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【訳者・柴田元幸さんサイン本】松明のあかり 暗くなっていく時代の寓話 / バリー・ユアグロー
¥1,540
SOLD OUT
〈以下、版元ウェブサイトより〉 アメリカ合衆国在住の作家バリー・ユアグローがトランプ政権下のアメリカに住む不安を小説に。 『ボッティチェリ 疫病の時代の寓話』からわずか5年。ユアグローから再び届いた「アメリカのいまを伝える」緊急文書。 「ここに収められた物語は心の、思いきっていえば魂の訴えである。」(柴田元幸) “昨年の大統領選で、本書の収録作「彼」で言及される「彼」の元とおぼしき人物が、七千万以上の国民に支持されて大統領に復帰して以来、合衆国から暗い知らせが届かない日はない。そして、七千余万の人たちのうちかなりの人数にとっては、それら暗い知らせも暗くはなく、ひょっとすると喝采すべき明るい知らせなのかもしれない、と思うと気持ちはますます暗くなる。 とはいえ、そんな吞気なことを言っていられるのも、あくまで当方は外国にいて、いまのところは直接、精神的にも物理的にも甚大な害は被っていないからだろう――いまのところは。が、暗さの渦中にいる人々は、どんな思いで生きているのか? バリー・ユアグローから届いたこれらの寓話は、そのひとつの実例を伝えてくれる“ (訳者あとがきより) -- 『松明のあかり』作者からのメッセージ 2020年、コロナ・ウィルスがニューヨークで猛威を振るっていたときに私は『ボッティチェリ』を書きました。そしていま、別の疫病のさなかに『松明のあかり』を書きました。今回は全米で猛威を振るっている政治的な疫病です。この本に収めた一連の寓話は、切羽詰まった警鐘であり、助けを求める訴えであり、自分が子供のころに移ってきた国でいま為されているさまざまな酷(むご)いことに対する苦悶の叫びです。日々押し寄せてくる、アメリカのみならず世界中を危険にさらしている暴虐、非道、噓のただなかで生きる、その痛みに満ちた経験を、これらの物語は想像力を通して綴っています。ところどころで暗いユーモアを使ってもいますが、絶望に陥らないため、ただ単に絶叫してしまわないために笑うのです。日本の読者の皆さんに、アメリカにいる私たちが、私たちの多くが、いまだ人間でいること、なんとか人間らしさを保ち、私たちの名において日々為されていることに深い恐怖を覚えていることをわかっていただければと思います。『ボッティチェリ』を素晴らしい本にしてくれたチームが、この『松明のあかり』も素晴らしい本にしてくれたことに感謝します。 バリー・ユアグロー 2025年7月20日 柴田元幸訳 -- 目次 松明のあかり ドッキリ 国境 カット! 何か 情報 埃 揺り木馬 光沢 地図帳 ティーカップ のたうつ 彼 ゴヤ 塹壕の日々 気をつけて 飾り戸棚 危険 君は何をした? 墓 逃れる 枕の下に見つかったさまざまな政府のリスト 訳者あとがき -- タイトル:『松明のあかり 暗くなっていく時代の寓話』 著者:バリー・ユアグロー 訳者:柴田元幸 装画・デザイン:横山雄 ISBN:978-4-911605-01-1 判型:B6変形 ページ数:88ページ 本体価格:1,400円 発行:ignition gallery 発行所:twililight カタログ番号:ign-026 刊行日:2025年8月18日
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【訳者・柴田元幸さんサイン本】ボッティチェリ 疫病の時代の寓話 / バリー・ユアグロー
¥792
〈以下、版元ウェブサイトより〉 「想像すること」が最も速く、最も深く、この始まりも終わりもない災厄の根をつかむ。そして人々の心に張り巡らされたそれは、我々をどのように揺さぶり、変容するのか。夢は息絶え、あるいは再生するのか。バリー・ユアグローの驚くべき12の寓話は、それらを語り、記録し、証明する。 ――川上未映子 アメリカ在住の作家・バリー・ユアグローが、2020年4月5日から5月11日にかけて、都市封鎖状態の続くニューヨークから柴田元幸に送った12の超短篇を、1冊の小さな本にしました。 -- 「世界」が故障した「世界」へと大勢の人が強制的に連れてこられた時代に、ここに集められた寓話は、大きな救いになるだろう。驚くべき着想と空想の数々は、それがどんなに残酷でも、私の狂気の核心に触れ、癒し、救った。作家の「空想」の強烈な可能性に恍惚とした。恐怖は空想の力により、新しい世界と言葉で再構築された。この恐ろしい時代に、この物語が生まれ、変化した世界に刻まれたことに、奇跡を見たような気持ちでいる。 ――村田沙耶香 --- “ある時期にひとつの場所を包んでいた、だがほかの多くの場所でもある程度共有されていた特殊な(と思いたい)空気を封じ込めた小さな本。”(柴田元幸「この本について」より) 「正気を保つため」に書かれた疫病の時代の寓話。 