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宇宙時刻 / 小関茂

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〈以下、版元ウェブサイトより〉
昭和期に活動していた謎多き口語自由律の歌人、小関茂。
彼が生前に遺した不思議な魅力を放つふたつの歌集をひとつにまとめて復刻。

【収録歌より】
一人の俺は野垂れ死んで夜通し唄っていたばかの方は生きてるらしいな
俺は俺に唾を吐きかけた。だがやっぱり俺を抱きしめていた
俺はあぶなく茶碗をわるところだったので、窓から茶をぶちまけた
ヨーヨーをやってみた。誰も満足に出来ないのでみんなそれで満足した
おやここにも腰ぬけ人生よしなよ坊やと手をふる親父もインテリか
紙も活字も見るさえいやな午後は鉛筆を十本ほど削るのがいいんだ
愛とか恋とか生活とかいってもしょせんは餌と子孫のための五十年です
こんな夜も人工衛星は回っているのねうん彼も自然の一部になったからね
ポチよついてくるか。俺ときてもなんにもないぞ、北風と星とあるのみだ
光年という時間と距離を越えてゆく人類の日まで滅びずにあれ

【栞】
pha『人間社会への墜落』
東直子『眺めていると透明になる』
町田康『心の真の形』

【書誌情報】
定価:2000円+税
発売日:2024年8月30日
装丁・本文組:細野綾子
装画:内田松里
校正:鷗来堂
印刷:シナノ書籍印刷株式会社
判型:四六変型 上製本 本文179頁
ISBN:978-4-9912719-5-3 C0092

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