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ようこそ、ヒュナム洞書店へ / 著:ファン・ボルム / 訳:牧野美加
¥2,640
完璧な人生なんてないけれど、「これでいい」と思える今日はある。ソウル市内の住宅街にできた「ヒュナム洞書店」。会社を辞めたヨンジュは、追いつめられたかのようにその店を立ち上げた。書店にやってくるのは、就活に失敗したアルバイトのバリスタ・ミンジュン、夫の愚痴をこぼすコーヒー業者のジミ、無気力な高校生ミンチョルとその母ミンチョルオンマ、ネットでブログが炎上した作家のスンウ……。それぞれに悩みを抱えたふつうの人々が、今日もヒュナム洞書店で出会う。新米女性書店主と店に集う人々の、本とささやかな毎日を描く。 【書誌情報】 2023年9月26日発売 四六判/368ページ ISBN:978-4-08-773524-6
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【サイン本】お口に合いませんでした / オルタナ旧市街
¥1,980
*サイン本はお一人一冊まででお願いいたします。 二冊以上のご注文は自動的にキャンセルいたします。ご了承くださいませ。 UberEatsの冷めたシチュー、北欧家具店のミートボール、激安居酒屋の肉寿司…… タワマンを遥か頭上に見上げ、気鋭の文筆家が都市生活の不満を嘆く憂鬱グルメ小説。 食事はいつもおいしくて満たされて幸せ、なんてやっぱり嘘だった。 ——高瀬隼子(『おいしいごはんが食べられますように』)推薦! 体調を崩した私は初めてデリバリーを注文するが、届いたシチューからは独特の冷えて固まった油のような匂いがして……(ゴースト・レストラン)。10年ぶりの同窓会、クラスのLINEグループに「完全個室創作和食バル★肉寿司食べ放題! 3時間飲み放題付き2980円」の食べログURLが送られてくる(Girl meats Boy)。おいしくない食事の記憶から都市生活のままならなさと孤独を描く、憂鬱なグルメ小説13篇を収録。 2024年10月29日(火)発売 【書誌情報】 価格:1,980円(本体1,800円+税) 判型:四六版変型 ページ数:200ページ ISBNコード:9784778319656 【著者プロフィール】 オルタナ旧市街 イマジナリー文藝倶楽部「オルタナ旧市街」主宰。19年より、同名ネットプリントを不定期刊行中。自家本に『一般』『ハーフ・フィクション』など。『代わりに読む人』『小説すばる』『文學界』等に寄稿。2024年6月に随筆集『踊る幽霊』(柏書房)を刊行
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ダンス / 竹中優子
¥1,870
〈以下、版元ウェブサイトより〉 同じ部署の三人が近頃欠勤を繰り返し、その分仕事が増える私はイライラが頂点に。ある日、三人のうちの一人、先輩女性の下村さんから、彼らの三角関係を知らされる。恋人を取られたのに弱っているのか開き直っているのか分からない下村さんの気ままな「ダンス」に翻弄される私は、いったいどうすれば――新潮新人賞受賞作。 【書誌情報】 判型 四六判変型 頁数 128ページ ISBN 978-4-10-356081-4 定価 1,870円
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王将の前で待つてて / 川上弘美
¥2,145
〈以下、版元ウェブサイトより〉 作家として次々と物語を生み出す傍ら、コツコツと詠んできた句を集めた著者待望の第二句集。 2010年~2023年の220句に加え、過去30年に詠んだ句から特にお気に入りの句を選んだ「自選一年一句」と、俳句に興味を持っている「あなた」へと向けた巻末エッセイを収録。日常から銀河まで、豊かなスケールで広がる川上弘美ワールドを堪能しながら、俳句の喜びに心から浸れる一冊。 ●収録句より10句 不機嫌に人ほめちぎるさくらかな たうがらし死んだともだちに会ひたい メロン切るときをんなの目酷薄に 沖遠く鯨を呼びて鯨鳴く 交む前ザトウクヂラはみつめあふ ラムネ痛しけふも朝より何もなし ヒトやがて示準化石や冬銀河 掌の中の枇杷潰すなりはればれと スマホ買ひ即罅入れる夜寒かな レンジの中の小爆発も夏の果 【書誌情報】 2024年12月13日発売 2,145円(税込) 四六判/200ページ ISBN:978-4-08-775471-1
