後藤聖子 組版・デザイン┆川島雄太郎 製本指導┆紙とゆびさき 印刷・製本・発行┊七月堂 発行日┆2025年5月15日 発売┆5月10日 価格┆1,100円(税込)

  • AM 4:07 vol.2

    ¥1,100

    〈内容紹介〉 【第2号ゲスト】 短歌|  山川藍 / 大きくなって帰ってきました 詩|  國松絵梨 / 抵抗する エッセイ|〈テーマ:冬、AM 11:45〉  町田康 / 寒い。  梅﨑実奈 / 不思議な関係  小笠原鳥類 / 鳥を、知らなかった 書店エッセイ|〈コンビニおでんよりも温めてほしいときに読みたい詩歌〉  旦悠輔(自由港書店)    井上奨之(云々者)  樽本樹廣(百年・一日)  樽井将太(百年・一日)   【連載】 詩|  西尾勝彦 / 花束 エッセイ|  Pippo(近現代詩紹介) / 通りぬける、移る、ひろがる  西尾勝彦 / ひらやまさん   池上規公子(葉ね文庫) / 長い話   後藤聖子(七月堂) / わからなさを抱えて   城下康明(ひとやすみ書店) / 発光  写真|カバー  寺岡圭介(紙片) 《創刊のことば》 「AM 4:07」創刊にあたって この、「詩」と「エッセイ」そして「書店」をテーマに立ち上げた雑誌のタイトルは、もうすぐ日の出を迎える空を見上げると、夜とも朝とも名付けられない景色が広がっているであろう七月の東京の空のことを想像してつけられました。どちらでもあって、どちらでもない。また、そのものでしかありえないもの。世界にはきっと、名付けられていないものが、名付けられたものの何百倍もあって、そんなことには関心を持たずに存在しているような気がします。 自分らしく生きるということが、何者かになるためではなく、ただその人そのものであればよいと思えたら。 これからの七月堂が目指したいことのひとつ、「自分らしくあれる場所」を自分自身の手で作り守っていくために、全一二回の発行を目標に創刊しました。 詩を書く人と、読む人と、売る人の架け橋になることを願い、ありったけの感謝の気持ちをこめて作っていきます。 手にしてくださる方にとって、思いがけずふと、詩的な世界を楽しんでいただける雑誌になれることを願っています。 2024年3月   七月堂 後藤聖子 発行人┆後藤聖子 編集長┆鈴木康太 組版・デザイン┆川島雄太郎 製本指導┆紙とゆびさき 印刷・製本・発行┊七月堂 発行日┆2024年12月1日 発売┆12月1日 価格┆1,100円(税込)

  • 【pop up event by Zooma】ミニカー Formula Series〈silver〉

    ¥5,500

    Zoomaさんが制作している、陶磁器製のミニカー。 こちらはシルバーにメッキ加工されています。 Formula Seriesは、タイヤが回り、転がすことができます。 (あくまで焼き物です。優しく扱ってください。) 一点ずつ手作りですので色むらや、がたつきがあります。ご了承ください。

  • 【pop up event by Zooma】ミニカー Speed Series〈silver〉

    ¥4,400

    Zoomaさんが制作している、陶磁器製のミニカー。 こちらはすべてシルバーにメッキ塗装されています。 Speed Seriesは、タイヤは付けず、フォルムだけで表現しています。サイズ感はトミカ程度。 一点ずつ手作りですので色むらや、がたつきがあります。ご了承ください。 (あくまで焼き物です。優しく扱ってください。)

  • ファシズムの解剖学 / ロバート・パクストン

    ¥2,090

    運動の始まりから、権力の掌握と行使、そして破局へ 20世紀を代表する政治的産物、ファシズム。それは、民族共同体の没落への恐怖を強迫的なまでに抱くとともに、民族の活力や純潔への熱狂に駆られた政治行動の一形態である。本書は従来の思想的定義に留まらず、ファシストの「行動」や保守派・社会との「相互作用」に焦点をあて、その機能的側面を解剖する。イタリアとドイツの事例を軸に、第一次世界大戦の経験から誕生し、権力の掌握と行使を経て、自壊へと到る運動の過程を精緻に分析。現象の本質を余すところなく論述する。ファシズム研究の第一人者による集大成であり、現代の危機を捉えなおすための視座を与えてくれる名著。 定価:2,090円(10%税込) ISBN:978-4-480-51350-2 Cコード:0122 整理番号:ハ-63-1 刊行日:2026/03/10 判型:文庫判 ページ数:608頁 ロバート・パクストン(Robert O. Paxton) 著 1932年、米国ヴァージニア生まれ。カリフォルニア大学、ニューヨーク州立大学を経て、コロンビア大学名誉教授。ファシズム研究の第一人者。主にナチス占領下のフランスやファシズムの台頭と拡散について取り組んできた。邦訳書に『ヴィシー時代のフランス』(柏書房)がある。 瀬戸岡 紘( せとおか・ひろし )訳 1945年、東京生まれ。早稲田大学大学院商学研究科経済学専修博士課程単位取得退学。駒澤大学名誉教授。

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