《収録作品》 ボッティチェリ / ピクニック / 鯨 / 影 / スプーン / 猿たち / 戸口 / サマーハウス / 風に吹かれて / 岩間の水たまり / 夢 / 書く この本について(柴田元幸) – 著者:バリー・ユアグロー 訳者:柴田元幸 タイトル:『ボッティチェリ 疫病の時代の寓話』 カタログ番号:ign-004 発行:ignition gallery 発売日:2020年5月29日 判型:A6判 /中綴じ ページ数:44 装幀:横山雄(BOOTLEG) -- 「『苦しみは人間の共通言語』NY在住作家の小説を緊急邦訳」――毎日新聞 「素っ気なさ過ぎるように感じられる題名から、深い心の沼に小石を一つ落としてゆくような話が続く」――読売新聞 この異様な時代の空気を閉じ込めた12編 ――朝日新聞 ふう、とため息をつく。でも世界はまだここにあるのだ。目を、そらさないこと。ひっそりと決意しながら、小声で、「ヌオオオ」と言ってみる。すると、鯨たちが、猿たちが、少しだけだけれど、力をくれるのだ。 ーー川上弘美(日本経済新聞「あすへの話題」より) コロナ禍の「空気」を寓話化した本書の収録作は一見、超現実的な話のようで妙にリアル。物事の実相を鋭く暴いていく ーー産経新聞 当惑し、怒り、もがき、打ちのめされる各話の登場人物たちは、むろん作家の分身であり、私たちの分身でもある ーー芸術新潮 新型コロナに関する言説は、これまでは感染症や疫学、あるいは経済学的視点からの論点に終始してきたように思われるが、本書のような寓話や人間心理を鋭利に描き出す文学的な視点からの洞察も欠かせないものだろう ーー週刊読書人 – 《著者プロフィール》 バリー・ユアグロー 1949年生まれ。ニューヨーク在住。シュールな設定ながら、思いつきのおかしさだけで終わるのではなく、妙にリアルで、時に切なく、笑えて、深みのある超短篇で人気を博す。著書に『一人の男が飛行機から飛び降りる』『セックスの哀しみ』『憑かれた旅人』『ケータイ・ストーリーズ』(以上、柴田元幸訳)など。 《訳者プロフィール》 柴田元幸 1954年生まれ。翻訳家、東京大学名誉教授。文芸誌「MONKEY」編集長。『生半可な學者』で講談社エッセイ賞、『アメリカン・ナルシス』でサントリー学芸賞、トマス・ピンチョン『メイスン&ディクスン』で日本翻訳文化賞受賞。翻訳の業績により、早稲田大学坪内逍遙大賞受賞。現代アメリカ文学を中心に訳書多数。
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【サイン本】珠洲の夜の夢 うつつ・ふる・すず さいはての朗読劇 / 大崎清夏
¥1,650
〈以下、版元ウェブサイトより〉 作曲家・阿部海太郎の声かけにより、演出・長塚圭史、戯曲・大崎清夏によって2022年、23年と奥能登珠洲で上演された『さいはての朗読劇』全戯曲。 詩人・大崎清夏の初めての戯曲集は、珠洲に伝わる民話と民謡から生まれました。珠洲に暮らす方々のお話。土地に響く声、語られる声。二つの戯曲には、誰もが知っている物語と、誰も知らない珠洲の姿があります。 “草むらのほうから、夏の終わりのいい風がざあっと吹いて、会場を吹き抜けた。 「あいの風だ。」 と誰かが言った。“(本文より) “この戯曲集が完成する頃には、能登半島地震から一年半が経つことになります。珠洲の復興への道のりについては、私にはわからないことだらけです。でも、この戯曲集によって、ひとつの珠洲の物語をこの先の未来へ手渡すことができれば、少なくともそれは珠洲を愛する私にとって、ひとつの復興の形になるのではないかと思います。”(あとがきより) “大崎さんは、決して目の前のもの/ことから目を逸らさない。むしろ永久に正しい焦点を探し続けている。“(「まえがきのまえに」より)阿部海太郎 “珠洲を舞台にした『夏の夜の夢』。読み始めると、途端に物語の中の人、外の人が鮮やかに動きだす。“(まえがきより)長塚圭史 -- タイトル:『珠洲の夜の夢/うつつ・ふる・すず さいはての朗読劇』 著者:大崎清夏 デザイン:横山雄 ISBN:978-4-911605-00-4 判型:B6変形 ページ数:136ページ 本体価格:1,500円 発行:ignition gallery 発行所:twililight カタログ番号:ign-025 刊行日:2025年7月16日 -- 目次 まえがきのまえに 阿部海太郎 まえがき 長塚圭史 珠洲の夜の夢 うつつ・ふる・すず 「珠洲の夜の夢」日記 あとがき -- 著者プロフィール 大崎清夏 (オオサキサヤカ) 二〇一一年、第一詩集『地面』刊行。第二詩集『指差すことができない』で第十九回中原中也賞受賞。 詩集に『暗闇に手をひらく』『踊る自由』『新しい住みか』、小説やエッセイに『湖まで』『私運転日記』『目をあけてごらん、離陸するから』などがある。 協働制作の仕事に、奥能登国際芸術祭『さいはての朗読劇』(二〇二二、二〇二三)の脚本・作詞、舞台『未来少年コナン』(二〇二四)の劇中歌歌詞、オペラ『ローエングリン』(二〇二四)の日本語訳修辞、ダンスパフォーマンス『渋谷への手紙 ~LOVE HATE SHOW~』(二〇二 五)の共同構成・語りなど多数。 二〇二五年春から拠点を奥会津の山あいに移し、執筆活動を続けている。