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もっとも小さい日の出 / 柴沼千晴
¥1,430
時間のことを思う。未来のことを思う。 ここではない場所のことを思う。 過去の、わたしだったかもしれない人。 わたしたちが話し出すことには意味があると思う。 ほんとうに? 柴沼千晴さんの2024年1月〜11月の日記が収録されています。 日記のあわいに添えられた、「日記をつけること」に関する散文も美しい。 わたしにとっての昨日に、思い馳せるような一冊です。 【書誌情報】 著者:柴沼千晴 ブックデザイン:Cat 佐藤翔子 印刷・製本:株式会社イニュニック 196ページ
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親密園のまばたき / 柴沼千晴
¥990
2023年6月から11月の日記と、それにまつわるいくつかの散文が収録されています。 人には人の親密さがあり、わたしにはわたしの親密さがあり、 それがうれしいでもさみしいでもなく、 ある、ということがわたしをここに立たせている。 著者/柴沼千晴(しばぬま・ちはる) 1995 年生まれ。東京都在住。2022 年の元日から毎日日記をつけはじめる。既刊に『犬まみれは春の季語』『頬は無花果、たましいは桃』 『親密 のまばたき』。季節の散歩と果物が好き。個人が個人であることやその固有の関係性について考えている。
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雑貨と私 / 後藤由紀子
¥1,100
〈版元ウェブサイトより〉 楽しみながら本気で続けられること 私にとってそれは雑貨屋だった 沼津の路地裏にある生活雑貨の店 hal(ハル)の店主・後藤由紀子、待望の新作随筆集。雑貨屋を始めて20年、これまでの歩みを振り返り、優しい筆到で丁寧に綴った20の物語 雑誌・オリーブに出会ったことで、少女の世界は一変した。都会に憧れ、東京で暮らし始めた少女はやがて地元に戻り、2人の子供のお母さんになった。そして30代、成り行きのまま始めた雑貨屋。自分のできる歩幅で、真剣に楽しみながら続けてきた店は、気がつけば20年が経っていた。少女の頃から現在に至るまでの歩みを振り返り、優しい筆到で丁寧に綴った20の物語。 互いにまだ何者でもない若者だった頃から親交のあるミュージシャン・松田“チャーべ”岳二さん、共にたった一人で雑貨屋を営む盟友in-kyo店主・長谷川ちえさんとの対談、大好きな20の雑貨の挿話も掲載。 そして装画は、著者が長年憧れ続けるイラストレーター・上田三根子さんによる描き下ろし。 人生において、大きな判断を迫られる場面がいくつもあった。その時も私は自身の心に問いかけて、面白いと感じる方、楽しく続けられる方を選んできた。それは楽な方を選ぶこととは違う。一度その道を選んだら、楽しみながら真剣に取り組む。面白いと思えることだったら、力を出し惜しみすることなく本気になれる。他人が見たら面倒だと思うことでも、まったく苦だとは思わず、つい続けてしまう。それこそが本当に楽しいことなのだろう。私にとってのそれは雑貨屋。雑貨と私の日々は続いていく。(本文より一部抜粋) 【書誌情報】 2023年4月25日発売 四六判・192頁 定価 本体1,000円+税 ISBN978-4-910215-12-9 装画 上田三根子
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【サイン本】きみのまち 歩く、旅する、書く、えがく / 今日マチ子
¥2,200
〈版元ウェブサイトより〉 2023年の5月、「GWはどこへ行きましたか?」と聞かれた。挨拶のことばが「コロナ」から「旅」になった。自分の人生に現れた、一瞬の晴れ間のようなこの機会を忘れないようにしようと思う。また困難のなかにあるとき、支えてくれるかもしれないから。(今日マチ子『きみのまち』より) 今日マチ子、初めてのエッセイ集。 2024年、社会を見渡すと、コロナ禍で「旅」がタブーのようになっていた時期が遠い昔のように思えます。今日マチ子さんはコロナ禍を描き続け、人気シリーズとなった「#stayhome日記」3部作が2023年に完結。そんな今日マチ子さんが次に描くのは「旅ができる日々」。ようやく自由に旅ができるようになった喜びを噛み締めるように、台北ー台中ー台南ー高雄という台湾旅、伊勢、京都、仙台、つくば、金沢……という街を巡りました。異国の地で感じる想い、普段の生活とは違う高揚感。旅を通して感じた記録を、初めてのエッセイ集として発売します。街や人を描いたイラストも66点収録。 B6正寸224ページ 4C+1C カラーイラスト66点 本体価格2000円+税 ISBN:978-4-910422-17-6 C0095
