-
【サイン本|予約受付中】笑っちゃうほど遠くって、光っちゃうほど近かった / 初谷むい
¥1,870
予約商品
〈以下、版元ウェブサイトより〉 初谷むいが描く、9話の連作短歌による「物語歌集」 これは、月から地球へやってきた女の子の1年間の物語です。 生活の中の小さなことにも生まれる驚きと喜びとつまずき、 誰かが特別な「一人」になることのうれしさと苦しさ。 すべての感情がやさしく溶け合う魔法のような短歌211首を収録。 イラストは、「マムアンちゃん」でも知られるタイの漫画家、 タムくんことウィスット・ポンニミット。 【収録歌より】 月うまれ月で育った女の子 笑うとすこし光ってみえた 重力がちがえば靴も異なって、おはようニューバランスのあかるさ はじめての雪の遅さがいとおしい わたし ぜんぶが最初から好きだった だいじなのは だったのはここにいることで 麻雀牌の鳥のまばたき わたしはあなたの地球になりたい、ということわざがあるの。月には。 【書籍詳細】 『笑っちゃうほど遠くって、光っちゃうほど近かった 』 著者:初谷むい 装丁:名久井直子 画 :ウィスット・ポンニミット 仕様:B6変形、上製、152頁 価格:1,870円(本体1,700円+税) ISBN:978-4-86732-032-7 C0092 【著者プロフィール】 初谷むい(はつたに・むい) 1996年生まれ、北海道在住。2018年、大学生時代に書肆侃侃房より第一歌集 『花は泡、そこにいたって会いたいよ』を刊行し、発売後2週間で重版。 2022年に第二歌集『わたしの嫌いな桃源郷』(書肆侃侃房)を刊行。 共著に『スペース短歌』(時事通信社)。短歌ユニット「イルカーン」のメンバー。
-
玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ / 木下龍也・岡野大嗣
¥1,540
男子高校生ふたりの視点で紡がれた、七月一日から七夕までの七日間の物語歌集。 交互に紡がれる短歌は木下龍也さん・岡野大嗣さん。挿込小説は舞城王太郎さんが担当しています。誰もが経験する青くて真っ直ぐな日常と、綺麗なだけじゃなくてどこか不安定な揺らぎを感じられるような一冊です。 【書誌情報】 著者:木下龍也 岡野大嗣 挿込小説:舞城王太郎 装画写真:森栄喜 装丁:大島依提亜 判型:B6判変形 上製 136ページ 定価:1400円+税 発刊:2017年12月 ISBN:978-4-904292-77-8 C0092
-
【サイン本】アイムホーム / 向坂くじら
¥2,200
*サイン本のため、おひとり一冊までのご注文にご協力くださいませ。 おまえに会うとうれしくなるのは わたしのなかの他のおんなが喜ぶのだ たぶん テレビかなにかで見かけた 家、部屋、身体、生活 詩人・向坂くじら、最新作品集。 四六判 縦128mm 横188mm 厚さ16mm 重さ 247g 200ページ 並製
-
山風にのって歌がきこえる / 惣田紗希
¥1,870
〈以下、版元ウェブサイトより〉 太田市美術館・図書館「ことばをながめる、ことばとあるく 詩と歌のある風景」出品作品である大槻三好・松枝、惣田紗希 短歌×イラストレーション作品をもとにした書籍。 昭和初期、太田市の歌人大槻三好・松枝の出会い、結婚、出産、松枝の死、そして遺された子。みずみずしい口語短歌と太田にゆかりのある惣田紗希のイラスト・装丁で、二人の短くかけがいのない日々に思いを寄せた1冊です。 逢へるだろ さう思つて來て逢へた日よ 神が此の世に居るよな日だつた 三好 叶ったら魂が飛び 駄目だつたら気がふれるだろ 君との縁談 松枝 二つの心が一つにならふとしてるんです お天とさんお天とさんお笑ひでない 三好 夢かしら いやさうぢやないこんなにも君にしつかり抱かれてゐるんだ 松枝 惹かれ合う二人のことばは、 百年近い時を経て現代の私たちにもまっすぐ届きます。イラスト、装丁、短歌選出、エッセイすべてを手がけた、デザイナー・イラストレーター惣田紗希渾身の1冊です。 著 惣田紗希 本体 1700円+税 W121×H176mm・上製・168ページ ISBN978-4-907053-36-9 2019年10月発売 装丁・装画 惣田紗希