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だめをだいじょぶにしていく日々だよ / きくちゆみこ
¥2,090
【以下、版元ウェブサイトより】 2010年よりパーソナルな語りとフィクションによる救いをテーマにしたジンを定期的に発行しつつ、言葉を使った作品制作や展示も行ってきた翻訳・文筆家のきくちゆみこさん。 twililight web magazineでの連載をまとめた初めてのエッセイ集『だめをだいじょぶにしていく日々だよ』を12月に刊行します。 -- ままならない過去や体や心をほぐしてくれたのは、いつも書くことだった。 — みんなくるしいね、というときの「みんな」が誰なのかはわからなくとも、そこに自分の姿を見出したことがない人はいないんじゃないか。そんなとき、わたしたちはテーブルの下で見えない手をつないでいる。 この本は、まるでそれがほとんど神さまか何かみたいに、愛し、頼り、信じ、救われ、ときに傷つき打ちのめされながら、言葉と一緒に生きてきたわたしの、なにかとさわがしい心の記録だ。またそれは「言葉とわたし」がどんなふうに変化してきたのか、もしくは変化していくのかの考察でもあった。「だめ、できない」という言葉のうしろで縮こまっていたかちこちの体を、「だいじょうぶ、だいじょうぶ」となんとかなだめて引っ張りあげていくような。 (まえがきより) – 書籍化にあたって、各章ごとに「アフター・トーク」を書き下ろし。自分の文章に再会しつつ、副音声的なつっこみを入れることによって、過去の解釈を変えてだめをだいじょぶにしていく練習になる。より楽しく、読み応えのあるものになりました! 本の内容に寄り添った素晴らしい装画は前田ひさえさんによるもの。カバー、カバーをとった表紙、本文まで、きくちさん、ひさえさん、そしてデザイン・横山雄さんの気持ちがつまっています。 【書誌情報】 タイトル:『だめをだいじょぶにしていく日々だよ』 著者:きくちゆみこ 装画: 前田ひさえ デザイン:横山雄 ISBN:978-4-9912851-5-8 判型:188mm × 127mm 並製 ページ数:208ページ 価格:1,900円 + 税 発行:ignition gallery 発行所:twililight 刊行日:2023年12月13日
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トワイライライト / 畑野智美
¥1,650
SOLD OUT
〈以下、版元ウェブサイトより〉 森谷未明は進学のために福島県から上京し、三軒茶屋でひとり暮らしをはじめる。 感染症の影響もあり、憧れていたような学生生活はおくれず、近くに住むいとこで小説家の信一の家に遊びにいくぐらいしかできない。 ある日、思い切って、本屋「twililight」に入ったことから、未明の生活は変わっていく。 友達と出会い、夜の街を歩き、初めてのお酒を飲む。 そして、恋をする。 twililightの屋上から眺める夕暮れに染まる三軒茶屋、未明は何を探し、何を見つけるのか。 きっと誰もが、この物語の中にいる。 — タイトル:『トワイライライト』 著者:畑野智美 装幀:横山雄 写真: tsukao ISBN:978-4-9912851-2-7 判型:188mm × 127mm 並製 ページ数:184ページ 本体価格:1,500円 発行:ignition gallery 発行所:twililight カタログ番号:ign-014 刊行日:2023年3月11日 – 著者略歴 畑野智美 (はたの・ともみ) 【著】 1979年東京都生まれ。2010年「国道沿いのファミレス」で第23回小説すばる新人賞を受賞。13年に『海の見える街』、14年に『南部芸能事務所』で吉川英治文学新人賞の候補となる。著書にドラマ化された『感情8号線』、『ふたつの星とタイムマシン』『タイムマシンでは、行けない明日』『消えない月』『神さまを待っている』『大人になったら、』『若葉荘の暮らし』などがある。
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【Wサイン本】体の贈り物 / レベッカ・ブラウン、柴田元幸 訳
¥2,420