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【サイン本】GOOD-BYE HELLO WORLD / 北村みなみ
¥1,980
〈版元ウェブサイトより〉 ヴァーチャル空間での初恋、 地球の環境汚染で生まれた新人類、 デジタルの世界で安楽死を選ぶ夫、 移動をしなくなった人間たちーー。 テクノロジーの発展は、私たちの未来をどう変えるのか。 世界的なテクノロジーカルチャー誌「WIRED」で連載された、実現可能な技術から想起された7作のSF漫画。AR、VR、MR、人工知能、デジタル・ウェルビーイング、アントロポセンなど、作中キーワードを知るための識者によるコラムも収録。本書のための新作漫画を2作品(40ページ)描き下ろし。気鋭・北村みなみのデビュー作。 B5変型判 縦227mm 横191mm 厚さ14mm 重さ 365g 176ページ 並製 定価 1,800円+税 ISBN978-4-910422-01-5 CコードC0079 発売予定日2021年6月18日
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【特典ステッカー付き】USO VOL.6 特集・我儘 / rn press
¥1,760
〈以下、版元ウェブサイトより〉 「あなたの嘘を教えてください」 年に一度の文芸誌「USO」の最新刊。 6年目6号目となる本作のテーマは「我儘・わがまま」 新たな執筆陣を迎え、本作も<心の奥>にせまります。 ▼執筆陣▼ エッセイ: 若林 恵 今日マチ子 旦 悠輔 和田夏実 鶴見 済 丹澤弘行 柏井優佳 のもとしゅうへい 藤田裕美 長崎訓子 交換日記: なま×少年アヤ 漫画: チェム 小説: 辻山良雄 野口理恵 写真: トヤマタクロウ 栗栖丈璽 新津保建秀 ▼目次▼ Wagamama 我儘 わがまま 『冒険』トヤマタクロウ 『Nの起源』野口理恵 『好きに書いていい』若林 恵 『ラジオ体操伝道師』今日マチ子 『時の旅』新津保建秀 『なまホット・なまドライ』なま×少年アヤ 『告白』辻山良雄 『僕は本当は漫画家になりたかったんだ』旦 悠輔 特別寄稿 丘田ミイ子 USO 嘘 うそ 『嘘ではないけれど、』和田夏実 『爆弾インマイハウス』チェム 『「元気じゃない」と答えていた』鶴見 済 『偽善者の言い分を』丹澤弘行 『誰かたちの地』栗栖丈璽 『髪を切る時間』柏井優佳 『草津』のもとしゅうへい 『色んなことがあるよねって言いたい』藤田裕美 『猫の瞳の中に自分が(どうしても)うつっていて欲しい』長崎訓子 特別寄稿 太田るなシャワ 特別寄稿 大浦 彩 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー USO 6 374ページ/1C+4C 価格 1,600円+税 ISBN978-4-910422-22-0
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volcanic land / Yuka Suzuki
¥2,970
〈以下、MOUNTAIN COLLECTORオンラインストアより〉 北海道上川郡東川町で開催の写真展「volcanic land」に合わせて制作したZINE。 大雪山系旭岳で出合った景色を収めています。 写真・デザイン/鈴木優香 サイズ/257×182mm 36P (ソフトカバー) 2024年11月23日 100部発行 … 旭岳を歩いたのは秋が終わりを迎えるころ。 地獄谷からは絶え間なく噴気が上がり、山頂に続く道では火山特有の山肌に目を奪われます。 一方で、姿見の池周辺では様々な植物が重なり合い、なだらかな草原がどこまでも広がっています。やや色褪せた、この季節にしか見られない色彩との出合いに気持ちが高まります。少し歩いては立ち止まり、また歩いては立ち止まりを繰り返しながら、最終的にブローニーフィルムを10本、35mmフィルムを4本、撮り終えました。 旭岳には2日続けて足を運びました。1日目は姿見駅から山頂を往復し、最終のロープウェイで一度下山し麓のホテルに宿泊。2日目は裾合平方面へ。 旭岳から次の山へ縦走することも考えましたが、たまには先を急がず、同じエリアを満足のいくまで歩いてみることにしたのです。 目の前に在る景色を真っ直ぐに見つめ、そのひとつひとつを拾い集めるように写真に収めていくこと。そしてその記録は、他の誰でもない自分自身がその瞬間その場所に居たことの証明にもなるということ。それこそが私の喜びであり写真を撮る理由なのだと、改めて感じる山行になりました。