-
この窓じゃない / 佐倉麻里子
¥2,310
〈以下、版元ウェブサイトより〉 ここじゃない場所でこれじゃないくらしをしたい 早めにめくるカレンダー ネガティブを反転させるユーモア。 佐倉さんの歌が、幅広い読者に受け入れられる ことを強く予感している。―伊波真人 不安障がいのせいでろくに学校に通えず、引きこもりだった私は、常に劣等感を感じていて、悲しくて、死を身近なものとして感じていた。 私にとって、短歌は初めて劣等感を感じずに楽しめるものだった。それがどれほど嬉しかったか! その喜びが大きかったからこそ、十年以上短歌を作り続けてきたのだと思うし、きっとこれからも作り続けてゆくのだろうと思う。 (あとがきより) 【収録歌より】 写真付きの身分証ひとつも無くて私は私で合っていますか 「ゆううつ」とフリック入力する指が軽快すぎるから見においで 仮装大賞のランプに例えつつ急な体調不良の話 イヤリングを外し忘れていつもよりおしゃれな顔で湯船に浸かる ひとりでは歩けそうにない雑踏をウォーリーに似た恋人と行く 【著者プロフィール】 佐倉麻里子(さくら・まりこ) 1987年生まれ。茨城県出身。 2012年ごろから作歌をはじめ、NHK短歌や毎日歌壇などに投稿。 第62回短歌研究新人賞候補作。 ISBN 978-4-86385-668-4 C0092 定価:本体2,100円+税 四六判、並製、136ページ 装画:mame
-
起きられない朝のための短歌入門 / 我妻俊樹・平岡直子
¥1,870
〈以下、版元ウェブサイトより〉 『起きられない朝のための短歌入門』 我妻俊樹・平岡直子 四六判/並製/224ページ 定価:本体1,700円+税 ISBN978-4-86385-583-0 C0095 2刷 デザイン:戸塚泰雄(nu) 装画:ムラサキユリエ 対談に耳を傾けながら短歌の作り方/読み方がよくわかる ストレンジャー(よそ者)のための短歌入門書 <扱われるテーマ> 「最初の一首」のつくりかた/スランプののりこえかた/連作のつくりかた/歌に使われがちな語彙 推敲のしかた/テーマ詠の難しさ/いい批評とは何か/破調/虚構の歌/口語と文語 わからない歌/歌集をつくること/学生短歌会/新人賞/同人誌と歌集/短歌と夢/詩的飛躍 速い歌と遅い歌/「人生派」と「言葉派」/作中主体とは何か/信頼できない語り手 ほか
-
カステーラのような明るい夜 / 尾形亀之助
¥2,200
SOLD OUT
〈以下、版元ウェブサイトより〉 「この詩集を、未知の読者、未来の人びとに捧げます。」 ──編者 西尾勝彦 尾形亀之助や天野忠に影響されて詩を書き始めたという、奈良在住の詩人西尾勝彦さんに編集していただき、尾形亀之助の新詩集を発行いたしました。 装画に、版画家でイラストレーターの保光敏将さんをお迎えし、装幀をクラフト・エヴィング商會さんにご担当いただき、これ以上なく素朴で贅沢な詩集の誕生です。 校正は航星舎の高松正樹さんがご担当くださり、本文はすべて原典をあたって、旧仮名遣いを新仮名遣いに改めました。 今なお、鮮やかにくり広げられる亀之助の詩を、どうぞご堪能ください。 「白い手」 うとうと と 眠りに落ちそうな 昼 ―― 私のネクタイピンを そっとぬこうとするのはどなたの手です どうしたことかすっかり疲れてしまって 首があがらないほどです ね レモンの汁を部屋にはじいて下さい 「無題詩」 から壜の中は 曇天のような陽気でいっぱいだ ま昼の原を掘る男のあくびだ 昔 ―― 空びんの中に祭りがあったのだ 詩集 2021/10/17発行 四六判変形 仮フランス装 装画:保光敏将 / 装幀:クラフト・エヴィング商會 / 校正:航星舎
-