〈以下、版元ウェブサイトより〉 アメリカの作家、レベッカ・ブラウンの代表作を復刊! 逃れようのない死の前で、料理を作り、家を掃除し、洗濯をし、入浴を手伝う。 喜びと悲しみ、生きるということを丸ごと受け止めた時、私は11の贈り物を受け取った。 エイズ患者とホームケア・ワーカーの交流が描き出す、悼みと希望の連作短篇。 著者書き下ろし「『体の贈り物』三十年後」を収録。金井冬樹の装画による新装版。 -- “横溢するケアに包まれました。ホームケアワーカーの「私」が派遣されるのは死の恐 怖に向き合う患者たちのところ。ケアする側が彼ら、彼女らの生を“尊重されるべき もの”として丸ごと抱擁するとき、曇っていた生がみるみる輝きを取り戻していく。 まさに奇跡のような贈り物。” ——小川公代 -- “透きとおるような日本語で訳されたこの小説集における、死にゆく人々の生を支える主人公の冷静さ、 心身の痛みにたいする想像力の深さ、そこから生まれる交流のぬくもりは、 いま、世界でなにより大事なものに思える。” ——木村紅美 〈目次〉 汗の贈り物 充足の贈り物 涙の贈り物 肌の贈り物 飢えの贈り物 動きの贈り物 死の贈り物 言葉の贈り物 姿の贈り物 希望の贈り物 悼みの贈り物 謝辞 『体の贈り物』三十年後 二〇二五年版訳者あとがき -- ページ数 194 判型 B6判変形 装丁 横山雄
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【訳者・柴田元幸さんサイン本】天国ではなく、どこかよそで / レベッカ・ブラウン
¥2,200
〈以下、版元ウェブサイトより〉 『体の贈り物』『私たちがやったこと』『若かった日々』などで知られるアメリカの作家、レベッカ・ブラウンの最新物語集『天国ではなく、どこかよそで』。 「三匹の子ぶた」を踏まえた「豚たち」、「赤ずきんちゃん」を踏まえた「おばあさまの家に」をはじめ、ピノキオ、ヘンゼルとグレーテルなど、さまざまな伝統的物語やキャラクターを、レベッカ流に夢見なおした物語が並びます。 語り直しの切り口は作品によってさまざまですが、単一のメッセージに還元できない、怒りと希望をシンプルな文章で発信しつづける作家の神髄が伝わってくる、豊かな「サイクル」が出来上がっています。 “ここにあるのは「めでたし、めでたし」の死角を辛辣なユーモアで照らしてみせる物語。 そうやってわたしたちが見えないふり、聞こえないふり、わからないふりをしてきた暴力の轍を、怒りでもって洗い出し、祈りをこめて語り直すのだ。” (倉本さおり) “そこではみんな、ほんものの肉体を得る。 痛みに苛まれ、声は揺らぎ、歪み、叫ぶ。 闇の中、寓話は変わり果てた姿になって 赦しを求め、こちらを見つめる。 どうしてこんなに、愛おしいのだろう。”( 大崎清夏) 装画は金井冬樹。デザインは横山雄。 【書誌情報】 ISBN:9784991285189 Cコード:C0097 定価:¥2,200(税込) 発売日:2024.11.7 ページ数:136 判型:B6判変形
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小名浜ピープルズ / 小松理虔
¥2,530
〈以下、版元ウェブサイトより〉 ぼくらはみな、だれかの悲しみのよそ者だ。 それでもなお、 他者との間の線を手繰り寄せる。 「他者(矛盾)を自分の中に招き入れ住まわせて、儀礼抜きに、迂路を介さず、問い問われ、問い直し、倫理を探し求めている」 ― 柳 美里( 小説家) 「〈中途半端〉の一語に自分の靄(かすみ)が晴れ、見知らぬ人々の顔がくっきりと見えてくる」 ― 三宅 唱( 映画監督) 東日本大震災と原発事故から10年。魅力的な地元の人々と話し、綴った、災間を生きるすべての人へ捧ぐ渾身の初のエッセイ 東北にも関東にも、東北随一の漁業の町にも観光地にもなりきれない。東日本大震災と原発事故後、傷ついたまちで放射能に恐怖し、風評被害は受けたが直接的被害は少なかった、福島県いわき市小名浜。著者は、この地で生まれ育ち〈中途半端〉さに悶えながら地域活動をしてきた。当事者とは、復興とは、原発とは、ふるさととは――10年を経た「震災後」を、地元の人々はどう捉え暮らしてきたのか。魅力的な市井の人々の話を聞き、綴った、災害が絶えない世界に光を灯す、渾身の人物エッセイ。 目次◉「震災10年」と名物女将が守るチーナン食堂/処理水放出と海辺のまちの生業/老舗温泉旅館に生まれた原子力災害考証館/楢葉ルーツの解体業者がつくる未完の映画館/若き作家と響き合う常磐炭鉱の念/「被災地」であり、「被災地」でなかった双葉高校で/復興工事の現場から手繰り寄せる線/「そこにいく」から始まることーアシスタントの〈イチエフ〉視察記/流転する記者と重ね合う〈ふるさと〉/博覧強記の先輩と見渡す複数ある世界/我が子と語り合う、10万年後のこと 装丁:渋井史生 装画:坂内 拓 2025年5月27日・刊 定価:2,300円+税 256ページ ISBN: 978-4-907407-23-1 並製本
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日常をうたう / 椋本湧也
¥1,650
