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菜食主義者 / ハン・ガン
¥2,420
ごく平凡な女だったはずの妻・ヨンヘが、ある日突然、肉食を拒否し、日に日にやせ細っていく姿を見つめる夫(「菜食主義者」)、 妻の妹・ヨンヘを芸術的・性的対象として狂おしいほど求め、あるイメージの虜となってゆく姉の夫(「蒙古斑」)、 変わり果てた妹、家を去った夫、幼い息子……脆くも崩れ始めた日常の中で、もがきながら進もうとする姉・インへ(「木の花火」)― 3人の目を通して語られる連作小説集。 【書誌情報】 ページ数:304 判型:四六判並製 装丁:寄藤文平、鈴木千佳子 ISBN:9784904855027 定価:¥2,420(税込) 発売日:2011.4.25
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記憶を食む / 僕のマリ
¥1,760
〈以下、版元ウェブサイトより〉 思い出すことのかたわらにはいつも、食べものがあった。 大切な記憶も、ちょっとした記憶も、食むように紡いでいく。 気鋭の文筆家・僕のマリによるはじめての食エッセイ 発行:カンゼン 四六判 192ページ 定価 1,600円+税 ISBN978-4-86255-740-7
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26歳計画 / 椋本湧也
¥2,200
『26歳計画』 世界各地で暮らす26歳たちによる「26歳」をタイトルにしたエッセイ集。料理人から宇宙工学者、俳優から機動隊員まで、総勢48名の等身大の文章が掲載されています。 ーー 《「26歳」をタイトルにした文章を自由に書いてください。書き終えたら、あなたがいちばん魅力的だと思う26歳の知り合いにこの企画をつないでくださいー》 沢木耕太郎さんが乗合バスでユーラシア大陸横断の旅に出たのが26歳。高校生のときに『深夜特急』を読んでからというもの、「26歳」という年齢は自分にとって特別な響きを持ち続けてきました。 そしてやってきた26歳。奇しくも世界的なパンデミックが襲来し、渡航はおろか、家から出ることすらままならなくなってしまった。そんな「旅の適齢期」に、この世界の26歳たちは一体何を考えているのだろう。身体的な移動が制限される中で、この想いを言葉にのせて、彼らに会いに旅に出てみよう。そしてその出会いの足跡を一冊の旅行記にしてみよう。そう思い立ったのです。(「はじめに」より) ブックデザインはデザイナーの脇田あすかさんが担当しました。表紙はやわらかいグレーのざらりとした質感の紙に、きらりと光る美しい箔押し。さわやかな薄緑色の見返しに不思議な手ざわりの別丁…。たくさんのこだわりがつまった一冊です。 3刷に寄せて、沢木耕太郎さんが「26歳と旅」をテーマにした文章を寄稿してくださいました!巻末に収録しています。 ーー 作:椋本湧也 ブックデザイン:脇田あすか 印刷・製本:シナノ書籍印刷 W107×H174mm/ガンダレ製本/全212ページ ISBN : 978-4-600-01236-6 2,200円(税込)
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珈琲夜船 / 菅原敏
¥2,200
SOLD OUT
〈以下、版元ウェブサイトより〉 菅原敏、待望の第4作は珈琲を片手に、見知らぬ夜の旅に出る“小舟”としての詩集。 コーヒーの葉を思わせるグリーンの装丁をひらき、頁をめくれば、漆黒の海を一艘の船が漕ぎ出し、どこか懐かしい情景が浮かぶ。詩集には、2019年にフランスのナダール賞を受賞した写真家・かじおかみほによる、遠い記憶の断片のような白黒写真が挟み込まれる。《タンザニア》《コロンビア》などの珈琲豆の産地を冠した詩、スターバックスWEB連載「A Cup of Poem」からの詩ほか、全31編を収録。あとがきには文芸誌『群像』にて発表されたエッセイに加筆修正した「珊瑚と珈琲」を掲載。 【仕様】 B6変形判 縦180mm 横128mm 厚さ10mm 重さ 200g 100ページ 上製 菅原 敏 (スガワラ ビン) (著/文) 詩人。2011年、アメリカの出版社PRE/POSTより詩集『裸でベランダ/ウサギと女たち』をリリース。以降、執筆活動を軸にラジオでの朗読や歌詞提供、欧米やロシアでの海外公演など幅広く詩を表現。近著に『かのひと 超訳世界恋愛詩集』(東京新聞)、『季節を脱いで ふたりは潜る』(雷鳥社)。東京藝術大学 非常勤講師
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ゆめがきました / 三好愛