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20220624-20220709・K2 BASE CAMP・PAKISTAN / 鈴木優香
¥1,320
(以下、版元ウェブサイトより) パキスタン・カラコルム山脈に位置するK2ベースキャンプを目指した旅の記録です。 掌に収まる文庫本サイズ。 鈴木 優香 Yuka Suzuki 東京藝術大学大学院修了後、アウトドアメーカーの商品デザイナーを経て独立。 現在はライフワークとして世界中の山を旅しながら、 写真やプロダクトの制作、執筆などを通して表現活動を続けている。 写真・文章・ブックデザイン/鈴木優香 サイズ/148×105mm 96P (ソフトカバー)
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きみと猫と、クラムチャウダー / 佐々木蒼馬
¥1,650
〈以下、版元ウェブサイトより〉 生きることの喜びと 日々を生きるための彩りとは 「下書き」 いつも、帰り道なんだよね。 肩にかけたバッグの重み。傾いている背中。首をかしげた街灯の下の路地裏のオンステージ。ゴム底のストレートチップ。カレーの匂いのする夜道のあと、セブンイレブンの中華丼をレンジに入れて待っている。「一日の半分の野菜がとれる」、そんな謳い文句に安心を買いつつ、明日の朝も野菜ジュースをコンビニで買う。ネクタイをほどいてジャケットをハンガーにかけて、二度、ブラシを往復させるとソファで無意味なアニメを二つ見てあたたまった中華丼を口に運ぶ。ふうっと息を吐いて、沸いた風呂のなかでTwitterを流し見る。何か言いたくなって、何も言わなかった書きかけのツイートがもう53件ある。新大久保で買った韓国製の化粧水を肌にすりこませてベッドに倒れ込んで五度、死んだように眠る。口内炎の痛む目覚め。沁みる野菜ジュースが傷を癒す錯覚。ビタミン剤の異様な尿の色。電車に乗ると腹部にまた嫌な感じがして、手をあてながら、駅についてコンビニにかけこむイメージを絶えず描いて流れていく風景をやりすごす。不自然なフォームでかけこんだコンビニで余計に一つ栄養を気遣った一品を買う。職場までの道で深呼吸。同僚が前方に歩いているのを見つけて少しテンポを落として、暗くなったこの道を思う。 「いつも、帰り道なんだよね。」 片手で書きかけのツイートを増やす。 「下書きに保存しますか?」 「―保存」 そうして 「お疲れさまでした」という上司の言葉で週末に入る。 肩にかけたバッグの重み 傾いている背中 首をかしげた街灯の下の路地裏のオンステージ この日々も 下書きならよかった けれど あのとき言えなかった言葉が 何も言わなかったというその何かが この日々をなお、生きのびようとして いつもの帰り道で ぼくにこのようなものを書かせている 「これは、下書きではない。」 そう つぶやきながら 詩集 2023/11/26発行 四六版 カバー
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星のゆらぎに火を焚べて / 星野灯
¥2,050
〈以下、版元ウェブサイトより〉 あなたがいればいい 詩の中の「私」が、書いている「私」より少し先を歩いている。 未知な自分を詩のなかの「私」が生きようとする時、言葉の星はゆらぎ、詩は透明な比喩の秘密を語りはじめる。 ――時里二郎 星野灯さんはこれまで私家版の詩集を発行するほか、展示会や朗読会などを開催し活躍されてきた詩人です。 これまで発表されてきた作品を中心に、書き下ろしをふくめた詩集を発行することとなりました。 等身大の自分で生きて、言葉を紡いでいくということ。 だからこそ光るものがあるということをそっと教えてくれるような詩集です。 手に 宇宙の端っこにいる 海に浮かんでいて 何も掴めないまま ただ一人、夜を揺蕩う シーツの抱擁の中、頬は濡れ 言葉をまた費やす、延命のため 粗大な心なら少しの悩みも 篩にかけず流せたのでしょうか 時は泡沫、 星を美しいと賛美する者が なぜ死なねばならないのか 未だわからないままでいる 命であるということ そこに在って ここに亡い ただそれだけのことに 深い傷を手にして そのほかの何もかもを 持てないままでいる 【著者プロフィール】 星野灯(ほしの・ともる) 2001年10月生まれ、兵庫県出身 2021年神戸新聞文芸年間大賞受賞 詩の個展「街に詩があればいいのに。」(2023年) 「ポエトリーゴーランド」(2024年) 詩の朗読会「冬眠し損なった私たち」(2024年) 詩集 2024/11/29発行 四六版 並製 カバー 帯付 装画・挿絵:星野灯 / 帯文:時里二郎 / 組版・装幀:川島雄太郎