〈以下、版元ウェブサイトより〉 戦時下の記憶をめぐる祖母へのインタビューと、 その録音を聴いた27名の同世代が綴った「8月15日」の日記集。 "日本では戦争を体験した世代が数を減らし、離れた土地では戦争が長期化するいま。戦争を体験していない私たちには何ができるだろう。94歳の祖母に話を聞くと、戦争が終わって最も嬉しかったのは「部屋の電灯が明るいこと」だったと教えてくれた。そしてこう思った。戦争とは日常を奪うものであり、なにげない日常こそが私たちを存在させてくれているのではないか、と。" (「はじめに」より) 〈ルール〉 1.戦争をめぐる祖母との会話を聴いてください。 2.その上で「8月15日」の日記を書いてください。 3.日記を朗読してください。 作:椋本湧也 装丁:古本実加 装画:三瓶玲奈 楽曲提供:秋吉敏子 〈書誌情報〉 サイズ:127✕177mm ページ数:168 ISBN:978-4-600-01343-1 初版部数:2000部 発行:2024年春
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ベビーカー ぶーぶーぶー / えがしら みちこ
¥1,210
〈以下、版元ウェブサイトより〉 シートベルト かっちん。いち に いち に ぶーぶーぶー。 いち に いち に ぶーぶーぶー。 けいちゃんのベビーカー、けいちゃんごう すすみまーす。 そこへ、うさぎさんと くまさんが やってきて、 「ぼくも のせて!」「わたしも のせて!」「いいよ いいよ ここに どうぞ」 けいちゃんごう すすみまーす! ぐねぐね みちです。 きをつけて くださーい。ゆらゆら ゆらゆら おっとっと! でこぼこ みちです。つかまって くださーい。がたがた がたがた がったんこ。 なみなみ みちです。とびますよー! ぴょんぴょん ぴょんぴょん じゃんぷっぷ。 あ! あぶなーい! 急ブレーキ! そこへ とびだして きたのは—— ? 水彩の優しいタッチとリズミカルな擬音が心地よい、毎日のお散歩が楽しくなる1冊。 ベビーカーが苦手なお子様にも!
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だったらこれならどうですか / ヨシタケシンスケ
¥1,430
〈以下、版元ウェブサイトより〉 『ものは言いよう』(白泉社)に続く、ヨシタケシンスケのイラスト&インタビュー集。 前半では、2025年春に東京で開催の「ヨシタケシンスケ展かもしれない たっぷり増量タイプ」のための描きおろし原画や会場写真を収録。 後半のロングインタビューでは、話題のweb空間「かくれてしまえばいいのです」、「アウトプットが自分を救う」など、最近の仕事や日々の思いを語ります。 既刊絵本などをテーマ別に紹介した「本の地図」をはじめ、著作も多数掲載! ■ISBNコード:9784592733218 ■シリーズ名:MOE BOOKS ■定価:1430円(本体1300円+税10%) ■発売日:2025.5.14
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光っていません / イム・ソヌ
¥2,310
〈以下、版元ウェブサイトより〉 事故で2年間植物状態になっている恋人を見舞い続ける“私”の前に、分身を名乗る幽霊が現れる。自分そっくりな幽霊が一向に姿を消さないため、“私”は仕方なく一緒に暮らし始めるが……(「幽霊の心で」)。人間をクラゲにしてしまう、変種のクラゲが大量発生する。社会に動揺が走るなか、音楽活動をやめた“私”は、自らクラゲになりたがる人をサポートする仕事につき……(「光っていません」)。所属している劇団が行き詰まり、仕方なく役割代行サービスをしている駆け出し俳優の“あたし”。誰かに代わって別れを告げたりニセの恋人になったりしているうち、ある男から、「冬眠の準備を手伝ってほしい」という依頼があり……(「冬眠する男」)。 閉塞感に満ちた日常に解放をもたらす、韓国発、8つの奇妙な物語!作家の言葉=イム・ソヌ/解説=倉本さおり 判型:四六判並製 ページ数:238ページ 初版:2024年11月29日 ISBN:978-4-488-01141-3 Cコード:C0097 装画:牧角春那 装幀:藤田知子
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僕の仕事はごみ清掃員。/ 滝沢秀一
¥1,694
〈以下、版元ウェブサイトより〉 生きている限り一生付き合うことになるごみの話。ごみ清掃員という仕事を通して、生活と社会と人を見つめてきた著者による特別授業。ごみは嘘をつきません。さて、君のごみはどんなごみ?! □著者プロフィール 滝沢 秀一 (タキザワシュウイチ) 1976年生まれ。1998年に西堀亮とお笑いコンビ「マシンガンズ」結成。2012年、お笑い芸人の仕事を続けながらゴミ収集会社に就職し、その体験や気づきを発信した Twetter(現X)が話題を呼ぶ。 単行本 46 ● 212ページ ISBN:978-4-309-61772-5 ● Cコード:8395 発売日:2025.07.28
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絶滅寸前の動物 ハッチンパモス 1 / キューライス
¥1,320