¥2,200
〈以下、版元ウェブサイトより〉 とらえどころのない気持ちや経験を見事にイラストにし、 エッセイにも注目が集まる作家が描く、初の絵本。 寝ているひとたちみんなのところに「ゆめ」はきました。「よぞらでゼリーをたべるゆめ」「おかあさんがふえるゆめ」「ねことおんせんにいくゆめ」…、今日はどんなゆめがやってくる? おやすみ絵本に、あらたな傑作。 【著者情報】 作: 三好 愛(ミヨシアイ) イラストレーター。東京都在住。ことばから着想を得る不思議な世界観のイラストが人気を集め、装画や挿画を数多く担当するほか、クリープハイプや関取花のツアーグッズなども手がける。著書に、エッセイ集『ざらざらをさわる』(晶文社)、『怪談未満』(柏書房)がある。「みんなのミシマガジン」(ミシマ社)にてエッセイ「犬のうんちとわかりあう」を連載中。 【書誌情報】 定価:2,000 円+税 判型:A4変形上製 頁数:32 ページ 発刊:2024年11月18日 ISBN:9784911226124 装丁:大島依提亜
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【サイン本】ここで唐揚げ弁当を食べないでください / 小原晩
¥1,760
SOLD OUT
*サイン本はお一人一冊まででお願いいたします。 二冊以上のご注文は自動的にキャンセルいたします。ご了承くださいませ。 累計1万部の私家版がついに商業出版! これは生きるのが下手くそなあなたへの応援歌。 気持ちが上向きになる生活エッセイ。 私家版の23篇にくわえ、新たに17篇のエッセイが綴られています。 すでに私家版をお持ちの方も、ぜひお手に取っていただきたい一冊です。 【著者紹介】 小原晩 ( オバラ バン ) 作家。1996年東京生まれ。2022年3月、自費出版にて初のエッセイ集となる『ここで唐揚げ弁当を食べないでください』を刊行。2023年9月初の商業出版となる『これが生活なのかしらん』を刊行。(2024年8月現在) 【書誌情報】 四六判 176ページ 2024年11月14日発売 価格 1,760円(税込) ISBN 978-4-408-53869-3
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抜け出しても抜け出しても変なパーティー / 水野しず
¥2,420
〈以下、版元ウェブサイトより〉 POP思想家・水野しずの濃縮エキスの詰まった傑作歌集が、ついに誕生! 目の前の現実を切り裂き、その返り血を浴びながら進む覇気に痺れました。ーー穂村弘 この世界の信用できなさに敏感すぎる水野しずさんの、やや信じられる何かに、一瞬でいいからなってみたい。ーー枡野浩一 〈収録短歌より〉 職業はピエロをやっておりますがここに書くなら無職にします 「だし巻き」は「卵」が無視をされているそういう事はわりとよくある 神様を信じますか? と聞かれたがもっといる前提で言ってきていい 泥棒が盗んだアロマディフューザーそれでも人は癒されるのか やくしまるえつこになりたい人がいる なってごらんとえつこは思う 敗北し惨殺されて雨風に打たれたものしかもう信じない オリジナルサラダといって出てきたがどこもかしこも知っている味 「ごほうび」と売ってる側が言ってくる当方の金を得る分際で 「芸術」を死に物狂いでやっている。回転寿司を一つも取らずに ここまでは宮崎駿の関係者ここから先は一般の方 【書誌情報】 定価 2,420 円(税込) 刊行日 2024年10月31日 判型/ページ数 四六判変形 上製 160ページ ISBN 978-4-86528-441-6 Cコード C0092 横山裕一/装画 名久井直子/装幀
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ヘクタール / 大森静佳
¥2,310
〈以下、版元ウェブサイトより〉 待望されてきた第三歌集がいよいよ 第4回塚本邦雄賞受賞。 さびしさの単位はいまもヘクタール葱あおあおと風に吹かれて 欅の木 いのちに狂ってゆく日々を窓はひかりの祭壇として 現代短歌の世界でいま最もまばゆく輝いている歌人の一人である大森静佳の、待望されていた第三歌集。「てのひらを燃やす」でデビューし、「カミーユ」でさらなる賛辞に包まれる。待たれていた第三歌集はまったく新しい姿で私たちの前に姿を現すのだった。 【書誌情報】 ページ数 208ページ 判型・造本・装丁 四六判変型 その他 仮フランス装 初版奥付日 2022年07月30日 ISBN 978-4-16-391573-9