死のやわらかい / 鳥さんの瞼
¥1,650
SOLD OUT
〈以下、版元ウェブサイトより〉 「死」を誰よりも愛し、向き合い、見つめ続ける歌人の第一歌集。 【収録歌より】 巻き貝のなかを明るくするように母は美大はむりよと言った 会うことのなかった四羽の心臓が一つに刺されて完成している 死ぬことが悲しいだけでなかったこと 落ちて初めて燃ゆ流れ星 【栞】 林あまり『若草の香り』 岡本真帆『「むりよ」が連れてきた明るさ』 東直子『命に旗を立てる』 【書誌情報】 定価:1500円+税 発売日:2024年5月19日 装丁:名久井直子 校正:鷗来堂 印刷:藤原印刷株式会社 判型:四六変形 角背 上製 本文96頁 ISBN:978-4-9912719-4-6 C0092
-
花だったころ / ゆずりはすみれ
¥1,980
SOLD OUT
「わたしたちが/わらったり ないたり/おこったり おどろいたり/するのは/花だった頃の 名残だろうか」……デビュー以来、生命の息吹を感じさせる言葉を紡ぎつづけてきた詩人の、最新の成果。 ゆずりはすみれ【著】 1987年、兵庫県神戸市生まれ。2020年、「ユリイカの新人」としてデビュー。 静岡新聞連載「暮らしの音たち」にて詩を担当(2020年)。 静岡県掛川市で開催された「かけがわ茶エンナーレ2020+1」にて詩作品の制作・展示を行う(2021年)。 詩集『かんむりをのせる』新装版(私家、2023年) 発行元 田畑書店 発売日 2025/05/10 ページ数 108p 判型(実寸) 160mm × 112mm ISBN 978-4-8038-0471-3
-
詩の構造についての覚え書 / 入沢康夫
¥1,210
SOLD OUT
〈版元ウェブサイトより〉 「詩は表現ではない」。では、詩とは何か。 作者と発話者の区別など、詩作品成立の根本問題を論じ、大きな反響を呼んだ長篇評論。 定価:1,210円(10%税込) ISBN:978-4-480-51292-5 Cコード:0192 整理番号:イ-64-1 刊行日:2025/03/10 判型:文庫判 ページ数:208頁 解説:野村喜和夫
-
【サイン本】あなたに犬がそばにいた夏 / 岡野大嗣・佐内正史
¥2,090
*サイン本のため、おひとり一冊までのご購入とさせていただきます。 歌人の岡野大嗣が生まれ育った大阪の街を、 写真家の佐内正史と巡った夏の記憶。 2023年の7月と2024年の8月、2年をかけてつくった短歌102首と写真42枚を収録。 造本は180度開くコデックス装で、写真が美しく展開されます。 【収録歌より】 人がきて信用金庫の自動ドアひらいて夏がひらめいていく きらきらと風を車に呼び込んで午前みたいに午後をはじめる かつてあった出版社の美しい名に会話が混線して花が咲く 声がして水遊びだとわかる声 二時から二時の声がしている 郷愁は遠いところをやってくる未来にちょっと寄り道をして 【著者より】 〈東京から黄色い車でやってきた佐内さんと歩いた夏。 短歌が写真に、写真が短歌になる瞬間をお楽しみください!〉 岡野大嗣 〈写真の時差の中にいた2年間! 「そば犬」をよろしくお願いします!〉 佐内正史 【書籍詳細】 『あなたに犬がそばにいた夏』 著者:短歌 岡野大嗣 写真 佐内正史 装丁:佐々木暁 仕様:B6変形 コデックス装 160頁オールカラー 短歌102首、写真42点収録 価格:2,090円(1,900円+税) ISBN:978-4-86732-031-0 C0092 【著者プロフィール】 ●岡野大嗣(おかの・だいじ) 歌人。2014年、第1歌集『サイレンと犀』を刊行。2018年に木下龍也との共著『玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ』、2019年に谷川俊太郎と木下龍也との共著『今日は誰にも愛されたかった』、第2歌集『たやすみなさい』、21年に第3歌集『音楽』、2023年に第4歌集『うれしい近況』、2024年に短歌と散文集『うたたねの地図 百年の夏休み』、作品集『時の辞典 365日の短歌』を刊行。 ●佐内正史(さない・まさふみ) 写真家。1997年、写真集『生きている』でデビュー。2002年『MAP』で第28回木村伊兵衛写真賞受賞。2008年に独自レーベル「対照」を立ち上げる。近著は『写真の体毛』『静岡詩』『写真がいってかえってきた』。曽我部恵一とのユニット”擬態屋”では、詩と朗読を担当。境界線はない。近年の展覧会に「展対照<第二部>」Vacant(東京、2025年)、「写真がいってかえってきた」book obscura(東京、2024年)、「静岡詩」タカ・イシイギャラリー(東京、2023年)、「静岡詩」静岡市美術館(静岡、2023年)、など。
-
音楽 / 岡野大嗣
¥1,980
〈以下、版元ウェブサイトより〉 歌人、岡野大嗣の第3歌集です。 収録歌は300首を超えますが、ボリュームを感じるよりも、読後感は、自分だけの名曲にふれたような高揚感に満ちています。装丁には佐々木暁を迎え、上製「継ぎ表紙」の造本による美しい造本の歌集になりました。
-
雨のうた
¥2,200
〈以下、版元ウェブサイトより〉 好きだった雨、雨だったあのころの日々、あのころの日々だった君 —— 枡野浩一 どこから開いても〈雨〉につつまれる、はじめて短歌に触れるひとにむけた、とっておきの100首を集めました。 つめたい雨、やさしい雨、はげしい雨、やまない雨、あたたかい雨、とおざかる雨、なつかしい雨……100人の歌人がうたった、わたしだけの雨のうた。 巻末には、収録歌の著者紹介と出典リストを収録。 この一冊から、お気に入りの歌人を見つけてみてください。 【収録歌人一覧】 蒼井杏/青松輝/我妻俊樹/阿波野巧也/飯田有子/飯田和馬/石井大成/石井僚一/石川美南/伊藤紺/井上法子/岩倉文也/魚村晋太郎/牛隆佑/内山晶太/宇都宮敦/江戸雪/近江瞬/大森静佳/岡崎裕美子/岡野大嗣/岡本真帆/荻原裕幸/尾崎左永子/笠木拓/川野芽生/北山あさひ/絹川柊佳/木下こう/木下龍也/工藤吉生/くどうれいん/小池純代/鴻田野枝/小坂井大輔/小島なお/小島ゆかり/小林朗人/斉藤斎藤/坂井ユリ/榊原紘/嵯峨直樹/笹井宏之/佐々木朔/佐藤羽美/佐藤真由美/佐藤弓生/柴田葵/嶋稟太郎/鈴木晴香/鈴木美紀子/染野太朗/竹林ミ來/辰巳泰子/田中有芽子/谷川由里子/谷じゃこ/田丸まひる/俵万智/千種創一/寺井奈緒美/土井礼一郎/堂園昌彦/土岐友浩/戸田響子/永井祐/永井亘/中野霞/中村森/西村曜/薄暑なつ/橋爪志保/初谷むい/服部真里子/花山周子/馬場めぐみ/東直子/久永草太/平出奔/平岡直子/藤本玲未/法橋ひらく/穂村弘/堀静香/正岡豊/枡野浩一/睦月都/盛田志保子/安田茜/藪内亮輔/山尾悠子/山川藍/山崎聡子/山階基/山田航/山中千瀬/雪舟えま/横山未来子/吉川宏志/吉田恭大 (あいうえお順・敬称略、全100名)
-
水上バス浅草行き / 岡本真帆
¥1,870
SOLD OUT
〈以下、版元ウェブサイトより〉 『水上バス浅草行き』 著者:岡本真帆 定価:1870円(本体1700円+税) 仕様:168ページ、B6変形上製 装丁・絵:鈴木千佳子 ISBN:978-4-86732-010-5 C0092 岡本真帆(おかもと・まほ) 一九八九年生まれ。高知県、四万十川のほとりで育つ。未来短歌会「陸から海へ」出身。
-
歌集副読本『老人ホームで死ぬほどモテたい』と『水上バス浅草行き』を読む / 岡本真帆・上坂あゆ美
¥1,320