〈以下、版元ウェブサイトより〉 白くてころっとしたフォルムの動物ハッチンパモスは、些細なことで死んでしまいがちな絶滅危惧種。 愛すべきどんくささに魅了される人、続出! 素直で愛され上手なハッチンパモスと、Let'sパモニケーション! ■ISBNコード:9784592733225 ■シリーズ名:MOE BOOKS ■定価:1320円(本体1200円+税10%) ■発売日:2025.7.16
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様子を描くことばの辞典 / 飯間浩明
¥1,540
〈以下、版元ウェブサイトより〉 好評の『気持ちを表すことばの辞典』の続刊! 人やものごとの様子を的確に表現することば918語収録! 好評の『気持ちを表すことばの辞典』の続刊です。既刊の「気持ちを表す」に対して、本書は人やものごとの様子を的確に表現することばを918語収録しました。 第一部では「人・動物の様子」「ものごとの様子」など、日常の様子を表現した716のことばを紹介しています。第二部では「人生の場面の様子」「季節・情景の様子」など、折々の様子を表現した202のことばを紹介しています。 ■さまざまなことばを知ることができ、表現が磨かれる 1見開き1テーマで8つのことばを掲載。それぞれに例文がついているので、微妙なニュアンスも理解できます。さまざまな場面設定があり、イメージも膨らみます。また、想像力をかきたてる挿絵も魅力的です。 表現の幅を広げたい方やクリエイターを目指す方たちにとっても、役立つ一冊です。 ■国語辞典編纂者の飯間浩明氏によるコラムも必見 「命あるものの描写と命なきものの描写」「季語でなくても季節感は表せる」など、様子を表現することばついて、著者の飯間浩明氏がさまざまな角度から魅力や不思議に迫ります。 <はじめにより> 手紙や日記、さらには小説など、出来事を記す文章で 大切なことが2 つあります。ひとつは、気持ちをうまく表すこと。 もうひとつは、人やものごとなどの様子を的確に描くことです。 私は先に『気持ちを表すことばの辞典』を刊行し、ご好評をいただきました。 そこで、次は様子を的確に描くために役立つ辞典を作りたいと考えました。 それが本書です。 人やものの様子を描くというと、いろいろ凝った修飾語を 加えることを考えがちです。でも、文章をやたらに飾る必要はありません。 ちょっとした表現の蓄えがあればいいのです。 たとえば、「余る」という表現も、在庫なら「だぶつく」、 予算なら「浮く」と言い換えられる場合があります。 そうした何気ない表現のヒントを提供することを、この辞典はねらっています。 【目次】 第1部 日常の様子716のことば 人と動物の様子 ものごとの様子 第2部 折々の様子202のことば 人生の場面の様子 季節・情景の様子 サイズ・ページ数 四六判・256ページ ISBNコード 9784816376801 価格(税込) 1,540円 発行日 2025.03.12
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気持ちを表すことばの辞典 / 飯間浩明 監修
¥1,540
〈以下、版元ウェブサイトより〉 感情にまつわるさまざまなことばを収録した一冊。本書は二部構成で、第一部は喜怒哀楽などの感情のテーマごとに気持ちを表すことばを紹介。第二部は、行動に表れる気持ちや体の部位で気持ちを表す慣用句などを取り上げました。ことばの意味や使い方のほか、それぞれのテーマに合わせて素敵な挿絵も掲載! サイズ・ページ数 四六判・304ページ ISBNコード 9784816370410 価格(税込)1,540円 発行日 2021.06.14
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よみがえる「学校の怪談」/ 吉田悠軌
¥1,540
〈以下、版元ウェブサイトより〉 恐怖が生まれ増殖する場所は、いつも「学校」だった――。 繰り返しながら進化する「学校の怪談」をめぐる論考集。 90年代にシリーズの刊行が始まり、一躍ベストセラーとなった『学校の怪談』。 コミカライズやアニメ化、映画化を経て、無数の学校の怪談が社会へと広がっていった。 ブームから30年、その血脈は日本のホラーシーンにどのように受け継がれているのか。 学校は、子どもたちは、今どのように語りの場を形成しているのか。 教育学、民俗学、漫画、文芸……あらゆる視点から「学校の怪談」を再照射する一冊。 目次 1章 「学校の怪談」はどこから来て、どこへ向かうのか ―― 一柳廣孝 2章 「学校の怪談」と戦争の影 ―― 吉田悠軌 3章 「学校の怪談」ブームのさきがけ ホラー雑誌と怪談投稿文化 ―― 廣田龍平 4章 令和によみがえる『地獄先生ぬ~べ~』 ―― 真倉 翔 岡野 剛 5章 「大学怪談」の世界 ―― 吉田悠軌 6章 「学校の怪談」を調査する ―― 朝里樹 7章 特別寄稿 “つなぐ”学校の怪談 ―― 吉岡一志 8章 ブックガイド 現代ホラー小説は学校怪談をどう描いてきたか ―― 朝宮運河 2025年7月4日発売 1,540円(税込) 新書判/256ページ ISBN:978-4-08-788121-9