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ひきこもり図書館 / 編:頭木弘樹
¥1,760
〈以下、版元ウェブサイトより〉 ひきこもるとは、いったいどういうことなのか? 究極のステイホーム・ストーリーズが誕生! ひきこもるとは、いったいどういうことなのか? 部屋の中で、何が起きるのか? ひきこもっている間に、人はどう変わってしまうのか? 「ひきこもり」をテーマにした斬新なアンソロジーが誕生しました。編者は、『絶望名人カフカの人生論』『絶望名言』『食べることと出すこと』などで知られる頭木弘樹。病のため、十三年間のひきこもり生活を送った編者ならではの視点で選ばれた、必読の名作群。今だからこそ読みたい一冊です! 目次 ◎萩原朔太郎「死なない蛸」 ◎フランツ・カフカ「ひきこもり名言集」 ◎立石憲利「桃太郎――岡山県新見市」 ◎星新一「凍った時間」 ◎エドガー・アラン・ポー「赤い死の仮面」 ◎萩原朔太郎「病床生活からの一発見」 ◎梶尾真治「フランケンシュタインの方程式」 ◎宇野浩二「屋根裏の法学士」 ◎ハン・ガン「私の女の実」 ◎ロバート・シェクリイ「静かな水のほとりで」 ◎萩尾望都「スロー・ダウン」 ◎頭木弘樹「ひきこもらなかったせいで、ひどいめにあう話」(上田秋成「吉備津の釜」) あとがきと作品解説 【書誌情報】 発売日:2021年2月 1日 ISBN:978-4-620-32665-8 判型:四六判 頁数:256頁
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機嫌のいい犬 / 川上弘美
¥638
〈以下、版元ウェブサイトより〉 川上弘美さんの第1句集が文庫化! 1994~2009年の220句に加え、長嶋 有氏との対談も新規収録。 自由でたのしい、17文字の言葉の世界。 「はつきりしない人ね茄子投げるわよ」 「はるうれひ乳房はすこしお湯に浮く」 「徹頭徹尾機嫌のいい犬さくらさう」 作家であり、俳人でもある著者の初句集を文庫化。 日常、旅、食卓、恋……さまざまな光景が自由奔放に描き出される220句を、1994年から2009年まで年代順に収録。 巻末には、俳句仲間の作家・長嶋 有さんと俳句の魅力を語り尽くす対談を追加。 あらたな川上ワールドの魅力に浸れる1冊。 【書誌情報】 2024年10月18日発売 638円(税込) 文庫判/208ページ ISBN:978-4-08-744703-3
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まだ温かい鍋を抱いておやすみ / 彩瀬まる
¥770
〈以下、版元ウェブサイトより〉 食べるってすごいね。生きたくなっちゃう。 大切な「あのひと口」の記憶を紡ぐ、 心に染みる、食にまつわる6つの物語。 日々苦しさに耐えるわたしたちのそばに、本書がある。 なんと心強い道連れだろうか。――寺地はるな 保育園児の息子がいる素子は、友人を誘い、日帰り温泉旅行へと繰り出す。ずらりと並ぶ季節の味覚を前にして、素子は家族の好みを優先するうちに、自分の食べたい物が分からなくなっていたことに気づく。家族が素子の好物を知らないだろうことにも。そして自身も、亡き母の好物を知らなかったことを思い出し……(『ポタージュスープの海を越えて』)。 心にじんわり効く、6つの食べものがたり。
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しかけえほん クリスマスって なあに / ディック・ブルーナ
¥1,430
SOLD OUT
星にみちびかれて、東方の3博士の旅がはじまります。 イエス・キリストの誕生の物語を通して、クリスマスのほんとうの意味を、子どもたちにやさしく楽しく伝える絵本です。 【書誌情報】 作:ディック・ブルーナ 訳:ふなざき やすこ 発売日 2019年10月25日 定価:1,430円(本体1,300円) ISBN 978-4-06-516910-0 判型 変型 ページ数 14ページ
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Y字路はなぜ生まれるのか? / 重永瞬
¥2,090
SOLD OUT