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冬眠族の棲む穴 / 標野凪
¥1,980
SOLD OUT
〈以下、版元ウェブサイトより〉 25万部突破! ベストセラー「喫茶ドードー」シリーズの標野凪が贈る、二十四節気のショートショート。 「甘い香りにくるまって、心ゆくまで眠ってしまおう」 今日もおつかれさまでした。 やさしい季節が心をめぐる、とっておきの物語をあなたに。 (著者より) 心もからだも冷え冷えする夜には、この本を携え、冬眠族の巣穴にすとんと落ちてください。 そんな冬ごもりのおともに、と24の小さな物語を書きました。 日常の延長にある、ほんの少しだけ不思議な世界で繰り広げられるお話を、 季節を繰るようにゆったり楽しんでいただけますと嬉しいです。 どこかにあなたがいる、やもしれません。 【書誌情報】 出版年月日 2024/12/12 ISBN 9784198659363 判型・ページ数 4-6変・216ページ 定価 1,980円(税込)
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旅の心を取り戻す / 柊有花
¥2,090
〈以下、版元ウェブサイトより〉 明け渡してしまった/自分の心を取り戻すには/目的のない旅が必要だ 呼吸 人が去ったあとの海は 清らかに 打ち上げられた星は 浜一面にまたたく しなやかに編まれた 太陽の光は 海の底を明るく 照らしている 水面はやわらかに逆立ち 一枚の葉を 浜へ運んでゆく 一艘の白い舟が 岸を目指し進み かもめは追いかけ飛んでゆく 白い半月はかなた 昼の まぼろしのように浮かび ひとり 夜を待っているのか 濃い青と ブルーグリーンのあいだ 海は 海はたえまなく 呼吸している 詩集 2024/10/05発行 138x148mm 帯付
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暗闇に手をひらく / 大崎清夏
¥1,980
〈以下、版元ウェブサイトより〉 人間の作った小さな場所では 言葉はときどき、信じることが 震えてくるほど難しい。 想像もつかなかった光景を見て 何も持たずに逃げてきたあなたを 下ろした両手は抱きしめる。 (巻頭詩より) 軽やかに言葉と遊び、現実を深く見つめる 人気の詩人・大崎清夏。 『地面』、『指差すことができない』(中原中也賞受賞)、 『新しい住みか』、『踊る自由』に次ぐ、待望の第五詩集! 自分の手で作ること、描くこと。 辞書にない私の言葉を持って生きること。 戦争も災害もある今を生きている私たちが 口ずさむと力になる、歌のような詩。 (私の生活はこっちだ、)と標になる31篇。 帯の推薦コメント: わたしの中に詩の種が蒔かれ 日常に言葉の風が吹き始める (写真家・植本一子) 詩的散文+小説集『目をあけてごらん、離陸するから』でも 多くの読者の心を掴んだ詩人による最新作。 【書誌情報】 著者 大崎清夏 装幀:服部一成、榎本紗織 仕様 四六判変形 並製 (天地170mm x 左右116mm x 束幅9mm) / 136ページ / 110g 発売日 2025年01月04日 ISBN / Cコード:978-4-89815-599-8 / C0092 定価 1,980 円(本体 1,800 円+税)
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忘れられるためのメソッド / 小川三郎
¥1,760
〈以下、版元ウェブサイトより〉 死んだあとも、それよりあとも 「満天の星空」 だったらもう 満天の星空じゃなくたって かまわないんじゃないか。 いくつか星が あるだけで それでもう いいんじゃないか。 こんなふうに 地球のうえで 一瞬 笑って 泣いたりして やることがまだあるなんて 思わなくたって いいんじゃないか。 未来からの手紙は来ない。 夜はいつも夢を見るから せめて起きている間だけは みんなで笑おう そうしよう なんて 教えたり 教えられたり しなくても。 見上げると 満天の星空。 生まれる前も それより前も あれをずっと 見ていたとして ずっと動かぬ一点だった ただそれだけの 私であるなら 死んだあとも それよりあとも こまることなど ひとつもないので。 詩集 2023/11/16発行 A5判 カバー 帯付