〈以下、版元ウェブサイトより〉 「歌集副読本」とは歌集を味わい尽くすための助けとなる読みものです。 2つの出版社(書肆侃侃房とナナロク社)の2022年の話題の歌集2冊の著者が、互いの歌集の魅力について、愛情こめて書き合いました。 【本文より】 私たちの本は真逆と言っても良いくらい、 つくり方も描くモチーフも世界の秩序も、 何もかもが異なっている。(上坂あゆ美) これから書くことは短歌の読解の正解ではない。 読み手の数だけ存在する解釈の中の一つとして、 楽しんでいただけたら嬉しい。(岡本真帆) 【書籍概要】 歌集副読本『老人ホームで死ぬほどモテたい』と『水上バス浅草行き』を読む 著者:上坂あゆ美、岡本真帆 仕様:B6変形、並製、160頁 装丁:寄藤文平 定価:1,320円(税込) 刊行:ナナロク社 ISBN:978-4-86732-018-1 C0095 刊行:2023年2月下旬 【プロフィール】 上坂あゆ美(うえさか・あゆみ) 1991年、静岡県生まれ。2017年から短歌をつくり始める。2022年2月に第一歌集『老人ホームで死ぬほどモテたい』を書肆侃侃房から刊行。 岡本真帆(おかもと・まほ) 1989年生まれ。高知県、四万十川のほとりで育つ。未来短歌会「陸から海へ」出身。2022年3月に第一歌集『水上バス浅草行き』をナナロク社から刊行。
-
あかるい花束 / 岡本真帆
¥1,870
SOLD OUT
『水上バス浅草行き』から2年、岡本真帆さんの第2歌集。東京と高知の2拠点生活を送る中で詠まれた歌266首が収録されています。何気ない日常のワンシーンが鮮やかに感じられるような、贈り物にもぴったりの一冊です。華やかでありながら、温かみのある装丁・画は、鈴木千佳子さんが手がけています。 【書誌情報】 著者:岡本真帆 装丁・画:鈴木千佳子 仕様:B6変形 並製 176頁 収録歌:266首 価格:1,870円(税込) ISBN:978-4-86732-027-3 C0092
-
天才による凡人のための短歌教室 / 木下龍也
¥1,320
〈以下、版元ウェブサイトより〉 「最高の一首をつくるのは僕ではない。 この本を開いたあなただ。 あなたという短歌の天才が 目の前に立ちはだかる日を、 僕に参りましたと言わせてくれる日を、 僕は待っている。」 木下龍也が創作のすべてを伝える短歌教室。開催すれば毎回満席となるこの講義が大幅な加筆と書き下ろしを加え一冊になりました。短歌をつくる技術はもちろん、アイデアの発想法、歌人としての生き方、短歌とお金などなど、、、短歌って何ですか? という方から楽しめる新たな「文章読本」の登場です。 【著者の紹介】 木下龍也(きのした・たつや) 1988年山口県生まれ。歌人。 歌集に『つむじ風、ここにあります』、『きみを嫌いな奴はクズだよ』(共に書肆侃々房)。小社刊行書籍に、岡野大嗣との共著『玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ』、谷川俊太郎と岡野大嗣との共著『今日は誰にも愛されたかった』がある。 『天才による凡人のための短歌教室』 著者:木下龍也 定価:1200円+税 仕様:160ページ、B6変型 装丁:寄藤文平 ISBN:978-4-904292-99-0
-
バウムクーヘン / 谷川俊太郎
¥1,430
家族や自然、感情についてなど、さまざまな46篇のひらがな詩が収録されています。本書あとがきにて「これは私の中に今もひそんでいる子どもの言葉をかりて、老人の私が書いた大人の詩集です。」とも書かれているように、内容が子ども向けなわけではないですが、谷川俊太郎さんの詩にふれるきっかけとしては年代問わずおすすめです。また、詩もさることながら、ディック・ブルーナの花の絵が用いられた装画も素敵な一冊です。
-
今日は誰にも愛されたかった / 谷川俊太郎・岡野大嗣・木下龍也
¥1,320
〈以下、版元ウェブサイトより〉 谷川俊太郎×岡野大嗣×木下龍也 『今日は誰にも愛されたかった』 定価:1200円+税 仕様:168ページ、B6変型 装丁:寄藤文平 ISBN:978-4-904292-91-4 C0095 国民的詩人と注目の歌人2人による「連詩」と、師弟のようなクラスメートのような3人の「お話」を収録しました。今まであまり詩集や歌集を手にしたことのない方にも楽しんで読んでいただける一冊です。 【本書について】 この本は詩と短歌による連詩と、詩人と歌人のお話を記録した一冊です。「連詩」は、春のマンションの一室から始まる36篇を4か月かけて共作。「お話」は、その36篇ひとつひとつを本人たちがどのような心境で書いたかを語りあういわば創作の「感想戦」。読みあいと読み違い、お互いへの評などなど、感情と技術、笑いとスリルが交わります。