「空間の歴史」を堆積した〈Y字路〉の謎を解く 日常に残された最後の魔境、Y字路。各界の著名人をも虜にする「分かれ道」のすべてを、国内初の若きY字路専門家が語り尽くす! 散歩者、地理マニアにとって基礎教養とも言えるY字路、その成り立ちを紐解いてみると、町の様相が見えてくる。ひとりで歩いて見るだけではわからないY字路の楽しみ方を全国各地の事例とともに紹介。地形・地図・フィールドワークの探究から明らかになる、Y字路誕生の秘密とは。 【書誌情報】 重永瞬 著 四六判並製 208頁 定価:2,090円(本体1,900円) 978-4-7949-7445-7 ◇重永瞬(しげなが・しゅん) 京都府出身。京都大学大学院文学研究科行動文化学専攻地理学専修。まち歩き団体「まいまい京都」でツアーガイドを務める。京都大学地理学研究会第7代会長。著作に『大阪市天王寺区生玉町におけるラブホテル街の形成と変容』(志学社論文叢書)、『統計から読み解く色分け日本地図』(彩図社)など。
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ショートケーキは背中から / 平野紗季子
¥1,870
「きっと私は世界を理解したい。そのための手段が、食べものだったのだ。」 実家すぎる店からいつかは訪れたい名店まで、人より貪欲に食べ、言葉を探し続けた20年。 その末に見た〈食とは何か〉の(今のところの)結論がここにあり! 著者が自らに課した100本ノック=書き下ろし「ごはん100点ノート」を大収録。 (版元ウェブサイトより) 【書誌情報】 判型 四六判変型 頁数 192ページ ISBN 978-4-10-355761-6 定価 1,870円
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ねむたいひとたち / 作:M.B.ゴフスタイン 訳:谷川俊太郎
¥880
『ブルッキーのひつじ』『作家』などでファンの多いゴフスタインの知られざる名作、待望の初邦訳!大人にも子どもにも幸せを運ぶ、究極のベッドタイムブックです。いつでもねむい、ねむりこびとの一家。いちばん幸せなのは、ねむるとき。ねむる準備をはじめるところから、もう幸せそう。あくびをしてから、のびをして、にんまりしたら、お休み前のスナックをいただきます。ねむたい父さんが寝息をたてはじめたら、ねむたい母さんが、ねむりうたを……。子どもの手にもなじむ小さなサイズに、ゴフスタインならではの世界がつまっています。あふれる幸せに、だれもが心おだやかになれる類まれな絵本です。 (版元ウェブサイトより) 【書誌情報】 サイズ:12.6×11.9cm ページ数:32頁 ISBN:978-4-7515-2833-4 初版:2017年9月
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shimaRTMISTLETOE / 泉イネ
¥1,100
〈以下、版元ウェブサイトより〉 絵描き・泉イネさんによるZINE『shimaRTMISTLETOE』(シマアートミスルトゥ)。 真鶴出版で編集・デザインに携わりました。 佐渡島、真鶴、大阪、仙台、別府と渡り歩いた泉イネさんが辿り着いたものとは? 本紙では写真家・トヨダヒトシさんと料理人・玉井徳裕さんに迫ります。 ポストカードと、「スポンサー」の一つ、野沢工務店の木屑付き。 ------ 『shimaRTMISTLETOE』 2022年12月22日初版発行 体裁:B3 八つ折り 木屑:ヒノキ 発行元 shimaRTMISTLETOE 発行人 泉イネ 発売元 真鶴出版 編集 泉イネ、井出賢嗣、上條桂子、川口瞬(真鶴出版)、野沢裕 デザイン 野本修平(真鶴出版) イラスト 泉イネ
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喫茶店の水 / qp
¥2,860
〈以下、版元ウェブサイトより〉 「⽔」から⾒える、喫茶店の世界。 いつまでも眺めていたい。ーー柴崎友香(小説家) 水溶性の幸福な時間が、この本には流れている。ーー幅允孝(ブックディレクター) 著者がこれまで撮り溜めた400店以上の喫茶店の水の写真から85枚を厳選し、類書のないフォトエッセイが誕生しました。 透明感あふれるコップに入った水と、水を通して見るどこか懐かしい喫茶店の光景。誰もが知る有名な純喫茶や、新世代の喫茶店、ふらりと立ち寄った旅先の喫茶店まで、さまざまな喫茶店の水の写真を掲載。すでに閉店している喫茶店もあり、撮影当時の時間に引き込まれることでしょう。独特の感性による、喫茶店と人生をめぐるエッセイ25編も収録。 【書誌情報】 定価:2,860 円(税込) 刊行日:2024年11月08日 判型/ページ数:A5判変形 129ページ ISBN:ISBN978-4-86528-442-3 Cコード:C0072 装幀・装画:名久井直子 【著者プロフィール】 qp (キューピー) 兵庫県出身。おもに画家として活動している。 近年の個展に「明るさ」(2020年)、「紙の上の音楽」(2021年)、「花の絵」(2023年)があり、それぞれ同名の作品集を出版している。