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【サイン本】踊るように寝て、眠るように食べる / ひらいめぐみ
¥1,320
〈以下、ひらいさんウェブストアより〉 2022年10月31日から2023年3月31日までの日記と、その日記に登場した「もの」や「こと」をテーマに書き下ろしたエッセイ6篇を収録。 * 【以下、本文より一部抜粋】 十一月二十日(日) ダンダダンの麻婆豆腐がすっごくおいしくて、おもわず心の中に味をメモした。「麻婆豆腐」って、字だけ見るとなんかこわい。縦方向の線と横方向の線がごちゃごちゃってなってて、めちゃくちゃ荒れてる手相みたいだ。 一月二十九日(日) 花束を抱えて歩いて帰るのがすきだ。わけもなく、じんわりとうれしくなるから。右手には花束を抱え、左手にはスーパーの袋を下げ、住宅街の中を歩く。風もなく、穏やかな夜。ふと空を見上げると、ほぼ真上に月が浮かんでいた。自分がいなくなったら、このなんでもない時間ごと、なくなってしまうんだな、と思うと、ふいにさみしくなる。喜怒哀楽だけじゃない、穏やかで凪の感情を抱いているときのわたしを、誰かが覚えてくれるのだろうか。 二月一日(水) お店を出ると、のぞむくんが「あの人風鈴好きそうな人だね」と言い「風鈴好きそうな人?」と聞き返すと、「風鈴」ではなく「古着」だった。そうだよね、風鈴好きそうな人ってなかなかいないよね、と自分の聞き間違いにげらげらしながら近くの郵便局へ寄ると、なんとほんとうに風鈴が好きそうな人がいた。 三月十二日(日) 電車を乗り継ぎ、つくば駅へ。えもさんとこうめいさんと、夜ごはんを食べに行く。うれしい話、ここだけの話。帰りはお母さんに駅まで迎えに来てもらい、帰宅。お酒を少し飲んだせいか、少しだけお腹が空いてると言うと、「カレーあるよ」との耳寄り情報が入る。実家を出て以来、たまに帰っても「せっかくだから」と晩ごはんはスーパーのお寿司だったり、お正月だからとお雑煮だったりするので、「もう、お母さんが作るカレーを食べられることはないかもしれないな」と少し前に寂しく思っていたばかりだった。普通に食べられた。うれしい。ふかふかの布団で眠る。 ------------------------- 〈収録作品〉 日記(2022年11月1日〜2023年3月31日) 名付け親 果物一軍選手権 旨みは横に増さない 日本に初めて来た日 変わらない 饒舌な生きもの あとがき ------------------------- A6 / 134p 2023年5月21日初版発行 2025年4月20日第四刷発行 著書 ひらい めぐみ 装丁 花原史樹 本文デザイン ナガサワケンタ
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駅と旅
¥858
〈以下、版元ウェブサイトより〉 当たり前のように行き来する駅は、いつも変わらずそこで私たちを迎えてくれます。旅の始まりと終わりを見届け、行く場所であり帰る場所ともなる、駅とは不思議存在です。浜松、西宮、札幌、唐津、明洞、ポルト──六つの都市へ向かう列車で、あるいは辿り着いた先で、どのような景色が待っているでしょうか。あなたを“旅の非日常”へと誘う、文庫オリジナル・アンソロジー。 砂村かいり「きみは湖」 朝倉宏景 「そこに、私はいなかった。」 君嶋彼方 「雪花の下」 松崎有理 「東京駅、残すべし」 額賀澪 「明洞発3時20分、僕は君に撃たれる」 鳥山まこと「辿る街の青い模様」 判型:文庫判 ページ数:324ページ 初版:2025年3月28日 ISBN:978-4-488-80315-5 装画:早川世詩男 装幀:アルビレオ
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トラジェクトリー / グレゴリー・ケズナジャット
¥1,980
〈以下、版元ウェブサイトより〉 アメリカ出身の作家による芥川賞候補作 英会話教師として日本で就職したブランドンは、アポロ11号の月面着陸計画の記録を教材に、熟年の生徒・カワムラとレッスンを続ける。 やがて、2人のあいだに不思議な交流が生まれていく。 日本に逃げたアメリカ人と、かつてアメリカに憧れた日本人。 2人の人生の軌道<トラジェクトリー>がすれ違う時、何かが起きる―― アメリカ出身の作家が端正な日本語で描く、新世代の「越境文学」 ニューオーリンズにフォークナーと小泉八雲の残影を見る珠玉の短編「汽水」併録 ページ数 176ページ 判型・造本・装丁 四六判 上製 上製カバー装 初版奥付日 2025年07月15日 ISBN 978-4-16-392012-2
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ようこそ、ヒュナム洞書店へ / ファン・ボルム
