夜明けをまつどうぶつたち / 作:ファビオラ・アンチョレナ、訳:あみの まきこ
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〈以下、版元ウェブサイトより〉
世界最大の熱帯雨林をもち、「地球の肺」と呼ばれるアマゾンで、2019年に大規模な森林火災が発生。
広大な森が焼失し、多くの生きものが命を落としたことに心を痛めた作者が、
動物の視点で描いた「ナラティブ・ノンフィクション絵本」。
(事実に基づいた語り形式の作品)
巻末では著者が、絵本を創作するにいたった経緯に触れつつ、
世界各国で発生、頻度を増している森林火災について実情を伝え、
森林保護に取り組む人々に敬意を表す。
動物たちの祈りにあふれた一冊。
■あらすじ:
長いあいだ雨が降らないジャングルに火災が発生し、煙によって太陽の姿が動物たちから見えない。
動物たちは太陽が一向に昇ってこないことを不思議に思い、太陽を探しながら森のなかを歩き続ける。
やがて激しい熱さを感じ、太陽が戻ってきたと思いきや、それは彼らが「待ち望んでいた夜明け」ではなかった。
動物たちは必死で逃げ惑うが、火は燃え広がり、あたりは無情にも焼き尽くされていく。
その後、ぽつりぽつりと雨が降り、森には静けさが訪れる。そして、新たな姿に生まれかわった森が現れる。
動物たちは祈る──。
「黄色い太陽がもう二度と姿をけしませんように。赤いインコも、青いチョウも、
この緑の森も、どうかなくなることがありませんように。いつまでもずっと」
【書誌情報】
発売日:2024年05月27日
定価:2,090円(本体1,900円)
判型:A4変型判
ページ数:34ページ
ISBN:978-4-14-036155-9
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