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私の最後の羊が死んだ / 河崎秋子
¥1,650
〈以下、版元ウェブサイトより〉 前代未聞の「羊飼い作家」誕生秘話エッセイ 最初の一頭を飼ってから、最後の一頭の出荷を見届けるまで 「羊飼い一代記」を綴った傑作エッセイ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「お仕事は何を?」 「羊飼いです」 「……え?」 という、なんとなく微妙なやりとりを重ねてきたのは、ひとえに日本人は羊飼いという職業に馴染みが薄いせいであるのかもしれない。 (本文より) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 酪農家の娘として生まれたからこそ、その過酷さは身にしみており、大学卒業後も農業に関わるつもりはなかった。 だが大学時代に教授宅で催されたバーベキューで出逢ってしまったのだ、美味しい羊肉と――。 「自分でも生産してみたい」との思いから一念発起しニュージーランド実習へ。 さまざまな縁にも助けられながら、勉強を重ね、日々実直に羊を育て、出荷し、羊飼いとして収入を得られるようになった。やがてお得意先のレストランシェフに「河崎さんとこの肉はお客さんに出すのが勿体ないほど美味しい」と言われるまでに。 順調に回り始めた羊飼い生活を、それでもなぜやめる決断をしたか、そしていかにして小説を書き始めたのか。「小説家前夜」の日々を綴る。 【書誌情報】 定価1650円(税込) 発売日2024.10.31 判型/頁4-6/224頁 ISBN9784093891660
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【サイン本】もみのき そのみを かざりなさい / 五味太郎
¥1,650
*サイン本はお一人一冊まででお願いいたします。 二冊以上のご注文は自動的にキャンセルいたします。ご了承くださいませ。 クリスマスイブに、いろいろな場所で、さまざまなものが、クリスマスをむかえる準備をしています。ポストカードサイズの五味太郎さんの美しいイラストレーション、添えられる短い言葉。絵と言葉を感じ、おごそかな気持ちになれる、名作クリスマス絵本の復刊です。 【書誌情報】 ISBN-13: 978-4-87758-814-4 発売日:2020/10/31
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雑貨と私 / 後藤由紀子
¥1,100
〈版元ウェブサイトより〉 楽しみながら本気で続けられること 私にとってそれは雑貨屋だった 沼津の路地裏にある生活雑貨の店 hal(ハル)の店主・後藤由紀子、待望の新作随筆集。雑貨屋を始めて20年、これまでの歩みを振り返り、優しい筆到で丁寧に綴った20の物語 雑誌・オリーブに出会ったことで、少女の世界は一変した。都会に憧れ、東京で暮らし始めた少女はやがて地元に戻り、2人の子供のお母さんになった。そして30代、成り行きのまま始めた雑貨屋。自分のできる歩幅で、真剣に楽しみながら続けてきた店は、気がつけば20年が経っていた。少女の頃から現在に至るまでの歩みを振り返り、優しい筆到で丁寧に綴った20の物語。 互いにまだ何者でもない若者だった頃から親交のあるミュージシャン・松田“チャーべ”岳二さん、共にたった一人で雑貨屋を営む盟友in-kyo店主・長谷川ちえさんとの対談、大好きな20の雑貨の挿話も掲載。 そして装画は、著者が長年憧れ続けるイラストレーター・上田三根子さんによる描き下ろし。 人生において、大きな判断を迫られる場面がいくつもあった。その時も私は自身の心に問いかけて、面白いと感じる方、楽しく続けられる方を選んできた。それは楽な方を選ぶこととは違う。一度その道を選んだら、楽しみながら真剣に取り組む。面白いと思えることだったら、力を出し惜しみすることなく本気になれる。他人が見たら面倒だと思うことでも、まったく苦だとは思わず、つい続けてしまう。それこそが本当に楽しいことなのだろう。私にとってのそれは雑貨屋。雑貨と私の日々は続いていく。(本文より一部抜粋) 【書誌情報】 2023年4月25日発売 四六判・192頁 定価 本体1,000円+税 ISBN978-4-910215-12-9 装画 上田三根子
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ディア・マイ・シスター / チェ・ジニョン
¥2,200