¥2,640
SOLD OUT
〈以下、版元ウェブサイトより〉 訳者:牧野 美加 【2024年本屋大賞翻訳小説部門第1位】 完璧な人生なんてないけれど、「これでいい」と思える今日はある。 ネットで人気を博し韓国で累計25万部(2023年9月26日現在)を突破した、心温まるベストセラー小説! ソウル市内の住宅街にできた「ヒュナム洞書店」。会社を辞めたヨンジュは、追いつめられたかのようにその店を立ち上げた。書店にやってくるのは、就活に失敗したアルバイトのバリスタ・ミンジュン、夫の愚痴をこぼすコーヒー業者のジミ、無気力な高校生ミンチョルとその母ミンチョルオンマ、ネットでブログが炎上した作家のスンウ……。 それぞれに悩みを抱えたふつうの人々が、今日もヒュナム洞書店で出会う。 新米女性書店主と店に集う人々の、本とささやかな毎日を描く。 【著者プロフィール】 ファン・ボルム 小説家、エッセイスト。大学でコンピューター工学を専攻し、LG電子にソフトウェア開発者として勤務した。 転職を繰り返しながらも、「毎日読み、書く人間」としてのアイデンティティーを保っている。 著書に『毎日読みます』、『生まれて初めてのキックボクシング』、『このくらいの距離がちょうどいい』がある(いずれもエッセイ、未邦訳)。 本書が初の長編小説となる。 【訳者プロフィール】 牧野美加(まきの・みか) 1968年、大阪生まれ。釜慶大学言語教育院で韓国語を学んだ後、新聞記事や広報誌の翻訳に携わる。 第1回「日本語で読みたい韓国の本 翻訳コンクール」最優秀賞受賞。 チェ・ウニョン『ショウコの微笑』(共訳、クオン)、チャン・リュジン『仕事の喜びと哀しみ』(クオン)、ジェヨン『書籍修繕という仕事:刻まれた記憶、思い出、物語の守り手として生きる』(原書房)など訳書多数。 2023年9月26日発売 2,640円(税込) 四六判/368ページ ISBN:978-4-08-773524-6
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創作者のための読書術 / エリン・M・プッシュマン
¥2,970
〈以下、版元ウェブサイトより〉 「読む」解像度が上がれば、「書ける」ようになる! 作家は他の作品をどう読んでいるのか?──プロの書き手の読み方を知ることで、小説やエッセイ、漫画からウェブメディア上での執筆まで、書く技術を向上させよう 優れた作家になるための第一歩は、優れた読書家になること。プロの書き手が行っている「分析的読み方」を学ぶことで、自分の作品を書き出す一歩が見つかり、さらに書き手としてのスキルを高めることができる──そんな「書く」ための学びとなる読書術を徹底伝授。ジャンル、ナラティブアーク、キャラクター造形、語りの視点など、執筆術の使われ方をひもときながら、現代の小説やノンフィクション、詩、SNS、ブログなどの豊富な引用例を繰り返し読むことで、創作に役立つ効果的な読み方=精読が自然と身につく一冊。 中田勝猛=訳 発売日:2025年7月26日 本体価格:2,700円+税 判型:A5判・並製 頁数:416頁 ISBN:978-4-8459-2315-1 Cコード:0090 デザイン:戸塚泰雄(nu)
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そのふしぎは、すべて理科ナリ!!/ うえたに夫婦
¥1,892
〈以下、版元ウェブサイトより〉 日常のふしぎがマンガで分かる!小さな原子くん、関西弁のケツエキーズ、ムッシュ音符さんなど愉快なキャラクター達が解説。著者既刊がサイズアップ&オールカラーで再登場!<改題新装> ちょっと勉強が苦手な主人公・ポコ太は夏休みにふしぎな巻き物を見つけ、愉快な理科キャラクターたちと出会うことに……。 「なぜ花火の音は遅れて聞こえるの?」「虹はどうやってできる?」「イオンってなに?」など日々の生活の中でのナゾを口にすると、理科ワールドにワープ! 個性豊かな理科キャラクターたちが、ポコ太の素朴なギモンについて解説してくれます。 ──「理科の入り口」にぴったり! マンガでわかりやすい&ルビつきだから小学生から読めます。 単行本 A5 ● 208ページ ISBN:978-4-309-25484-5 ● Cコード:1043 発売日:2025.07.28
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こだいのなぞとふしぎのずかん / 五十嵐 美和子
¥1,100
〈以下、版元ウェブサイトより〉 大ヒット「コドモエのずかん」シリーズ最新刊。 大昔の人たちは、電気や機械を使わずに、いろいろなものを造り、たくさんの不思議な遺跡をのこしてきました。 ピラミッドやモアイ像、ナスカの地上絵、埴輪に古墳…。 東京国立博物館監修の元、五十嵐美和子さんがあたたかく緻密なタッチで描き出す遺跡の数々は、圧巻の見ごたえ。 子ども&大人の好奇心を刺激する、ロマンあふれる古代文明の旅へ!