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断片的なものの社会学 / 岸政彦
¥1,716
SOLD OUT
〈以下、版元ウェブサイトより〉 路上のギター弾き、夜の仕事、元ヤクザ…… 人の語りを聞くということは、ある人生のなかに入っていくということ。 社会学者が実際に出会った「解釈できない出来事」をめぐるエッセイ。 ◆「この本は何も教えてはくれない。 ただ深く豊かに惑うだけだ。 そしてずっと、黙ってそばにいてくれる。 小石や犬のように。 私はこの本を必要としている。」 一生に一度はこういう本を書いてみたいと感じるような書でした。 ランダムに何度でも読み返す本となりそうです。 ――星野智幸さん どんな人でもいろいろな「語り」をその内側に持っていて、 その平凡さや普通さ、その「何事もなさ」に触れるだけで、 胸をかきむしられるような気持ちになる。梅田の繁華街で すれちがう厖大な数の人びとが、それぞれに「何事もない、普通の」 物語を生きている。 * * * 小石も、ブログも、犬の死も、すぐに私の解釈や理解をすり抜けてしまう。 それらはただそこにある。[…]社会学者としては失格かもしれないが、 いつかそうした「分析できないもの」ばかりを集めた本を書きたいと思っていた。(本文より) 【書誌情報】 判型:四六判正寸(鈴木成一デザイン室) ページ数:244ページ ISBN:9784255008516 発売日:2015/05/30
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ワンルームワンダーランド / 編著:落合加依子・佐藤友理
¥2,200
SOLD OUT
(以下、版元ウェブサイトより) 「部屋は、言葉を話すわけじゃない。でもありったけの息を吸って暮らすわたしたちを、静かに見守ったり叱ったりしているのかもしれない。 記憶も匂いもそこに残って、見慣れたはずの毎日の隙間に、あの恋やあの会話、さみしさ、まばゆさが染みついている。」 (「はじめに」より) きっと部屋にはそのひとそのものが表れる。意図した部屋でも、無防備な部屋でも。ほかの誰かと暮らす部屋ではない、ひとり暮らしの部屋ならなおさら。 そんな思いから、市井で生きる人たち100人に声をかけ、ひとり暮らしの部屋にまつわるエッセイを書いていただきました。部屋全体が写る写真と、お気に入りのものを写した写真も載せています。 私たちは、それぞれの部屋に流れる時間を想像しながら、この本を編集していました。 ひとり暮らしを始めたばかりの部屋、停滞と安堵が漂う部屋、その人の歴史が詰まった部屋、誰かの気配が残る部屋、これから先の長い時間が見えるような部屋…… それぞれの部屋の中に誰とも違う生活がある、ただそれだけのことなのに、100人分の暮らしの営みがこうして綴じられていることが、どうしてか心強く感じられます。 エッセイを書いてくださった方の中には、引っ越しをした人もいるし、今はひとりで暮らしていない人もいます。ひとり暮らしは突然始まったり終わったりする。ひとり暮らしでもそうじゃなくても、生活は形を変えながら続いていく。 だからこれは、とある時期に偶然そこにあった生活の、記録集のようなものです。 「ワンルームワンダーランド」といいながら、1Rのみならずさまざまな間取りの部屋を載せています。 小さなひとつの部屋(ワンルーム)から、限りない未来が広がっていきますように。 ■職業も住む場所もさまざまな100人の、ひとり暮らしの記録集 お笑い芸人/ 画家 / 大学生/ 喫茶店店主/ 会社員/ 学校職員/ 地方公務員/ D J/ デザイナー/ フリーター/ 編集者/ 研究員/ 詩人/ 本屋店主/ 事務職/ 書家/ 学芸員/ 文化施設職員/ 花屋/ ライター/ イラストレーター/ 映画監督/ 着付師/ NPO職員/ ラジオパーソナリティ / 縫う人/ 英語教員/ 映像作家/ ITエンジニア/ ピアノ講師/ ジビエ解体/ 料理家/ 医師/ カウンセラー/ 美容師/ 犯罪学者 ほか 『ワンルームワンダーランド ひとり暮らし100人の生活』 編著=落合加依子、佐藤友理 エッセイ=100人の皆様 装丁・組版 佐藤友理 編集 落合加依子(小鳥書房)、佐藤友理 印刷・製本 シナノ書籍印刷株式会社 並製、B6、帯あり、240ページ ISBN978-4-908582-12-7 定価:2,000円+税 発行:小鳥書房 【編著者】 落合加依子 1988年名古屋市生まれ、東京都在住。