-
気がする朝 / 伊藤紺
¥1,870
〈以下、版元ウェブサイトより〉 『肌に流れる透明な気持ち』、『満ちる腕』(ともに短歌研究社刊)の 伊藤紺さんの第3歌集をナナロク社から刊行いたしました。 【収録歌より7首】 親しい会話がしたい 水のペットボトル持って 好かれてるに決まってて 駅まではいつもぴったり8分であなたに会わなくなってから2年 この人じゃないけどべつにどの人でもないような気がしている朝だ さみしくはないけど一人暮らしのこんなにも小さな燃えるゴミ 海を見た日は胸に海が残ること ふつうに人を信じてること その曲が始まるとみんな喜ぶというよりすこし美しくなる 僕らいっせいに喜び合って生きものは愚かなほうがきれいと思う 【書籍概要】 『気がする朝』 著者:伊藤紺 装丁:脇田あすか 仕様:B6変形 並製 122頁 収録歌:102首 価格:1,870円(税込) ISBN:978-4-86732-025-9 C0092 発売:2023年12月
-
金子みすゞ詩選集 雨のあと
¥1,430
〈以下、版元ウェブサイトより〉 金子みすゞは、1903(明治36)年に山口県で生まれ、大正中期から昭和初期に活躍した童謡詩人です。彼女の残した作品には、こまやかな気づかいの優しい言葉が溢れています。「私」の存在や、小さな動植物に対する愛情、悲しみなど、現代に生きる人びとに大切なこころのありかを教えてくれます。いつの間にか忘れていた小さな幸せ、生活する喜びにもあらためて気づかせてくれるのです。本書では金子みすゞの名詩を47編収録。金子みすゞを知るきっかけとなる一冊となります。 著者:金子みすゞ 本のサイズ:四六判/並製/本文96ページ 発行日:2022/11/28 ISBN:978-4-394-99014-7 価格:1,430 円(税込)
-
落雷はすべてキス / 最果タヒ
¥1,430
〈以下、版元ウェブサイトより〉 読む人の世界の美しさのきっかけになりたい――。 webマガジン「yom yom」掲載詩を中心に、「最果タヒ書店」のグッズ、雑誌、SNS発表作品を加えた44編を収録。詩の映画化、個展、作詞、街とのコラボレーションなど、ジャンルを超え続ける詩人が、言葉にならない思いを紡ぎ、未知の感覚を呼びさます最新詩集。
-
世界は一冊の本 / 長田弘
¥880
〈以下、版元ウェブサイトより〉 詩人・長田弘がのこした祈りと鎮魂の傑作詩集。 「人生という本を、人は胸に抱いている。」――没後10年。詩人・長田弘がのこした祈りと鎮魂の傑作詩集、待望の文庫化。解説 岡崎武志 定価:880円(10%税込) 判型:文庫判 ページ数:144頁 刊行日:2025/05/08 ISBN:978-4-480-44036-5
-
わたしの嫌いな桃源郷 / 初谷むい
¥1,870
〈以下、版元ウェブサイトより〉 不完全なぼくらの、完全な世界へのわるぐち。 ─────志磨遼平(ドレスコーズ) 『花は泡、そこにいたって会いたいよ』の初谷むい、待望の第二歌集。 【収録歌より】 それはたとえば、百年育てて咲く花を信じられるかみたいな話? そばにいるだけがすべてじゃないぜ月は光るだけがすべてじゃないぜ もちもちの愛 もちもちの逃避行 どこまでを希望と呼ぶのだろう 風が強い、でも諦めないフリスビー楽しい 祈りぐせのあった頃 爪切りを貸したら爪と爪が混ざる爪切りの中 永く 生きてね 四六判、上製、144ページ 定価:本体1,700円+税 ISBN978-4-86385-519-9 C0092 2刷 装丁:佐々木俊