〈以下、版元ウェブサイトより〉 ◤推薦◢ 松田青子さん(作家) 「おばさん」のように子どもたちを大切にすることができないのなら、私たちはなんのために歳を重ねるのだろう。 被害者を増やし続けるこの世界には、あまりにも大人が少ない。 ◤現代韓国を代表する作家として根強い支持を受けるチェ・ジニョン、待望の初邦訳。◢ ********** 雨の降るある日、いつもやさしかった親戚の男から性暴力を受けた高校生のジェヤ。 絶望に陥りながらも告発するが、周囲の大人たちの態度は冷たい。 性被害を受けた女性に対する偏見とそれを許容してしまう歪んだ社会……。 他者に起きた暴力に無関心でいることが、どれだけ暴力に加担することになるのか? 未来への不安の中、どのように自分の生きる道を探していくのか? 性暴力がもたらす恐れと怒りを日記形式で切々とつづった、隣にいる“あなた”に届けたい物語。 ********** 今になって言える。この出来事は決して特別なことではなく、誰にでも起こり得ること。私が私として存在するためにも、絶対に終われないし、終わってはいけない話なのだ。 ********** 【書誌情報】 著 チェ・ジニョン 訳 すんみ 価格 2,200円(税込) 発売日 2024年8月23日 判型 四六判 製本 並製 頁数 240頁 ISBN 978-4-7505-1851-0
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フィフティ・ピープル [新版] / チョン・セラン
¥2,420
SOLD OUT
以下、版元ウェブサイトより __ 〈この50人の中に、きっとあなたの味方がいる〉 多くの読者に愛され、読み継がれてきた韓国文学の必読の名作が、細部にさらなる磨きをかけて再登場。 50人の登場人物が、あやとりのようにすれ違い、重なりあい、結び合う。 一度読んだ人も、初めましての人も。読めばだれかと話したくなる、悲しくて、おかしくて、痛くて、愛おしい物語。 【書誌情報】 著 チョン・セラン 訳 斎藤 真理子 価格 2,420円(税込) 発売日 2024年10月25日 判型 四六判 製本 並製 頁数 490頁 ISBN 978-4-7505-1859-6
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世代とは何か / ティム・インゴルド
¥2,530
〈以下、版元ウェブサイトより〉 【推薦】中島岳志さん(政治学者) 「生者は死者と未来の他者を、同じテーブルに呼び集めて、対話しなければならない。」 ********** ──地球規模の危機を乗り越え、未来を確かなものにするために、わたしたちは何をすべきか。 巨大な危機に直面したいま、私たちは「古いやり方」に立ち戻る必要がある、とインゴルドは唱える。 古来、脈々と紡がれてきた「知恵」とは、いったいどのようなものだろうか? ティム・インゴルド思想のエッセンスを総動員して語られる、希望の書。 ********** ティム・インゴルドは、私たちが直面している惑星規模の危機に対処するために、世代をめぐる考え方をひっくり返そうとします。 そのために、複数の世代が祖先の道に沿ってともに生き、ともに働くことによって、自らと子孫たちにとっての未来を確かなものにするという失われてしまった考えを、私たちのうちに再び取り戻そうとするのです。──奥野克巳 ********** 【書誌情報】 著 ティム・インゴルド 訳 奥野克巳、鹿野マティアス 価格 2,530円(税込) 発売日 2024年10月18日 判型 四六判 製本 並製 頁数 242ページ+カラー2頁 ISBN 978-4-7505-1858-9
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地震を知って震災に備える / 平田 直
¥1,320
〈以下、版元ウェブサイトより〉 2024年8月8日、「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」を発表した気象庁・南海トラフ地震評価検討会会長の平田直さん[東京大学名誉教授・元東京大学地震研究所所長]の最新刊! ◤日本列島に暮らすかぎり、いつどこで地震に遭うかわからない◢ だから、防災の基本姿勢は「過去の地震をよく知って、つねに準備をしておく」こと。 正しく地震を怖がるために必要な情報をハンディにまとめた防災本! 【書誌情報】 著者 平田 直 [東京大学名誉教授、元東京大学地震研究所所長] 価格 1,320円(税込) 発売日 2024年8月30日 判型 四六判 製本 並製 頁数 112頁 ISBN 978-4-7505-1846-6