ちいさな出版社と本屋「⼩⿃書房」の店主。住まいのある⾕保(やほ)という町と、そこで暮らすひとたちが好き。⼝ぐせは「やっほー」。著書に日記本『浮きて流るる 小鳥書房店主日記2021年3月~2022年6月』がある。 佐藤友理 1988年生まれ、仙台市在住。文化施設職員。遠くで暮らす十人のエッセイ集「まどをあける」企画編集。家事のお供にラジオを聴くので、聴きたいラジオが決まるまで家事が始まりません。
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ぐるぐるガトーショコラ / 氏家健治・三浦由美子
¥1,650
〈以下、版元ウェブサイトより〉 駐日エクアドル大使館推薦‼ みんなで作れる魔法のおかしをめしあがれ。 お菓子が大好きな女の子と、チョコレートの名産地、南米エクアドルゆかりの動物たちとの、ちょっと不思議な物語。巻末には本格ガトーショコラのレシピも付いて、物語を読みながら、親子でお菓子作りを学ぶことができるレシピ絵本の誕生です。 【書誌情報】 書名:ぐるぐるガトーショコラ 著者:氏家健治(作)/三浦由美子(絵) 企画:株式会社H14 編集:五十嵐健司、孝学麻世 デザイン:孝学直 体裁:B5判横変形/上製 頁数:24頁 定価:1,500円+税 刊行日:2023年2月3日 ISBN 978-4-910315-23-2
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くりさぶろう / 福田利之
¥1,760
(以下、版元ウェブサイトより) 栗の3兄弟、“生命をつなぐ”珠玉の物語 仲良しの栗3兄弟は、今日も楽しく相撲をして遊んでいます。小さな体でいつも負けてしまう、末っ子の「く りさぶろう」ですが、ある時いがをかぶったら、棘が怖くて誰も敵いません。無敵になったくりさぶろうは、ある日、お腹を空かした熊の親子に出会いました。 さて3兄弟がとった行動とは? いとおしい くりたちよ いきることと しぬことは いつも ちかくにあるのですね 吉澤嘉代子(シンガーソングライター) 独特のフォルムとマチエールで、栗3兄弟や熊が愛らしく描かれた絵本です。栗や熊の特性を生かしたキャラクター設定のもとにすすむ本作は、くりさぶろうの成長と自然のあり方を考える物語であり、他者の立場に立って考えることの大切さを伝えます。 【書誌情報】 書名:くりさぶろう 著者:福田利之 編集:吉田宏子 デザイン:酒井田成之 体裁:A4判変形/上製 頁数:32頁 定価:1,600円+税 刊行予定:2022年10月24日 ISBN 978-4-910315-20-1
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はりねずみくんどこ? / umao
¥1,650
人気のイラストレーター・umaoによる穴あき絵本。色々なところに隠れた小さなはりねずみくんを、本の中央に空いた丸い穴から探して楽しむことができます。umao作品でおなじみのかわいい動物たちも大集合。お子さまから大人の方まで楽しめるボードブックです。 【書誌情報】 書名:はりねずみくんどこ? 著者:umao 編集:五十嵐健司 デザイン:孝学直 体裁:B5変 縦187mm 横187mm 厚さ10mm 頁数:24頁 定価:1,500円+税 刊行日:2023年11月20日 ISBN 978-4-910315-30-0
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おばけちゃんだあれ? / umao
¥1,650
SOLD OUT
シンプルで洗練された色彩と造形で人気のイラストレーター・umaoの代表作「MY GHOST BEAR」が幼児向け絵本になりました。ソフビ・フィギュアやカプセルトイのミニチュアがリリースされるなど、さまざまな展開をみせるumaoの可愛い動物たちが、おばけになって登場します。 【書誌情報】 書名:おばけちゃんだあれ? 著者:umao 体裁:B5判変形/ボードブック/穴開き仕様/角丸/カラー 頁数:24頁 定価:本体1,500円+税 刊行日:2022年9月5日 ISBN 978-4-910315-18-8 C8771